アトピー 埼玉県川越市の漢方薬局 | 漢方でアトピー改善!「ウエマツ薬局」

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アトピー・不妊治療のウエマツ薬局
  • ごあいさつ

    2014年1月1日 ,

    アトピー、不妊症を得意とする、

    埼玉県川越市のウエマツ薬局は

    1981年、植松光子が37歳の時自宅の庭に
    小さな薬局を立ち上げたのが始まりです。

    その小さな2坪の調剤室に立った時
    「ここから世界へ自分の“思い”を発信しよう」
    と思いました。

    娘の一人がひどいアトピーになり、
    漢方でよくなったので、

    漢方や中医学を真剣に勉強を始め、ちょうど日本に来ていた
    北京中医薬大学の皮膚科の名医 秦 漢琨先生が
    紹介されて店に指導に来てくださいました。

    先生は松居一代さんの息子さんのアトピーを治したことで有名です。
    秦先生に直接2年間師事し、その後もたびたび
    中国の皮膚科や不妊症の名医のところで

    研修し、中医学の奥深い魅力を多くの困っている人たちにお教えしたいと、

    「アトピーは中医学と薬膳で治す」<二見書房>
    「アトピーを治して妊娠する本」<農文協>

    を出版しました。

    その後、店にお客様が入りきらなくなり、
    近くに
    「漢方薬膳サロン ウエマツ薬局」

    を2008年1月、長女植松未来(みき)と立ち上げました。

    植松未来が
    「ほっとくつろげる癒しのある薬局を作りたい」
    と希望し、頑張って3階建てのビルを作りました。

    ゆったりした相談室、
    薬が出来るまでは薬膳茶などを無料で差し上げ、

    写真:2階

    3階のカルチャールームでは、
    ヨガや太極拳、気功などで楽しんでいただいております。

    ここで長年作ってきた薬膳のスイーツの本をこのたび出版しました。
    「どうせ食べるなら薬膳スイーツ」<本の泉社>

    お客さまが店に一歩はいるとほっとされるよう、
    笑顔でお出迎えをスタッフ一同心がけています。

    静かな音楽、庭先に咲いている花をかざり、
    おもてなしの心で、少しでも来店された方が元気になって、
    帰られることが私たちの喜びです。

    薬剤師 国際中医師 植松 光子

     

  • カビとアトピー

    2013年7月29日 , ,

    ~中医学では300年前にすでに注目~

    『人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを引き起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、

    カビの一種の「マラセチアグロボナーゼ」が作り出すたんぱく質が炎症にかかわっていたことが分かった。

    このカビは健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたタンパク質はごく微量でもアレルギー反応を引き起こす』

    と広島大学大学院の研究グループ(秀道広教授)による成果が発表されました。

    6月6日付 朝日新聞_____

     

    汗をかくとカビが繁殖します。

    確かに毎日多くのアトピーの人たちの相談を受けていますと、汗をかく梅雨時から夏悪化する人が多く見られます。

    また場所もひじの内側やひざの裏、顎、わきの下などに多く発症します。

    中には学生や事務職の会社員で座る時間が長い人でお尻が真っ赤にかゆくなったり、と汗をかく場所に多くアトピーが発症しています。

    面白いことに中医学ではアトピーのことを中国語で「四弯風(しわんふう)」と言います。

    これは「四つの弯曲したところのかゆみ」という意味です。

    すなわち両肘の内側と両膝の内側の4か所です。

    この「四弯風」は1665年に書かれた中医学の医学書「外科大成」にその名前が載っています。

    すでにアトピーの特徴が認識されていたというのは驚きです。

     

    そしてアトピーのかゆみ、赤みなどの症状を軽くする生薬にカビなどの殺虫効果のある生薬が用いられています。

    苦参(くじん)は名前の通りとても苦く、飲んだり、外用に用います。

    生薬を煎じてその汁をかゆいところにかけます。

    抗真菌作用と抗トリコモナス作用が認められていますので女性の陰部のかゆみにもとても効果があります。

    外用に使う場合は副作用がありません。内服の場合は苦いので胃腸に気を付けます。

    白鮮皮(はくせんぴ)も抗真菌作用があり白癬菌を抑制します。

     

