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便秘解消法・睡眠
早寝早起きは便秘に効果があるんですよ。
漢方の体内時計、子午流注(しごるちゅう)によると(HP参照:子午流注 -中医の時間医学-)
子の刻夜11時に寝ていると、胆が働き、肝が働くので一日の疲れを取り解毒し、
寅の刻朝の3時には肺が働いて新鮮な空気を体内に取り入れ、卯の刻5時には大腸が動き始め、
6時には排便でき、腸が空っぽになって辰の刻7時に胃が働いておいしく朝食がいただける、
というシステムになっているのです。
ここに注目!!
朝食前に腸が自然に動いて排便するのが自然なのです。
よく朝ご飯を食べると腸が働く、というのは自然ではないのです。
夜11時に寝ている人は朝食事をしないうちに腸が動くことを、実感しているかもしれません。
便秘に悩んでいるかたは、ぜひ11時には寝てみてください。
続けると体調がよくなり便通もよくなるはずです。2000年間の人類実践済みですから。
ただ現代の人は仕事などで夕食や帰宅が遅いことが多いです。
夕食から寝るまで4時間はあけた方がいいといわれるので、寝る時間を遅らせている人もいます。
漢方では「食べるより寝ること」と言います。
遅い夕食の人は食べなくてもいい、とはいいませんが主食をやめて
軽いサラダとかスープだけの方が安眠できます。試してみてください。
文責 薬剤師 国際中医師 植松光子
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子午流注で健康的な生活
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤和恵です。
入局して3カ月、あっという間に紫陽花が咲く季節になりました。
日々、調剤や光子先生の隣でご相談に同席し、色々なことを学んでいます。
この3カ月で、新河岸駅から薬局まで歩いていることもあり、
1日の歩数が五千歩以下から一万歩以上になりました。
また、漢方の体内時計「子午流注(しごるちゅう)」を知り、就寝時間が
24時過ぎから23時前にと健康的な生活に変わりました。
今回は、早く寝るきっかけとなった「子午流注」の中で睡眠に関係が深い、
子時(23時~1時)と丑時(午前1時~3時)をご紹介したいと思います。
「子午流注」とは、中国最古の医学書「黄帝内経」に記載されている
1日24時間の臓腑気血の運行リズムを表したものです。
「子午」は「時刻」の意味で、1日24時間を12等分し、十二支に対応させ、
「流注」は人体の十二臓腑の気血運行の流れを意味し、
2時間毎に活発に働く臓器が当てはめられています。
「子午流注」は、中医の時間医学として注目され、現代人の睡眠養生法、
病気の発症時間、薬を飲む時間、身体の変化などについて研究、活用されているようです。
最初に、子時(23時~1時)は、胆の時間です。
胆は消化に直接関わる胆汁を生成、貯蔵、排泄していて、
子の刻は胆汁の新陳代謝が最もさかんになる時間帯です。
この時間に就寝しないと、胆汁の代謝がきちんと行われず、
口が苦く、のどが渇き、顔色が悪く、目袋(目の下のたるみ)が黒くなると言われています。
次に、丑時(午前1時~3時)は、肝の時間です。
肝はこの時間帯で蔵血、造血、解毒に専念し、生命エネルギーで血を温め、
新鮮な血が生産されます。
この時間に起きて活動していると、血は肝に帰ることができず、
ずっと諸経をめぐることになり、新鮮な血が生み出されず、
全身の筋が硬くなり、身体がだるく感じます。
また、身体が酸化し、シミなどが現れやすくなります。
この時間帯に熟睡できないと、思考力の低下や、怒りやすくなる、
憂鬱になるなどの症状がでてくると言われています。
「子午流注」については、ウエマツ薬局ブログ(子午流注)でご紹介しています。
子時(23時~1時)と丑時(午前1時~3時)以外についても記載していますので、
気になる時間帯、臓器があれば、子午流注を意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?