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更年期からのシミ、しわ対策
更年期ごろになると小じわと同時に深いしわが出てきます
表情が豊かな原因もありますが、体が乾燥してきたことも影響があります。
舌を見ると少し乾いている人がいます。
赤ちゃんの舌はよだれもありますが、たっぷり唾液で濡れています。
体内の水分は、成人男性で約60%、赤ちゃんで80%、高齢者で50%と言われています。
赤ちゃんの肌はもち肌と形容されるように、もちもちで弾力があります。
しかし高齢者の肌は乾燥してつやがありません。
皺ができるということは皮膚の水分が少なく陥没するからです。
アトピーで乾燥肌の人には目の下の皺があり、老けて見えます。
食事や漢方でアトピーが改善して乾燥が減り、潤ってくると目の下の皺も薄くなり、
消えていき若々しくきれいになります。
やはり皺の多い少ないは体内の水分量の違いによることもいなめません。
しかし個人差があります。
それは体質と食事、睡眠、運動が大いに関係しています。
私が40年間主に皮膚を中心にした漢方相談をしてきて感じることです。
年齢によるものは仕方がありませんが、食事や睡眠できれいになるのなら今からでも遅くありませんよ。
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受験生の夕食。
受験生が我が家に来ています。
今日は受験で「気」と「血」を消耗しているでしょう。
暖かく、野菜たっぷりの汁物、元気をつけ血を増やし、
胃腸にやさしい石狩鍋にしましょう。
鮭・・元気と血を増やします。
キャベツ・・消化をよくします。(キャベジンの原料)
じゃがいも、玉ねぎ・・胃にやさしい
*石狩鍋の作りかた*
鮭 キャベツ 玉ねぎを大振りに切ります。
ジャガイモは丸のまま皮をむきます。
混合削り節と昆布のだし、またはだしの素を入れただし汁に
醤油、みりん各大匙1を入れて、
じゃがいも以外の材料を入れて、汁はひたひたまで入れて10分位煮ます。
ジャガイモを加えて煮えたら、
みそ(適量)とニンニク2かけをおろしたものを加えます。
最後にバター一切れを入れて味を調えて出来上がり。
鮭は皮も召し上がってください。
しみ、しわの予防によいDHA EPAやアスタキサンチンなど
肌を潤すものが一杯です。
魚が苦手な方でも鮭なら食べられるでしょう。
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今摂っている油脂が、未来の体をむしばむ?!
毎日摂る油脂は10年後、20年後の体に影響を与えます。
植物油には、脂肪酸の一種 不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は、オレイン酸・リノール酸・リノレン酸の3つに分けられます。
各家庭で日常的に利用するサラダオイルは、キャノーラ油(菜種油)と
大豆油など9種類が混合されたものです。
日本独自のもので、サラダに使うため大正時代に開発されました。
さて、ここで皆様にお知らせしたいことは
「サラダオイルには
『リノール酸が多く含まれている』 ということです。」
リノール酸は、体内でγ-リノレン酸に変わり、
さらには体内で炎症を起こさせるアラキドン酸という脂肪酸へと変化します。
アラキドン酸は、炎症を起こす物質を作成します。
結果、アトピー・かゆみ・しみ・しわ・花粉症
・ぜんそく・風邪などの症状を招きます。
更には、「ガン」が増えることも世界中の研究によって突き止められました。
肺ガン・大腸ガン・食道ガン・乳ガン・・・・・。
アラキドン酸が起こした炎症によって発生した大量の活性酸素は、
血液中のLDLコレステロールを酸化させて“ゴミ”にしてしまいます。
細胞の掃除役といわれるマクロファージがその“ゴミ”を 血管壁に取り込んで、
結果としてコブを作ってしまい血管を詰まらせます。
動脈硬化の原因はコレステロールではなく、
アラキドン酸の仕業なのです。