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冷えのぼせ1
手足は冷たいのに、顔はほてって熱い。
そんな「冷えのぼせ」の症状は更年期の不調と
思われがちですが、実際は年齢を問わず現れる症状です。
中医学では、冷えのぼせは主に
身体の冷えから起こると考えます。
その要因は、血行不良、ストレス、胃腸の虚弱など。
こうした体内の不調が冷えと熱の混在を起こし、
冷えのぼせにつながるのです。
冷えのぼせ自体は病気ではありませんが、
放っておくと不眠、イライラ、肩こり、めまい、
頭痛といったさまざまな不調につながる心配もあります。
日頃のケアで体質を健やかに整え、
まずは“冷えない身体づくり”を目指しましょう。
人の体を陰陽で捉えると、上半身は「陽」、
下半身は「陰」にあたると中医学では考えます。
体内に発生した「熱」は陽にあたるので上半身に、
「冷え」は陰なので下半身に溜まりやすくなります。
これを「上熱下寒(じょうねつげかん)」といいます。
そのため、熱と冷えが体内に混在すると、
顔や頭部がほてり、手足の先や下半身が冷える
「冷えのぼせ」の症状が起こるのです。
体内の不調を整え、冷えのぼせを起こす要因を
根本から改善していきましょう。
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更年期を元気に過ごす漢方の知恵
女性の体は7の倍数で変化をします。
7×6=42歳ごろからそろそろ更年期の症状が出てきます。
生理は早くなったり、遅くなったり。
皺が出始め、髪の毛も抜けやすくなり、艶が減り、乾燥してきます。
腰痛が起きたりもします。
更年期症候群で多いのは自律神経のアンバランス
鬱になりやすい・頭痛・肩こり・寝つきが悪い・のぼせ・冷えのぼせ・ドキドキするなど今までなかった症状が出てきます。
半面これらの症状が全く出なかった人もいます。
一概には言えませんが、熱中する仕事や趣味がある人にそういう傾向があるようです。
更年期に関係のある五臓
肝腎かなめという言葉があります。
「肝」「腎」が大事なのです。中医学で言う「肝」とは二つ働きがあります。
一つは「血」の貯蔵庫、もう一つは「気」や「血」の流れをよくすることです。
ところが更年期になり、「肝」の血が少なくなると、気の流れも悪くなり滞るので上記の症状が出てくるのです。
更年期をうまく切り抜けるのには「肝」の働きを助けることが大事です。
普段から「血」を補う婦宝当帰膠(※)などをしっかり飲んでいくとよいでしょう。
植松光子 記
※婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
トウキをはじめ、センキュウ、オウギなどを加えた処方でこれら9種類の生薬を原料とするシロップ剤です。
効能・効果
更年期障害による下記疾患:冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴り
(こちらの商品はインターネット等による通信販売はしておりませんのでご了承ください。)
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師(日本人女性で初めて)
世界中医薬連合会皮膚科理事(日本人薬剤師で初めて)
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多汗症の対策3 潤い不足
中医学の考えでは、体内の潤いは「陰」、熱は「陽」にあたります。
そのため、体の潤いが不足すると陰陽のバランスが崩れ、
熱が旺盛な状態に。
その結果、体内に余分な熱がこもり、
汗をかきやすくなってしまうのです。
このタイプは「盗汗」(夜間に出る寝汗)が多く、
ベタベタの汗が特徴。
上半身のほてりやのぼせ、手のひらや足の裏の熱感などの
症状があり、更年期の多汗にもこのタイプが多くみられます。
改善するためには、不足しがちな潤い(血や津液)を補い、
体の熱を冷ますこと。体内の陰陽バランスを整え、
汗やほてりの症状を緩和しましょう。
*気になる症状
盗汗(ベタベタ汗)、微熱、手のひらや足の裏の熱感、
口や喉の渇き、便の乾燥、舌が紅く舌苔が少ない
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