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脳梗塞の予防・2 基本のケア
血管は加齢とともに弾力を失って硬くなり、
食生活の乱れや運動不足、喫煙が重なると
血液もドロドロの状態になってしまいます。
でも、弾力のあるしなやかな血管、血液もサラサラで滞りなく流れる。
こうした血管力の高い状態を保つことが出来れば、脳梗塞も起こりにくくなります。
中医学では、血管力が落ちて血流が悪化した状態を
「瘀血(おけつ)」と考えます。
瘀血は動脈硬化や血栓を招き、脳梗塞を引き起こす原因になるので注意が必要です。
特に不調はなくても、健康診断などで気になる数値があれば、
放置は禁物です。食生活の改善や運動など、
日常の養生で血管力を高め、瘀血を改善しましょう。
*気になる症状
痛みが多い(頭痛・胸痛・胃痛・腹痛・生理痛・関節痛・腰痛など)
めまい、物忘れ、しびれ、足がつりやすい、手足の冷えなど
*食養生
~血管を柔らかく、血をさらさらに~
黒豆・ナス・小豆・らっきょう・さば
海藻類・紅花・よもぎ・
玉ねぎ・いわし など
あなたに合ったお薬をお出しします。
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クレオパトラも、ゴマが好き?
健康食品の代表格、と思うものに「ごま」があります。
いりごま、すりごま、練りごま、などから始まって、
パンに塗る黒ごまクリーム、ごま豆腐、ごまドレッシングなど、
ごまの入った製品もたくさんありますね。
ごま和えなどの和風のイメージがありましたが、ごまのふるさとはアフリカなんです。
古代から食品や薬として利用されてきた、とても古い作物で、
エジプトの少年王ツタンカーメンや王女クレオパトラもごまのお世話になっていたとか。
クレオパトラは、肌を美しくするために、ごま油を塗っていたそうです。
世界最古の文明であるメソポタミアでは、ごまは「国王の清め」の儀式や、
祭礼でお清めにごま油が使われたり、お菓子や灯り用の油、
軟膏などにも使われ、とても貴重な作物だったようです。
1500年前に書かれた「神農本草経(しんのうほんそうきょう)」という漢方薬の本には、
ごまが不老不死の薬と書かれてあります。
当店には紫雲膏(しうんこう)という軟膏があります。
ごま油が入っていて、紫色をしているのですが、
ひび、あかぎれ、しもやけ、火傷、などにお勧めです。
ほんのり、ごま油の香りがします。
ごまの効能は、肌を潤す。腸を潤して、便秘にも良いなどがあります。
また、ごまの中にあるセサミンにはからだの酸化を防止することで、
老化防止につながる。肝機能を高める、悪玉コレステロールを下げ、
動脈硬化を防ぐなどの効果があります。
皆さんは、ごま類はどのように摂っていますか?
我が家では、納豆に青のりと黒すりごまを入れるのが定番です。
ごま油を使って、中華スープやナムルもいいですね。
これから寒くなりますが、健康に良い食品を適度に摂って、
毎日を健やかに過ごしたいですね。
黒ごまごはん:黒ゴマがたっぷり摂れます♪
レシピはこちら→黒ごまごはん
スタッフ堤
参照:農文協・ゴマの絵本
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油少なめ料理、秋刀魚ごはん。
植物油は動脈硬化やかゆみを引き起こすと、
話題になっています。
魚の油に含まれるDHA・EPAを摂りたいので
簡単、美味しい料理を考えていきましょう。
お米に醤油、塩 酒、たっぷりの生姜千切りに、
秋刀魚三枚おろしを載せて普通に炊くだけです。
*材料*
米 2合
秋刀魚 三枚おろし1~2匹分 軽く塩を振る
調味料 しょうゆ大さじ半分 塩小さじ5分の2 酒大さじ1
水は通常の量から調味料の分を引く
生姜:大さじ1位千切り
全部一緒に通常通り炊いて でき上がったら軽く混ぜて、
あれば刻みのりを載せて出来上がり。
紀伊地方では、さんま丸のまま塩を振ってから同様炊き込みます。
出来上がったら背骨をそっと取り除いてから、
豪快にはらわたも皮もすべて混ぜます。
コクがあって美味しいですよ
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今摂っている油脂が、未来の体をむしばむ?!
毎日摂る油脂は10年後、20年後の体に影響を与えます。
植物油には、脂肪酸の一種 不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は、オレイン酸・リノール酸・リノレン酸の3つに分けられます。
各家庭で日常的に利用するサラダオイルは、キャノーラ油(菜種油)と
大豆油など9種類が混合されたものです。
日本独自のもので、サラダに使うため大正時代に開発されました。
さて、ここで皆様にお知らせしたいことは
「サラダオイルには
『リノール酸が多く含まれている』 ということです。」
リノール酸は、体内でγ-リノレン酸に変わり、
さらには体内で炎症を起こさせるアラキドン酸という脂肪酸へと変化します。
アラキドン酸は、炎症を起こす物質を作成します。
結果、アトピー・かゆみ・しみ・しわ・花粉症
・ぜんそく・風邪などの症状を招きます。
更には、「ガン」が増えることも世界中の研究によって突き止められました。
肺ガン・大腸ガン・食道ガン・乳ガン・・・・・。
アラキドン酸が起こした炎症によって発生した大量の活性酸素は、
血液中のLDLコレステロールを酸化させて“ゴミ”にしてしまいます。
細胞の掃除役といわれるマクロファージがその“ゴミ”を 血管壁に取り込んで、
結果としてコブを作ってしまい血管を詰まらせます。
動脈硬化の原因はコレステロールではなく、
アラキドン酸の仕業なのです。