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「食が大事である」薬学部実習生感想文・100
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。学校で漢方について勉強した際に、さらに詳しく知りたいと思った。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
1人1人の来局者さんに対してしっかりと時間をかけ、親身に相談に乗っている所を拝見し、
こんなにも丁寧に対応していただいたら来局者さんもより安心できるのではないかと感じた。
また、漢方医学には食が大事であるという事を学び、薬膳料理についてもさらに詳しく知りたいと思った。
ここまで漢方に深く関わる機会が今までなかったのでとてもよい経験になったと共に、漢方の仕事にも興味が湧いた。
触れてこなかった漢方にも多く触れることができ、貴重な体験になった。
自分自身でもっと漢方について詳しく学べたら良いと思いました。
2024年11月1日 城西大学薬学部薬学科 H.O
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「生薬の味見、芋けんぴのような匂い」薬学部実習生感想文・99
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。母が薬膳料理を作ってくれた事で興味がわきました。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
漢方薬局での実習を通じて、漢方の基本的な理論や考え方、
中医学の考え方に触れることができたのは非常に貴重な経験です。
漢方では同じ病気、様々な体質によって異なる処方が行われる為、
患者さんの症状、生活習慣について細かく診断する必要があります。
患者さんとのコミュニケーションを通じて、1人1人のケアがどれだけ重要かを実感しました。
実習では生薬の調合や配合にも関わることができました。
また様々な生薬を味見させて頂きました。
天門冬は芋けんぴのような匂いですが、味は渋みが強く苦手でした。
大棗は一般的なナツメなのでドライフルーツとして美味でした。
実習を通して、漢方薬局に興味が出てきましたので、
将来人の体質や症状に合わせた治療法を提案できる薬剤師になりたいと思いました。
2024年10月25日 日本薬科大学薬学部薬学科 S.T
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「医食同源の考え方を今後も意識したい」薬学部実習生感想文・98
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。D.S.などで買える市販の医薬品(イブプロフェンなど)とは成分が全く異なるのに、
様々な疾患、悩みに対応できる漢方医薬品の詳細が気になるから。
大学にて履修した生薬学もとても楽しく学びました。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
〈1日目〉
体は気、血、津液で構成されていること、食べ物には、酸、苦、甘、辛、鹹という五味、
熱・温/平/寒・涼の五性があることなど学びました。
西洋医学とは異なった視点から医学が発達していること、
「口に入れるもの=体にとって何らかの作用があるもの(=薬になる)」
という考え方が新鮮で面白かったです。
対症療法ではなく、未然に病気にかかるのを防ぐ身体を作るという観念が
普段私たちが意識するべきであるが、漠然としていて取り組みにくかったものであり、
中医学の知識を取り入れることによってそれをしやすくしているのが、画期的で良いと思いました。
〈2日目〉
「医食同源」=病気を治療することと、良い食事をすることは健康を保つことにつながる、
同じ源である、という考え方を基本にした診療をたくさん見学させて頂きました。
患者がどんな家族構成で、どんな生活をしていて、今どのような悩みがあるのか、
個人個人の人生を聞きとり、身体の不調をどのように治療していくのか、
本人と相談しながら決定するのが、納得感も生まれるし、前向きに治療できるので良いなと感じました。
医食同源の考え方は健康に生きていくためにとても大切な考え方だと思ったので
今後の自分の生活もそれを意識しようと思います。
貴重な体験をさせて頂きました。本当にありがとうございました。
2024年10月18日 城西大学薬学部薬学科 K.K
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「内面から整えるバランス薬」薬学部実習生感想文・97
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
いいえ。漢方に対してよく知るきっかけがなかった。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
漢方についてもっと詳しく知りたい、理解したいと思うようになりました。
患者さんとの相談にたくさん同席させていただき、見学させていただきました。
漢方はその症状は何が原因なのか、どこから来るものなのが大切で、まずは内面から整えるバランス薬だとおっしゃっていました。
体質は人それぞれなので、患者さん1人1人に合ったものを提案することができるオーダーメイド薬なのも良いなと思いました。
病院でもらっていた薬では治らなかったけど、漢方で治った、改善したというのを聞いてすごいなと感じました。
そしてとても話しやすい雰囲気で患者さんがすごく明るく話していた姿も多かったので、先生が患者さんへ寄り添い、解決に導いた証だと思います。
食事、睡眠、運動の大切さも学び、もっと自分の健康についても見直してみようと思いました。
2日間貴重な体験をありがとうございました。
2024年10月4日 城西大学薬学部薬学科 T.M
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「体の内側から根本的な体質改善」薬学部実習生感想文・96
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。自分でも漢方薬を使用することがあったため。
大学で学んだ生薬学を通して関心があったため。
*実際に今回体験して感じたこと。また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
今回の実習で印象に残ったことは治療を行ううえで体の内側から根本的な体質改善を行うことです。
一般的な病院では病気の症状を改善することが中心ですが、漢方薬局では症状の改善に加え、継続的に食事や生活習慣、日々の体調変化に合わせた漢方薬の使用により体質から改善するという考え方であることが分かりました。
患者さんの問診や舌診の様子を見学させていただきましたが、患者さんの話から気血水のどこが不足又は滞っているのかを考え、漢方薬を選択する流れを拝見しました。
まず、疾患名ではなく、体の不調について考えることで個人に合った薬の選択が行えると分かりました。
さらに、患者さんにとっても体の中に何が不足した状態でこういった症状を引き起こして、何を補うために薬を使用するという納得した理由をもとに薬を処方されることで健康面的にも気を遣っている患者さんが多いように感じました。
実際の患者さんでかなり重症であった方も症状が改善していて、日々の日常生活から気を遣うことや漢方による体質改善の奥深さを学びました。
薬膳、食事指導では中医学の考え方で食事も薬となる考え方があり、体質や体調に合わせてバランスよく食事をすることで体の調子を整えられることを学びました。
調剤ではそれぞれの生薬を調合して1つの漢方薬の作製や煎じ薬の一包化調剤を行い、オーダーメイド医療の良さを実感しました。
2024年7月12日 日本薬科大学薬学部薬学科 M.S