-
冷えのぼせ3 ストレス
ストレスで肝の機能が低下すると、気の巡りが滞りがちになります。
すると、気のエネルギーが停滞して体内に「熱」が発生し、
ほてりやのぼせの症状につながります。
また、気は「血」の流れをサポートしているため、
気の巡りが停滞すると血流の悪化も招きます。
結果、手足の先まで十分な血が巡らず、「冷え」を起こしてしまうのです。
こうした熱と冷えの混在が、「冷えのぼせ」を招く要因となります。
*気になる症状
ストレスで冷えのぼせの症状が強くなる、頭痛、
肩こり、イライラ、怒りっぽい、緊張しやすい、
胸苦しい、のどの閉塞感、口の渇き、
舌辺(舌の両脇)が紅い、舌苔が薄く黄色い
*食養生
気の巡りを整え肝の熱を取る、涼性で香りの良いもの:
ミント、ちんぴ(乾燥したみかんの皮)、金針菜、
春菊、竹の子、そば、ジャスミン、菊、ウコン、
黒きくらげ、三つ葉、コリアンダー
-
冷えのぼせ2 血行不良
「血」は体内を巡って体を温めているため、
寒さで血流が悪化すると「冷え」を招くことにつながります。
一方、温かい血の流れが停滞すると、
余分な「熱」がこもることもあります。
血行不良による「冷えのぼせ」は、こうした
血の特徴によって冷えと熱が混在した状態です。
熱は上へと昇る性質があるため、顔や頭部にほてりが生じ、
反対に、手足の先には十分な血が巡らず、冷えを招いてしまうのです。
養生の基本は、体をしっかり温めて血行促進する事です。
*気になる症状
暖房で冷えのぼせの症状が強くなる、手足の強い冷え、しびれ、
痛みの症状(頭痛、関節痛、生理痛など)、
顔色が蒼白、または暗い、皮膚のしみ・くすみ、
舌の色が暗い・瘀点がある、舌苔が白い
*食養生
体を温め血行を良くする、温性で血に作用する黒の食材:
紅花、らっきょう、玉ねぎ、黒きくらげ、いわし、さんま、
納豆、紅茶、よもぎ、ウコン、適量の酒(紹興酒、赤ワイン) など