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死者の日をご存じですか?
こんにちは。ウエマツ薬局の長山亜耶です。
朝晩が寒くなってきて、毎朝布団から出るのに気合が必要になってきました(+_+)
先日、ディズニー大好きな娘と『リメンバー・ミー』という映画を観ました。
メキシコに伝わる “死者の日” をテーマにした家族愛の物語です。
お話の内容も好きなのですが、個人的にはとても映像が綺麗なので飽きずに何度も見ています。
調べてみると “死者の日” は、11月のメキシコの代表的なお祭りであり、
世界中でツアーも組まれているそう。
ブログのネタとして、時期的にぴったり!
そんなわけで今回はメキシコの “死者の日” について少しお話してみようと思います(^^♪
そもそも日本では聞きなれないですよね。
“死者の日”……?ナニソレ?と思う方もいらっしゃるのでは?(゜゜)
調べてみると、毎年10月31日から11月2日までの3日間、亡くなった人たちの魂が
戻ってくるという信仰に基づいて行われるメキシコのイベントで、日本のお盆と同じ感覚だそう。
しかし日本とは対照的に、カラフルな装飾でド派手に街を彩るのがメキシコ流。
死者に想いをよせつつも、とにかく明るく祝おうという考え方のようです。
いかにもラテンですよね(笑)
街中のお店では、非常に色とりどりなお供え物が売られており、
オフレンダと呼ばれる祭壇をおいしい食べ物や花飾りで装飾し、
賑やかな音楽を流して故人の魂を歓迎します。
そうすることで亡くなった故人の魂が立ち寄り、死者の日のお祭りに
人間も参加できると信じられているそうです。
メキシコでは、『死があるからこそ生があり、悔いなくハッピーに今を生きる』
という考え方が深く根付いているからこそ、「死」に対して楽観的でいられるのでしょうね!(^^)!
日本人も大いに参考にしたい考え方であり、何かとても深いなぁと思います。
映画にも出てきますが、この時期になるとマリーゴールドの花が沢山見られます。
昔から「死者の世界より、死者を祭壇まで呼んでくれる」という言い伝えがあり、
“死者の日”を象徴する花のため街の至る場所がオレンジに染まり、街中いい香りで包まれます。
日本では仏壇やお墓を飾りお盆を迎えよう!と考える人はそうそういないでしょうから、
さすが地球の裏側、文化が違うなぁ・・・・・・と画像を見ているだけで
海外旅行に行きたい欲が増しました(笑)
話は変わりますが、薬膳ではマリーゴールドは出てきませんが、
ハーブとしてマリーゴールドは使用されています。
歴史は古く、古代エジプトでは若返りの妙薬とされており、止血剤や傷の治療薬に利用したり、
サフランの代用品として料理の着色に用いられたりもしました。
今ではハーブティーとして、広く親しまれているようです。
とくにマリーゴールドにはルテインという成分が多く含まれ、それを摂取することにより、
視力低下や緑内障・加齢黄斑変性症といった目の疾患の予防に役立つと言われています。
好きな映画を調べていたら、メキシコのお祭り事情やマリーゴールドの
マメ知識まで知ることが出来ました。
早くコロナが終息して、気軽に海外に行けるような世の中になりますように・・・・・・!