    これらの生薬は「カビが原因」とニュースで発表されるずっと前から、中医学ではアトピーのかゆみによいと用いられてきました。

    そしてこれらの配合された漢方入浴剤もあります。汗によるかゆみや水虫にも、よく家じゅうで入れます。

     

    男子の大学生でアトピーがあり、特にお尻がかゆい、と来店されました。

    真っ赤になって汁もでていて、電車の中や、授業中椅子に座っていてもかゆくてじっとしていられないとのことでした。

    カビとあせのかゆみに効く漢方薬を飲んでいただきました。

    家でも試験勉強で座っていることが多いので、蒸れて治りにくいので、

    なるべく家では風通しのよいショートパンツですごしてもらうよう話しました。

    辛いものやお酒は体を熱くしますのでキムチやビールなど避けてもらいました。

    漢方薬の内服と漢方の入浴剤、漢方のかゆみ止めのスプレーを使い、

    時間がかかりましたがすっかりよくなり、喜ばれました。

    文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

  • 女性の抜け毛、薄毛、円形脱毛症の対策・2

    円形脱毛症

    アメリカの「円形脱毛症患者の会」のパンフレットにはこう書いてあります。

    「円形脱毛症は命にかかわる病気ではないが人生が変わってしまう病気である」と。

    円形脱毛症が生じる原因について最近の研究で確定的になったのは、

    自分の体の成分を「異物」と認識して攻撃して破壊してしまう「自己免疫疾患」です。

     

    アトピー性皮膚炎の患者さんが円形脱毛症を発症しやすいことも以前から知られていました。

    国立小児病院を受診した円形脱毛症の子供のうち56%がアトピー性皮膚炎にかかっていた、というレポートがあります。

    円形脱毛症

    *ステロイド治療

    円形脱毛症がアトピーとおなじ自己免疫疾患なので初期や急性期はステロイドの軟膏や内服も効果があります。

    ただし、これもアトピーと同じでステロイドをやめればまた脱毛が始まることもあります。

    したがって次に述べるように体質をよくすることが再発予防になります。

     

    *「気血」の巡りがよくなればストレス性の円形脱毛の90%は改善する

    中医学では「髪は血の余り」と考えられています。

    全身に栄養を送る血液が十分余ってめぐっていれば、髪の毛は元気です。

    しかしお産や、栄養状態が悪かったり、過度のダイエットやストレスで「血」が余らなくなると

    つやがなくなり、薄毛、脱毛の原因となる、と考えます。

     

    特に円形脱毛は自己免疫疾患ですので、自律神経のバランスが崩れたときに発症しやすいのです。

    交感神経が緊張して活性酸素を出して体の弱いところ、皮膚や毛髪を攻撃することから起きます。

    では自律神経がバランスを崩すときはどんな時でしょう?

    それはストレスがかかった時になりやすいのです。

     

    円形脱毛の患者さんのそれまでの生活状態を聞きますと残業が続いたり、

    転居、寝不足、家族の病気、試験勉強など精神的、肉体的なストレスがかかっていて、

    あるとき、ふと発症するのです。

    そのため脱毛症を予防するのには日ごろから規則正しい生活をすることです。

     

    早く寝ること。昼は交感神経が緊張して活性酸素を多く出しています。

    寝るとリラックス神経の副交感神経が働き「気血」の巡りをよくし、髪に栄養を与えます。

    午後10時から11時には寝たいものです。

     

    また、お酒の飲みすぎ、辛いもの、添加物の多いもの、たばこはやめましょう。

    ニコチンは血管を収縮し髪に栄養が行かなくなります。

    野菜、豆腐、納豆などを中心にした和食を朝からしっかりとりましょう。

    円形脱毛には体質別の漢方薬や健康食品があります。

    また鍼灸や漢方生薬の入った育毛剤、マッサージなどの併用で90%の方が改善されています。

    ただし病気が原因の場合はその疾患を治療することが大事です・

    注意:急激な脱毛、大量の脱毛の場合はすぐに専門医にかかりましょう。

    ***次回は、「薄毛、抜け毛の中医学養生法」です。***

  • アトピーで眠れない方に・・・

    アトピーの方で眠れない、と訴える人は少なくありません。

    眠れない方は大きく分けて二つあります。

    1:痒みで眠れない人。

    2:アトピーになる前から眠れない人。

     

