-
眼病に対する中医学治療の特徴と優位性
2019年9月15日に、中国眼科分野の国医大使である廖品正(りょう・ひんせい)先生、
路雪婧(ろ・せつせい)先生、李翔(り・しょう)先生を招き、東京で
中医五官病専門講座オープン講座が開催されました。
廖品正先生は、次のように説明しました。
*目が経絡(つぼの筋道:図参照)を通じて、
内臓とその他の組織、器官と密接な関係がある。
*目の生理、病気を研究する時や、診察時は、目の病気だけととらえず、
目と臓器経路、気血津液などとの関係を深く分析する必要がある。
路雪婧先生は、「ドライアイの中医薬治療」について、
体内の気、水との関係を上げて説明されました。
また、李翔先生は「緑内障の治療における中医薬の役割」についてお話しされました。
電子製品が日常に欠かせない現代は、目のトラブルが増えつつあります。
中医学は目の病気を全身の病気と捉え、
「目は病気の窓口」と考えています。
整体観念と弁証論治を用いて眼病の方の目だけではなく、心にも光を注いでいます。
整体観念とは、中医学の基本的な考え方で、
人の体はバラバラではなくて、五臓六腑が関係しあっている。
さらに人の体と自然界も関係しあっていると言う考え方です。
弁証とは、症状を聞いたり見たりしてその情報を分析することです。
論治とは、この情報に従って治療方針を立てることです。
眼病だけでなく、皮膚病なども、全身の状態を観察して、改善させていきます。
あなたの体質、現状に合った、漢方で不調をなおし、
健康維持していきませんか。