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赤ちゃんのアトピー肌予防
今日本では、赤ちゃんのアトピーは非常に増えています。
とくに親、兄弟に花粉症やアトピーのいる家族ではその確率は高いです。
そう言った遺伝、体質的な要素とは別に赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く乾燥しやすいのです。
外部の刺激に弱く、かゆみや炎症をおこしやすく掻きむしったりして皮膚が傷つくとバリア機能が低下します。
そしてダニ・花粉・ほこり・カビ・食べ物といったアレルゲンが侵入することで、
アトピー性皮膚炎が発症すると考えらえるようになりました。
以前アメリカで乳児のピーナッツアレルギーが話題になりました。
ピーナッツをまだ食べられない赤ちゃんが、どうしてピーナッツアレルギーになるのだろう?
その疑問は直に解明されました。
アメリカ人はピーナッツを食べながら床に皮を落とすのです。
床をハイハイする赤ちゃんが、その皮のカスに皮膚が触れ、
汗に溶けたピーナッツの蛋白質が体内に入り、アレルギー反応を起こした、というのです。
ここでわかることは
赤ちゃんの肌は薄いので容易に皮膚からアレルギー物質が入りやすい、ということです。
では予防にはどうしたらよいでしょうか?
一つは食事に気を付けて丈夫な皮膚を作ることです。
もう一つは外からの保湿と良好な漢方の入浴剤をお勧めします。
保湿剤と言ってもいわゆる西洋医学の保湿剤は単に保湿だけの効果ですが、
漢方生薬入りの保湿剤は赤みやかゆみによい生薬エキスが一杯入っています。
中国ではアトピーのひどい患者さんは入院して漢方薬の煎じ薬を飲み、漢方薬入りの風呂に入り、
漢方薬入りの濡れたシップをしてそのあと漢方薬入りの軟膏をたっぷり塗ります。
外からと中からですので非常に効果が早く、1週間で退院されるかたもいるようです。
●ウエマツ薬局オリジナル化粧品 花しずく潤(ルン)化粧品シリーズは
そうしたかたのニーズに合わせてウエマツ薬局の薬剤師 植松未来が作ったもので、
すでに発売10年、人気のシリーズです。
とくに赤ちゃんの弱い肌には花しずく潤(ルン)の乳液が最適です。さらっとしてべとつきません。
今の季節お肌の弱い方、アトピー性皮膚炎の方、このハンドローションを塗った後はすぐ料理ができますから便利です。
花しずく潤ミルキーローションには赤みをとるオウゴン、オウバクと
あせも、湿疹、かゆみに良く用いる桃の葉、紫蘇、ドクダミが配合されています。
赤みの気になるかたやどんな肌の赤ちゃんやお子さん、大人まで幅広く使えます。
ウエマツ薬局ホームページから、メールで購入できます。⇒オリジナル化粧品
花しずく潤ミルキーローション(82ml):2,200円(内税)
花しずく潤エッセンス(82ml):2,200円(内税)
花しずく潤クリーム(30g):2,200円(内税)
●漢方生薬入り入浴剤
中国では漢方薬の煎じた汁をお風呂に入れます。
手軽にするために開発されたものが瑞花露(すいかろ)シリーズです。
瑞々しい花の露のような、という意味です。想像してください。素敵でしょ。
瑞花露入浴剤は、お湯に入れると白く濁り、肌に優しくとくに匂いはありません。
成分は苦参(クジン、かゆみ)インチン(カワラヨモギ、かゆみ)丁子(チョウジ。沈丁花の蕾 殺菌)
山椒(サンショウ、殺菌)テイートリー黄柏(キハダ 赤みをとる)などが配合され、
入るととても気持ちがよく、しかも刺激がなく人気があります。
ウエマツ薬局店頭にて販売しております。金額2420円(税込み)
※「瑞花露ボディケア入浴液」は、インターネット等による通信販売はしておりませんのでご了承ください。
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師
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赤ちゃんがアトピーにならない予防食
我が家の長女に4月女の子が生まれました。
3535gのとても元気な赤ちゃんで、肌が母親に似ず真っ白でつやつやでした。
25時間陣痛があり、大変でしたが、お産の翌日、けろっとして起き上がってテレビを見ていたので、
婦長さんがびっくりしたそうです。
元気の秘密を聞かれましたが本人曰く、
「体力を付ける物と、血を増やす漢方薬を飲んでいたせいかしら。」
実家に来てからは、食事はアトピーにならないよう牛乳、卵、肉のない食事を、といわれ家中協力して、
毎日メニューを考えるのに大変でした。
胚芽米や玄米のごはん、野菜、海草、きのこ、豆腐、豆類、魚で、家中皆たくさん食べても胃が軽く、
バナナ3本分出る山吹色の快便になり、すっかり健康になってしまいました。
ちなみに肉を食べると便が黒く臭くなります。あなたはどうですか?
婿さんから「肉や卵がなくてもこんなにおいしく食べられるんですね」と言われ、
すっかり気をよくしてしまいました。
母乳がでるよう、毎食汁物、味噌汁や野菜スープを取り、おやつは柏餅やあんこもの、
緑豆のぜんざいを作り、毎日忙しくたっぷり食べても私はやせました。
ちなみに私は「ばあば」とは呼ばせず「ぽぽ(伯々)」と言わせるつもりです。
中国語で「おばあちゃん」という意味です。
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アトピーは野菜たっぷりの和食中心で
アトピー治療には、野菜豊富な和食中心で
アトピー性皮膚炎が食事と関係がある、と考えられるのは次の3点からです。
(1) 同じ薬を飲んでいるのにもかかわらず、また同じ軟膏をつけているのにもかかわらず症状が変わって不安定だということ。
(2) 食事に気をつけたらよくなってきた。
(3) 食事を基本として改善できる。
食事の問題点として前回挙げたことに加えて野菜不足があります。
野菜に含まれるビタミン、ミネラルは皮膚を作り、新陳代謝を促進します。
「野菜を食べているわ」と言ってもレタスなどのサラダでは量が少なすぎます。
毎食2皿の煮物や炒め物が必要です。
厚生労働省では日本人平均1日あたり350g必要だといっています。
しかし今現在は、平均250gです。中国人は400g、アメリカ人は150gだといわれています。
したがって野菜不足は現代病である、生活習慣病やアトピー性皮膚炎、にきびなどの皮膚炎の増加をもたらします。
食事対策
(1) 日本の伝統的な、和食中心の食事
(牛肉は明治以後、牛乳、卵は戦後から食べ始めた。それ以前の日本古来の食事が日本人には合っている。)
(2) 旬の 米、魚、豆類、豆腐、野菜、きのこ、海藻を主に、植物性の食べ物を多くする。
(3) 加工食品や添加物を極力減らす。
(4) ご馳走と普段の食事のけじめをつける。現代は毎日がご馳走、普段は素朴な食事のほうが体によい。
このような食生活習慣を保てば、生活習慣病やアトピー性皮膚炎は減っていきます。
*脂っこいものや美味しいものを摂りすぎると、できものができる
*よい食べ物でも、とりすぎると害になる。腹八分目
*体質、体調、季節、時間、土地によって食事は考えなければならない。
*薄味、節食、時間を守る。
「よい食事をとればよい皮膚、悪い食事を取れば悪い皮膚」
玄米ご飯
白いご飯より玄米のほうがビタミン、繊維など多く取れます。最近は簡単に炊けるようになりました。