    1:痒みで眠れない人はアトピーが良くなっていけば自然に眠れるようになります。

    かゆみを取るのには皮膚が真っ赤な血熱タイプには血の熱を取る赤芍、牡丹皮など。

    じくじく汁が出る湿熱タイプには竜胆、馬歯莧(ばしけん)、ヨクイニンなど。

    赤みが急に出て、自然に消える風熱タイプには金銀花、連翹など。

    乾燥して痒く、血熱風燥タイプは潤して熱を取る玄参、知母、石膏など。

    これらの生薬を含む方剤を飲んでいると次第にアトピーも、かゆみも収まってきます。

    この時蓮子心(れんししん)をいっしょに飲むと気持ちを穏やかにして寝つきをよくする手助けになります。

    蓮根でおなじみの蓮ですが、根だけでなく実も漢方薬や食用として用いられます。

    蓮の実の中心にある緑色の胚芽を蓮子心といいます。すっきりした苦味です。

    <本草綱目>には「少しの苦味は心を清らかに保つ」と書かれています。

     

    蓮子心にはアルカロイド、ルチン、フラボノイド等が含まれ、降圧作用があります。

    中医学的には精神安定作用、いらいらして眠れない、夢が多い、口内炎、吹き出物、

    口臭、便秘などに有効です。

    痒くて眠れない、いらいらして眠れない、というのは心火(しんか)といい、

    心の火が燃えているのです。

    「治らない、治らない」といらいらしていると治りは遅くなります。

    蓮子心は気持ちを穏やかにして寝つきをよくします。

    心の持ち方は大事です。

    前向きの気持ちが治りを早くしてくれます。

    あまり良くなっていない、とこちらが思っても、本人が

    「とても良くなった」とおっしゃる方は治りやすいのです。

    ところが「良くなってきましたね」といいますと

    「でも、こっちはまだ治りません」とすぐ打ち消す人がいます。

    よくなってきたことを認めず、悪いところばかり探す人は治りにくいのです。

    良くなってきた、と思うとリラックス神経である副交感神経が働き、血流がよくなり、

    治す力が強くなります。

    同時に感謝する心が大事です。感謝の気持ちを持つと心が清らかになり、辛さは軽くなります。

     

    いつも自分が感謝の気持ちを持っているか、あるいは治らないことを他人のせいにしていないか、振り返って見てください。

    実際店頭でも前向きの方は治りが早くびっくりすることが多々あります。

     

    2:アトピーになる前から眠れない人は神経の敏感な人が多く、

    このような人は肝鬱気滞と言っていらいらしやすく、胸やおなかが張る、生理不順などもあります。

    蓮子心の粉末をお茶に混ぜて寝る前に飲むと独特の風味がおいしく、

    あるいは漢方薬と一緒に飲んでもいいでしょう。

    気が弱くうつっぽい人、冷える人には元気にして寝つきをよくする漢方薬がいいでしょう。

    眠れない時は自律訓練法をお勧めします。(イラスト参照)

    大体すぐ眠れます。

    1:布団の中で両手の手のひらを上向きにして足は肩幅に開き、全身の力を抜きます。目をつぶって

    2:右手に意識を集中して「右手がだんだん温かくなる、温かくなる、温かくなる、」と頭の中で唱えます。

    3:左手に意識を集中して「左手がだんだん温かくなる、温かくなる、温かくなる、」と頭の中で唱えます。

    4:両手に意識を集中して「両手がだんだん温かくなる、温かくなる、温かくなる、」と頭の中で唱えます。

    5:右手に意識を集中して「右手がだんだん重くなる、重くなる、重くなる、」と頭の中で唱えます。

    6: 左手に意識を集中して「左手がだんだん重くなる、重くなる、重くなる、」と頭の中で唱えます。

    7:両手に意識を集中して「両手がだんだん重くなる、重くなる、重くなる、」と頭の中で唱えます。

    8:眠れなかったら以上を繰り返します。

    2~3回繰り返すうちに大抵は眠れます。

    痒くてねむれなかったら、お気に入りのかゆみ止めを塗りましょう。

     

