-
子午流注 中医の時間医学⑩酉の刻
<子午流注からわかること>
酉時(17時~19時)は腎の時間 酉時:酉(とり)の刻
「腎は水を主り、五臓六腑すべての精を蔵す」と言われ、
父母から受け継いだ先天の精(生命活動のエネルギー)と
食物から得た後天の精を蓄えています。
この時間帯に精(生命活動のエネルギー)が腎へ入り、貯蔵されるので、
腎を養う食物を摂るのに最適な時間です。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
-
子午流注 中医の時間医学⑨申の刻
<子午流注からわかること>
申時(15時~17時)は膀胱の時間 申(さる)の刻
膀胱は、排尿と身体の体液の調整をします。
この時間は排尿を我慢せず、飲み物もよく飲むことです。
また、排尿によって身体にこもった熱を体外に排出します。
さらに膀胱経の気は、経絡に沿って大脳に到達するので、
この時に勉強や読書をすると効率が上がるそうです。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
-
子午流注 中医の時間医学⑧未の刻
<子午流注からわかること>
未時(13時~15時)は小腸の時間 未時:未(ひつじ)の刻
小腸は、胃から送られてきた消化物をさらに消化し、水分栄養の吸収を行い、
必要な栄養素は脾へ、余剰な水分は膀胱へ集め、かすは大腸へ送り出します。
この時間帯は、小腸に栄養物質が多いため、水分がほしくなります。
飲み物を適度に飲むと、血液に送られた栄養物質が希釈されて、
ドロドロにならず、流れがよくなります。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
-
子午流注 中医の時間医学⑦午の刻
<子午流注からわかること>
午時(11時~13時)は心の時間 午時:午(うま)の刻
午の刻は、陽気がもっとも盛んで、人体の“気血陰陽”の転換点です。
(※陰とは、夜、月。陽とは昼、太陽)この時間は、陽から陰に転換し始めるので、
激しい運動は避けて、ゆったりと落ち着いて
15~30分程度の昼寝、うたた寝が陰陽交替を助けます。
この短時間休息が、午後からの活力のもとになります。* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
-
子午流注 中医の時間医学⑥巳の刻
<子午流注からわかること>
巳時(9時~11時)は脾の時間 巳時:巳の刻
脾とは、消化器系のことをさします。
脾は 消化、 吸収、 排泄すべてをコントロールし、
気血を生み出す源であり、
清気を上げ、濁気を下げ、全身に気血を巡らせます。
脾は湿が生じやすく、この時間帯に冷たい飲み物をたくさん飲むと、
脾の中に寒湿を生じ、脾の働きが悪くなります。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *