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シワにならない黒豆
おせち料理の黒豆は
「まめ(たっしゃ)で暮らせるように」という意味があります。
黒豆には
老化防止、腰痛、生理不順、むくみによい効果があります。
煮汁はのどを潤します。
肝腎かなめといいますが、肝と腎に働いて、若さを保つおめでたいものです。
しわしわにならない作り方です。
≪材料≫
黒豆・・・300g キビ砂糖・・80%~88%
塩・・・小さじ1 醤油・・・小さじ1
重曹・・・小さじ半分 水・・・豆の4倍
≪作り方≫
豆は洗わないで乾いたふきんでふいて、調味液につけて一晩おく。
あれば錆びたくぎ、または鉄卵入れる。
圧力鍋のフタをセットして、強火にかける。
おもりがふれたら弱火にして20分加熱し、火を止める。
そのまま自然冷却する。
(圧力鍋の種類によって加圧、加熱時間が異なることがあります。)
圧力釜がなければ8時間くらい指でつぶれるまで煮る。
豆を食べ終わるまで汁につかるようにしておくと、
最後までしわになりません。
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卵巣の超音波検査でネックレスが見える?
卵巣の超音波検査で、
ネックレスが見える場合があるのをご存じでしょうか。
これは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に特徴的なネックレスサインと言われるものです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は両側の卵巣に2〜8ミリの未熟な卵胞が沢山出来、
それより大きく成長しないためなかなか排卵しません。
卵巣は楕円形で通常2〜3センチですが、
多嚢胞性卵巣症候群の卵巣はニワトリの卵程の大きさに腫大し、卵巣をおおう白膜も肥厚します。
原因ははっきりとはわかっていませんが、男性ホルモンやLH(黄体刺激ホルモン)が高くなることが
関係していると考えられています。
症状は生理不順、無月経、無排卵、不妊、肥満、多毛などです。
中医学では主に下記の5つのタイプを考えます。
①冷えタイプ…疲労感、無力感、寒がり、四肢の冷え、
腰痛、夜間の頻尿、性欲低下
③ストレスタイプ…怒りっぽい、ため息、イライラしやすい、憂鬱、
月経前乳房が張ったり痛くなったりする、
緊張しやすい、頭痛、肩こり
④重だるいタイプ…肥満、浮腫み、手足がだるい、頭が重い、
めまい、おりものが多い、
月経血にどろっとした固まりがまざる
月経血が黒ずんでいて塊がある、
月経前や前半に頭痛が出やすい、
手足のしびれ、顔色の黒ずみ、
舌に黒ずみや瘀斑がある
両親から受け継いだ体質が影響している場合もありますし、
症状もその方により様々です。
まずはリラックスして漢方薬で生理周期を整えましょう。
良い周期になると、自然に妊娠する方もいらっしゃいます。
薬剤師.不妊カウンセラー 掛上 敦子
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ツボ:女性特有の症状が原因のもの・三陰交
10月に入り、秋らしくなってきました。
天気が変わりやすく、朝晩、ぐっと冷える日もあります。
そこで、冷えや不眠など、様々な症状におすすめのツボ
「三陰交(さんいんこう)」を紹介いたします。
脚の内側を通る
「厥陰肝経(けついんかんけい」
「太陰脾経(たいいんひけい)」
「少陰腎経(しょういんじんけい)」
という3つの陰系統の経絡が交わる場所にあることから、
「三陰交」と名づけられました。
血行促進やホルモンバランスを調整するため応用範囲が広く、
なかでも生理不順・生理痛や更年期障害による様々な症状など、
女性特有の不調に優れた効果を発揮します。
腰痛、不眠、冷えなどにもよく、
手足の血行を良くしてリラックス感を高める効果があるので、
寝る前のツボ押しを習慣にするとよいでしょう。
*内くるぶし中心から指幅4本分、ひざ方向に上がったところの、
すねの骨の後ろ側のきわ。
*脚をつかむようにして骨のきわに親指を当て、
骨の内側に指を入れこむようにして押す。
左右同様に行う。