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かおりんの養生茶Labo2020その③ 冬の養生茶編
薬剤師の飯沼です。
立冬が過ぎ、冬の気配を感じる季節となりましたね。
さて、【かおりんの養生茶Labo2020その③】、冬の養生茶編です。
今回も昨年の中医営養薬膳学講座で試飲していただいた、
季節の養生茶の特徴と皆様の感想をご紹介したいと思います。
11月の養生茶 艾葉生姜棗茶(がいようしょうがなつめちゃ)
だんだんと気温が下がり冷えが気になる冬にあわせて
「じんわりあたためる冬のお茶」というテーマで作成しました。
下半身を温め、生理痛や寒さの痛みを和らげるヨモギの葉(艾葉)に
新陳代謝を良くし胃腸を温める生姜と、
胃腸を元気にして神経を落ち着かせるなつめ(大棗)を組み合わせた養生茶です。
「体が温まる感じでほっとしました」といった感想をいただいた、
昨年の講座で紹介した養生茶の中でも人気の高かったお茶です。
12月の養生茶 肉桂陳皮茴香茶(にっけいちんぴういきょうちゃ)
「めぐらしてあたためる冬のお茶」というテーマで、
西洋でもシナモン(肉桂)とフェンネル(茴香)というハーブ名で
おなじみの生薬が入ったスパイシーな香りが特徴の養生茶です。
からだを温め、血流をよくする肉桂に、胃腸の調子を整え気の巡りを良くする陳皮、
胃を温めて、冷えによる痛みなどの不調を和らげる小茴香を組み合わせました。
紅茶やミルクを加えチャイ風にアレンジするのもおすすめです。
これからはココアやホットワイン、ほうじ茶やゆず茶などの
温かいドリンクが豊富に店頭に並ぶ時期になりますね。
ぜひお気に入りの飲み物を見つけて、
日常の中でもほっとする時間をつくってください。
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季節や体調に合わせた食事
スタッフの堤です。
8月31日は「野菜の日」です。
私は、胃腸が疲れている、便秘など体調に合わせて
野菜を選ぶ時があります。
一日の食事のバランスを考えて、朝はじゃがいも使ったから
夜は白菜・・なんてこともあります。
中医学では、季節や体質に合わせたものを食べて
「未然に病気を防ぐ」。食事はいわば薬のようなものと考えられていて、
これを「食薬同源」と言います。
好きな野菜ばかりではなく、苦手なものも食べた方がいいのかなぁ。
息子は好きなんだけど、ん~(;´Д`)なんて野菜もあり、
一瞬目にしますが、なかなか買わずにいます。
でも時々買うと、
おいしい♪ なんて喜んでくれるので、また、しばらくしたら
買ってみましょうか。
しばらくしたら・・。
*食材の効能などを知ると、食事もより楽しくなります。
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花言葉は「謙虚な心」と「才能」
薬剤師の飯沼です。
さて、写真の植物は今年度の中医営養学講座の受講生の方に
いただいた素敵な贈り物です。
実はこちらは「貝母百合(バイモユリ)」といい、
鱗茎の部分は「貝母(バイモ)」として
咳がつらい時によく薬膳や漢方の処方に使われる生薬です。
以前講座で紹介したところ、
家で園芸用として育てているものがまさにそうだった!
ということでわざわざ持ってきていただきました。
花言葉も「謙虚な心」と「才能」と素敵な言葉ですね。
そして、いただいた時はまだつぼみだったのですが、
先日無事に花を咲かせました!
私も初めて見たのですが、内側にアミガサ模様となっているのが
別名の「アミガサユリ」の由来とのこと。
目立つ花ではありませんが、素朴で可愛らしい花で、
由来を知ったあと実際に見ると、なんだか得した気分になりますね。
2019年度は1年間、養生茶の講師として講座に参加しましたが、
受講生の皆さんに教えていただくことも沢山ありました。
2020年度もまた、みんなが和気あいあいと知識を共有出来る、
楽しい講座になればと思います。