    精神安定のある食べ物

    蓮の実、なつめ、玄米、青梗菜、ユリ根、りゅうがん、あさり、あんきも、

    いわし、かき、しじみ、ジャスミン茶、緑茶

    実を甘く煮た蓮の実の甘納豆はさっぱりしておいしいものです。

    りゅうがんは龍眼と書き、ライチに似た果物です。

    百合根の粉末が販売されています。どちらも甘くておいしく、心も肌も潤します。

     

    ナツメを使ったこころのほっとする薬膳

    中国では「開口笑(かいこうしょう)」というお菓子です。笑った口のように見えます。

    「笑う門には福来たる」笑うことは病気を早く治します。

    とても簡単でおいしい薬膳スイーツです。是非作って見て下さい。

    【材料】(4人分)

    • 蜜なつめ(甘く煮たなつめ)   20個
    • 白玉粉             40g
    • 松の実             20個

    【作り方】

    1.   松の実はフライパンできつね色になるまで炒める。

    2.   白玉粉に水を入れ耳たぶほどの硬さに練り、20等分にする。

    3.   2の白玉粉で1の松の実を包む。

    4.   筒状の蜜なつめの一片を縦に切って開き、2を包む。

    5.   包んだ蜜なつめを10分ほど蒸す。

    * 出来たてでも、冷やして食べても美味しいです *

     

  • 本当のアトピー

    2008年5月20日 ,

    自分で勝手にアトピー性皮膚炎だと思っていませんか?

    お医者さんも「アトピー性皮膚炎」という診断を簡単に言わないよう気をつけているそうです。

    「アトピー性皮膚炎」といわれて難しい病気だと悲観するからです。

    そのために「アトピー性皮膚炎」とはどのように定義されているか以下に書いて見ました。

    参考にしてください。

    当てはまってもがっかりしないで「よし、がんばるぞ!きっと治してみせる」という気構えが大事です。

    体質、症状に合った漢方薬を根気よく飲めばきれいになりますよ。

     

    アトピー性皮膚炎の定義

    アトピー性皮膚炎は悪化したり、落ち着いたりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする

    疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。

     

    *アトピー素因とは

    (1)家族歴、既往歴に気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、

       アトピー性皮膚炎のどれか、あるいは複数の疾患がある。

    (2)IgE(免疫グロブリン)抗体を産生しやすい素因

    以上参考:日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」

     

    *アトピー性皮膚炎の診断の基準

    (1)かゆみがあること

    (2)赤味、ぶつぶつ、かさかさ、じくじく、ごわごわなどの症状がある。

    (3)左右対称にある。たとえば両肘内側、両肩、額の両脇、両足膝内側、両足首など。

    (4)症状に波がある、よくなったり悪くなったりを繰り返す。

    (5)年齢による特徴がある。

    幼児:頭や首、あご、ほおに出やすい

    小児:関節に出やすい

    思春期、成人:上半身に出やすい

     

    あせもや、蕁麻疹などは当てはまらないことが分かります。

    また左右対称ということは体の中から来ていることがよくわかります。

    ですから軟膏治療や温泉、スキンケアーだけでは根本治療にはならないこともよくわかりますね。

     

    アトピー性皮膚炎の肌の細胞は壊れた石垣のようです。

    隙間から水分が蒸発して乾燥し、外から紫外線や、ほこり、花粉、汗などの刺激が

    もろに肌の内側に入っていくのでかゆくなります。

    きちんと積まれた頑丈な石垣にするには中から作り直す必要があります。

    漢方薬でよくなるのは皮膚の中から丈夫になるからです。

    さあ、すぐにあなたの症状にあった漢方薬を飲んで明るい毎日にしましょう!

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