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開気丸(かいきがん) ~漢方薬一覧~
効能・効果
○胃腸疾患に伴う次の諸症状:
はき気 (むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、
腹部膨満感、腹痛、胃痛、食欲不振、消化不良、下痢
○腹部膨満感を伴い繰り返し又は交互に現れる下痢及び便秘
特徴
シャクヤクやセンレンシなど12種類の植物性生薬から抽出したエキスに
同種類の生薬末を加え丸剤としたものです。第2類医薬品
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夏の胃腸不調対策1:食の不摂生
「胃」は“冷え”を苦手とする臓器ですが、
夏は「湿邪(しつじゃ)」(自然界の邪気)が体に侵入しやすく、
冷たいものや水分も摂りすぎてしまいがちです。
すると、胃腸に負担がかかって機能が落ち、
水分をスムーズに処理できなくなってしまいます。
その結果、体内に「湿」(余分な水分や汚れ)が溜まってしまうのです。
湿が溜まると胃腸の働きはさらに弱くなり、下痢などの不調が現れるようになってしまいます。
夏の水分補給は大切ですが、飲み過ぎには注意しましょう。
また、暑くてもなるべく温かい食事、飲み物にすることも大切です。
また、暴飲暴食などの食生活を続けていると、
胃腸が疲れて食事をしっかり摂れず、
夏バテを起こしやすくなってしまいます。
また、秋冬になっても疲れを引きずり、
かぜを引きやすくなることもあります。
特に不調を感じていない人も、
胃腸トラブルを起こしやすい夏は油断禁物です。
胃腸に負担をかけない食生活を心がけましょう。
*気になる症状
吐き気、胃の膨満感、胃のムカつき、げっぷ、
下痢、軟便、舌の苔が多い
*食養生
胃腸の働きを整え、湿を取り除く食材を:
サンザシ、麦芽、カルダモン、梅干し、しそ、
陳皮茶(ちんぴちゃ)、はと麦、お焦げ など
あなたに合ったお薬をお出しします。
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参考:漢方の知恵袋
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熱中症対策・2 湿邪をともなう、暑湿
*気になる症状
吐き気・おう吐、食欲不振、軟便、下痢、胃の膨満感、頭が重い、
倦怠感、舌は湿っぽい、舌苔は白または黄色がかった色
*改善策
冷たいものを摂り過ぎたり冷房で身体が冷えたりすると、
水分をコントロールする胃腸の機能が弱くなり、
「湿邪(しつじゃ)」がたまってしまいます。
「気になる症状」にあるような不調を感じたら、湿邪や熱を取り除き、
胃腸を養う食べ物を摂るようにしましょう。
また、冷房の効いた所で長時間過ごすのはなるべく避けましょう。
仕事場など調節ができない所では、ときどき外の空気に触れたり、
羽織るものを用意したりして、なるべく身体を冷やさないようにしましょう。
*食養生
利尿作用や、解毒作用のあるものを。胃のムカつきを抑えるものなどがおすすめ:
緑豆、春雨、もやし、梅干し、しそ、柑橘類
参考:漢方の知恵袋
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熱中症対策・1 熱の影響が強い、暑熱
*気になる症状
~暑さの強い場所に長時間いるとき~
顔がほてる、身体に熱感を感じる、
過剰な汗で口の渇きや喉の痛みを感じる、
熱が身体にこもりムカムカした感じ、なかなか寝付けず不眠になる
*改善策
熱の影響が強くて起こる体調不良を、「暑熱(しょねつ)」といいます。
「暑熱」は心臓への負担となり、悪化すると、心不全などの
重大な病気を引き起こす要因にもなります。
症状が軽いうちに、しっかりと対処しましょう。
庭の手入れや買い物など、炎天下で過ごすときは、
帽子などで強い日差しを和らげましょう。
熱中症でめまいや吐き気を感じたら、冷たい水で顔を洗う、
涼しい場所に移動するなど早めに対処し、
症状がひどい場合は、すぐに病院にいきましょう。
*食養生
熱を取る「苦味」、潤いを与える「甘み」、
汗を収れんする「酸味」のある食べ物をとりましょう。:
すいか、冬瓜、きゅうり、苦瓜、トマト、小豆、レンコン、レモン、緑茶など
参考:漢方の知恵袋