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中医学は面白い。勉強してみませんか?
季節の生活養生や食養生は、中医学の養生法の本に書いてあることが、
今に伝わっているものが多くあります。
夏は早く寝て、早く起きる。冬は早く寝て、遅く起きる。
冷えが生理痛の原因だとか、
ストレスがたまると胸が張ってきて、しこりが出来、
乳がんの遠因になるとか、
なんと、2000年前の中国の養生書に載っています。
病気も季節と関係があるので、
季節と症状に合わせて漢方薬を選びます。
漢方と中医学は少し違います。
漢方は2000年前、寒い時代にできた傷寒論という本に載っている処方が中心です。
寒い時代ですので、風邪を治す処方が主ですが、中医学はその後さらに発展し、地球温暖化や
ストレス社会のアレルギーや、温熱病を治す現代病の処方がメインになっています。
その中医学を、きちんと系統的に学びたいと、
私は東京本郷にある、北京中医薬大学日本校に入学しました。
そして、人生が変わりました。
本場中国の、北京中医薬大学の元教授たちの授業を3年間受けて、中医学が良く理解できました。
中医学は、宇宙と人間の関係を見ながら、病気の予防と体質改善をする素晴らしい医学です。
一緒に勉強した仲間たちは老若男女色々ですが、どの人も
「人生でこんなに勉強が面白いと思ったことはない。」と目を輝かせておっしゃっています。
中医学コースは1年から3年コースがあり、毎月2回土日曜日です。薬膳コースは1年間です。
詳しくはこちら → 北京中医薬大学日本校
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中医学を学んで日々の生活を豊かに!
こんにちは。ウエマツ薬局の根岸です。
先日家の整理をしていたら、とても懐かしいものが出てきました(^-^)/
中国に約3週間滞在した時の授業ノートでした。
初めて学んだ「中医学」の授業があまりに興味深くて面白くて、
「大学にも中医学の授業があればいいのに」
と何度も思ったものです。
(当時、私の大学では生薬の授業はあっても中医学の授業はなかったのです。)
久しぶりにそのノートを広げたら、ワクワク しながら中医学の
授業を受けていた当時の気持ちを鮮明に思い出しました。
現在ウエマツ薬局でも月1回中医学講座があります。
講義を聞いている時の私は、きっとあの頃と変わらず目がキラキラ輝いていると思います(笑)。
まだまだ未熟者ではありますが、
「中医学を知っていると日々の生活が豊かになる」
(ちょっと大げさですがf^-^; )
ということは皆さんに自信を持って言えます!
中医学に興味がある方、よかったら
ウエマツ薬局中医学講座の開催報告文をご覧になってみてくださいね。
中医学講座開催報告文は→こちら
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漢方の人間国宝にお会いして。
ウエマツ薬局 国際中医師の植松光子です。
先週、中国北京で 漢方の人間国宝、
95歳の現役の漢方医、路志正先生にお会いしてきました。
70代に見えるくらいお元気で、いまでも毎日古典の勉強をしていらっしゃるそうです。
驚いたことに名刺をお渡ししたところ
「植松」という苗字を見て
「北京中医薬大学日本校の理事長の植松と関係があるのか」
と言う意味の質問をされました。
夫もお会いしたことがないのに、
見ず知らずの外国人の家族の名前まで憶えていてくださってびっくりしました。
そして紙に
「植松理事長は日本の漢方の発展に素晴らしい努力をしている」
という意味の中国語を書いてくださり、私たち夫婦の何よりの励ましとお土産になりました。
私も路先生くらいの年になるまで働けそうな希望が湧いてきました。
目標を持つと長生きできそうです。
皆さんの目標はなんですか?
(写真:路志正先生と)
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ある若い女性薬剤師の物語・12
これは彗星のように輝やきながら飛び去った彼女の人生の軌跡をたどる物語です。
その12、患者さんからの応援
いつも元気だった人の死は多くの方に衝撃を与えました。
ある中国の漢方専門医は
「日本の中医学の損失です」とおっしゃいました。
葬儀には2日間で400人近い方が全国から見えました。
またお店のお客様も100人以上の方がお花を持ってお悔みに来てくださいました。
何も言わずにただ泣きながらお花を持ってきてくださるお客さまに、一番心が慰められました。
そして「孫が大きくなるまで頑張ります。あと20年」
「えっ!おいくつになります?」
「美容家の山野愛子さんは92歳まで現役で頑張ったそうですよ」
「お互いに頑張りましょうね」などと励ましあっています。
* *次回は「その13、出会い」です。* *