-
お腹のお掃除をしてくれる
こんにゃくは、こんにゃく芋という、里芋の仲間のイモをすりおろして、かためたものです。
このこんにゃく芋は、とても強いアクをもち、
その刺激で芋をかじったネズミが死んでしまうほどだとか。
そんな芋から、こんにゃくを誰が作ったのか、先人の知恵は素晴らしい。
こんにゃくは低カロリーで、食物繊維が多くて整腸作用がある健康食材と
認められてきましたが、更に、肌の保湿成分セラミドがこんにゃく芋に
たくさん入っていることが分かっています。
(写真:たけのことコンニャクのみそ煮
レシピはこちら→たけのことコンニャクのみそ煮 )
精進料理の名門とされている、四条家の記録(1626年)に、
徳川三代将軍家光を二条城に迎え入れた時、こんにゃくが出されたことが記されています。
精進料理に使う時に、豆腐やゴマなどと共に、食感の幅を与える食材として使われ、
また弾力のあるこんにゃくは肉の代わりに重宝したそうです。
我が家では、こんにゃくは煮物に、糸こんにゃくはきんぴらや肉じゃがなどに入れています。
日持ちするので、両方とも、冷蔵庫に常備しています。
子供たちが小さい頃から、食材の効能などを話しながら食事をしていたので、
「こんにゃくはお腹のお掃除をしてくれるんだよね~(*´∨`*)」
とよく言っていたのを思い出します。
こんにゃくの表面に切り込みを入れたり、手でちぎって断面をボコボコにしたりして、
味がしみこみやすくなるようにして使っています。
シンプルに味噌田楽もおいしいですね。
和食のイメージが強いですが、東南アジアや中国でも食べられているそうです。
他国のこんにゃく料理も食べてみたいですね
あなたの家庭ではどのように召し上がっていますか?
スタッフ堤