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孫に贈る終戦記念日の話
今日は76回目の終戦記念日です。
私は戦争の終わる一年前に生まれました。
静岡のおばあちゃんは20歳でした。
おじいちゃんは中国に戦争に行って留守でした。
アメリカ軍が日本に攻めてきて、飛行機で爆弾をバンバン落としてきました。
おばあちゃんは庭に2メートル位の深さの穴を掘って上に板を乗せて
さらに土を載せ飛行機から見つからないようにしました。
入り口と出口もつくりました。
そして爆弾が落ちてきた時に穴に潜り込みました。
さらに入り口にも爆弾が落ちました。
でも出口を作っておいたので、そこから逃げる事が出来、
蒸し焼きにならないで済んだそうです。
おばあちゃんは二十歳の若いお母さんで、今のあなた達位の歳ですね。
あなたたち位の年で、生まれたばかりの赤ちゃんをおぶって、爆弾の中を逃げたのです。
どんなに恐ろしかったことでしょう。でも母は強しです。
怖がってなんかいられないのです。
戦争は怖いものです。
おじいちゃんは戦争に行って病気になって帰ってきて、
その後30代の働き盛りに山奥の病院で入院していました。
10年間寝たきりでした。
おばあちゃんが働いて私たち子供3人を育ててくれました。
こっそりと涙を拭っている姿を、見たことがあります。
今のコロナウイルスも戦争と同じです。
国の無策が国民を苦しめているのです。
よく新聞やテレビのニュースをよく見て自分だったらこうしようと、よく考えて下さいね。
そして絶対にかからないように。
子供は絶対に親より早く死んではいけません。
親にとって子供が死ぬということは、心臓をもぎ取られるようなものですから。