-
薬学部実習生感想文・10
ウエマツ薬局に実習にきていただいた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。理由:生薬を授業で学び、植物や動物などからできていると知って、
漢方にも興味を持ちました。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
まず初めに、生薬の種類の多さに驚きました。
授業で学んだものは、ほんのひと握りだったのだと感じました。
興味を持ったものについては香りを確かめたり、
口にしてみたりさせて頂いたので、とても印象に残る学びの時間でした。
又、植松先生の相談の場に、ご一緒して、直接患者さんの声を
お聞きすることができたのが今回の実習で、一番自分のためになった時間だったと感じます。
何名かの患者さんの相談の過程をカルテで拝見しましたが、漢方の効力に驚きました。
学べば学ぶほど、奥が深い学問だと思うので、
将来、きちんと勉強して、仕事にも関わる機会があったらいいなと考えます。
2016年6月28日
城西大学薬学部薬学科 八木未来 -
薬学部実習生感想文・9
ウエマツ薬局に実習にきていただいた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。理由:根本的に体を良くするイメージがあったから。
*実際に今回体験して感じたこと。また、
将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
たくさんの生薬にふれて、それぞれの生薬が分類されて、
性味、帰経、効能が異なることを知りました。
また、生薬の組み合わせにより効能が変わることもあります。
複雑で難しいですが、この生薬の種類の多さが、その人に合った漢方薬を、
処方出来ることにつながっていると考えます。
漢方薬では同じ病名でも、異なる薬が出されたり、
異なる病気でも同じ薬が処方されることもあります。
これは中医学の考え方で、病気をその部分で考えるのではなく、
全体としてとらえているからです。
アトピーと妊娠、下痢と妊娠、関係ないように思えますが
全体としてとらえると関係深いことを実際にウエマツ薬局をおとずれた患者さんと、
植松先生に教えていただきました。
そして何よりも患者さんの気持ちを理解して、患者さんとたくさんお話することが、
大切だと感じました。
将来は患者さんの気持ちを理解出来る薬剤師になりたいです。
2日間ありがとうございました。
2016年6月21日
東京薬科大学薬学部衛生薬学科 石川絵梨
-
薬学部実習生感想文・8
ウエマツ薬局に実習にきていただいた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。理由:病名を付けるまでには至らない症状でも
中医学の考えでは治せるからです。
*実際に今回体験して感じたこと。また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
学校で生薬学として学んできたことは、単に
○○科の○○といったほとんどが丸暗記のような授業であったために、
今回とても貴重な体験をすることができました。
たしかに、授業でも先生は実際に生薬に触らせてくれましたが、
中医学の考え等は、教えて頂けなかったので
実践に生かせるようなことは分かりませんでした。
また個人としては、薬膳コーディネーターの勉強をする際に学んだ問診、
舌診を実際に見ることができたので、とてもためになりました。
将来については、まだ細かくは決めていませんが、
西洋医学ばかりでなく、東洋医学の知識も交えて
患者さんにアドバイス等ができる人になりたいと思いました。
2016年6月14日 城西大学薬学部薬科 M.K
-
薬学部実習生感想文・7
ウエマツ薬局に実習にきていただいた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。理由:自分の病気を治すのに漢方が効きそうだったため
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
教科書で学んだ望診、問診、舌診を間近で見る事ができ、
貴重な体験ができました。
読むだけでは実感できなかったため、
見るだけではなく実際に患者さんの舌を見て自分にも、
どの舌が該当するか、勉強になりました。
又、普段はあまり見る事のない漢方薬をどのように方剤を決定し、
どのように分包され、どういった形で服用されているのかの一連の流れを見たり、
作らせていただけたので楽しかったです。
2016年6月7日 城西大学薬学部薬学科 K,A
-
薬学部実習生感想文・6
ウエマツ薬局に実習にきていただいた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。*漢方に今まで興味を持っていましたか?
いいえ。理由:漢方を学ぶ機会が少なく、知識があまりなかったため。
*実際に今回体験して感じたこと。また、
将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
今回の実習で最も印象深かったのが、
植松先生の漢方相談を側で見学させて頂いたことです。
西洋医学では患者さんの主訴や検査値から患者さんの持つ病気を特定し、
その病気に合わせた薬を使用します。
それと比較して、東洋医学では、
患者さんの主訴や様子、生活リズム(食事や排便など)や舌診を通して
患者さんの病態の原因を特定して、身体に必要なものを入れるか、
或いは不要なものを排除することを行うので、
今まで見てきたものとは全く違い、非常に興味深く感じました。
今回見学させて頂いた患者さんの多くは、アトピー性皮膚炎でいらっしゃっていて、
長く治療を受けている方がほとんどでした。
初診の写真と比較すると全ての患者さんが改善傾向にあり、
むしろ、肌がスベスベで、年齢よりもずっと若く見える方もいらっしゃいました。
「漢方薬は効く人にはすごく効くが、その割合は少ない」
といった話を耳にすることがありますが、植松先生のように、
腕のある方にしっかりと診断してもらい、
長期に渡って自分に適した治療法を検索し継続することで、
改善する割合は大幅に増加し、その真の効果が表れるのだと強く実感しました。
私は製薬会社で新薬の臨床開発に関わりたいと思っています。
しかし今までは、西洋医学の知識しか持っておらず、
「ヒトの体内の物質を変化させる」治療法や薬しか把握していませんでした。
今回東洋医学について学ぶ機会を与えて頂いたことで、
自分の中の治療に対する価値観が大きく広がったように思います。
使う患者さんが納得して使用でき、
かつ負担が最小限に済む薬を将来開発できたら良いと感じました。
2016.3.1
明治薬科大学 薬学部薬学科 イニシャルT.O