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かおりんの養生茶Labo2020その④ 春の養生茶編
薬剤師の飯沼です。
さて、少しずつ春の気配を感じる季節になりましたね。
今回は【かおりんの養生茶Labo2020その④】、春の養生茶編です。
昨年度に中医営養薬膳学講座で試飲していただいた、
季節の養生茶の特徴と皆様の感想をご紹介したいと思います。
2月の養生茶 紅花決明茶(こうかけつめいちゃ)
寒い中でも、植物の芽吹きなど、陽気が感じられる季節に合わせて
「すっきりめぐらせる春のお茶」というテーマで作成しました。
血流を良くし、生理痛などの痛みを和らげる紅花に、
便通を良くし、目にも良いハブ茶を組み合わせた養生茶です。
ちなみに、ハブ茶とは決明子(けつめいし)の成熟種子を炒ったものです。
香ばしいクセのない味のハブ茶に紅花の少し酸味が効いた味と
香りが加わった赤い色が特徴です。
3月の養生茶 桑葉山査子茶(そうようさんざしちゃ)
「食後すっきり春のお茶」というテーマで、
糖質の吸収を抑えることでも注目されている桑の葉に、
お肉の消化を助け、薬膳スイーツとしてもおなじみの山査子を加えました。
「スッキリして飲みやすい。」と感想をいただいた、
普段使いにもおすすめの養生茶です。
さて、こちらで昨年の7月から季節ごとにご紹介させていただいた養生茶も、ひと段落です。
今後も、それぞれに合わせた使い方で、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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赤ちゃんのアトピーは早く治る?
赤ちゃんのアトピーは、意外と早くよくなることもあります。
2週間前に初めて来られた赤ちゃん。
全身に鳥肌のような小さなぶつぶつがあって、
ひっきりなしに掻いています。
漢方のお茶を飲んで2週間、その鳥肌がほとんどわからなくなり、
掻く度合いも減ってきました。
だれでもすぐこんなに早くよくなるとはいえませんが、
試してみる価値はあります。
なぜならこの漢方のお茶は
一つは腸をきれいにしてかゆみをとる。下痢にもつかいます。
二つ目は肌をうるおし、イライラをとり、咳にも効く甘いお茶です。
三つ目は腸内細菌を元気にして、便秘、下痢にも良く、
免疫細胞を活発にします。
全て粉末ですから、お湯に溶かしてでもいいし、ジャムと混ぜてものめます。
どちらにしても飲んでいると風邪を引かなくなり、
便通がよくなり、肌が潤って健康になります。
学校に上がるまで飲んでいくと、アトピーの再発も防げるでしょう。