-
中医学の理論と和食の調味料
薬剤師の飯沼です。
この写真、何のお花かご存知ですか?
実はチャノキといって、緑茶や紅茶、烏龍茶などの
原料となる植物の花です。
新茶の季節は5月ですが、実はちょうど今頃花を咲かせる、ツバキ科の植物で、
お茶の産地で育った私にとっては、なじみのある花です。
さて、今月も先月と同様に中医学講座があり、営養薬膳学講座に参加させていただきました。
薬膳というと、少し変わった食材や生薬を生かした料理のイメージが強かったのですが、
日々の生活に生かせる食養生の知恵も沢山あるということに気づきました。
とても面白いと思ったのは、
五味という5種類の味(酸、苦、甘、辛、甘、鹹(カン))のバランスについて、
中医学の五行学説という理論で考えるのですが、
実は日本の和食の調味料などの使い方もその理論で
十分成り立っているということ。
日本食の料理人は、このバランスが、とても上手だそうです。
和食という言葉の通り、調和を大切にする料理なのだなと、改めて感じました
来週はついに、当店の漢方講演会
(たくさんのお申込みありがとうございます。まだ若干名参加申し込み受付中です!)、
今週末の川越は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された、
川越祭りもあり、賑やかになりそうです。
漢方講演会詳しくはこちら↓