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簡単な免疫力アップの方法
「免疫力アップ」という言葉、ここ最近よく目にしますよね。
いろいろな方法がありますが、何か気にかけていることはありますか?
・納豆菌でNK細胞の活性化
・シャワーだけでなく、湯船につかる
・軽い運動
・朝晩、規則正しい生活リズム
など。
菌活という言葉もありますが、乳酸菌、納豆菌の他に、きのこで菌活などもいいですね。
ちなみに、きのこのなかでも、しいたけ特有のレンチナンというβ-グルカンは、
NK細胞を活性化して免疫機能を強くする働きが明らかになっています。
きのこ類は、皮膚や粘膜を守り、精神を安定させるなど、うれしい食材です。
しいたけが苦手な方も、エリンギ、しめじ、舞茸、なども
免疫力アップの効果が期待できますので、毎日の料理にぜひ、取り入れてみて下さいね。
また、笑うだけでも、免疫力がアップされることが多くの研究で証明されています。
作り笑いでも大丈夫、とりあえず、ニッコリ。
これが一番簡単な、免疫力アップ方法かな(^-^)
スタッフ堤
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今が1番若い
ウエマツ薬局 薬剤師 植松光子です。
数年前の中国の漢方研修の写真が出てきました。
たった2、3年前なのに若々しい自分の肌。
これから先の歳を重ねた自分のことを思うと、気弱になることもあります。
皆さんもそういうことはありませんか?
でも考え直しました!
「あ、そうだ! 今が1番若いんだわ!」
明後日や明日より、今の自分が一番若いのです。
皆さん、今日を大事にしましょう!
マスクの下もお化粧をして、おしゃれをして、1日を思いっきり元気に過ごしませんか?
コロナウイルスもいつか下火になるでしょう。
10月からは、ウエマツ薬局伝統の漢方薬膳教室も、zoomで再開する予定です。
32年続いた教室です。
参加者の中から漢方薬局を開いた薬剤師さんもいます。
参加者の息子さんが、食事に興味を持って栄養士になった方もいます。
詳しいことは、これからのSNSに追々掲載していきます。
お楽しみに。
写真は最近の植松と、自宅のアナベル。
三月にはカラカラで、枯れてしまったか、と思っていたら
元気に葉がつき始め、こんなに大きくなりました。
生き物の力ってすごいですね。
最後までお読み下さってありがとうございます。
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夏は「瓜」で元気に乗り切ろう。
梅雨時から夏の暑い時期を元気で乗り切るために、
まずは食事から気をつけてみませんか?
熱を冷ます、渇きを潤すといった効能が期待できる「瓜」はまさに、
夏の食養生にぴったりです。
料理に使われるのは、冬瓜(とうがん)、黄瓜(きゅうり)、苦瓜(にがうり)、
糸瓜(へちま)、南瓜(かぼちゃ)などで、
フルーツでは、西瓜(すいか)、香瓜(メロン)。
中国では、南瓜や西瓜の種を炒っておやつとして好んで食べられているそうです。
すいか、きゅうり、にがうり、メロンの効能は
発熱、むくみ、口の渇きなどありますが、
体の冷えやすい人は食べ過ぎに気を付けて下さいね。
夏にきゅうりや西瓜を食べたくなるのは、体が欲しているからなんでしょうね(^▽^)/
きゅうりはむくみ解消や脂肪の代謝に効果のある成分が含まれるので、
私がまさに、欲している食材です(;´∀`)
皆さんも、夏バテしないよう、「瓜」を食事やおやつに取り入れてみませんか?
スタッフ堤
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皮膚病を悪化させるもの
この頃特に感じるのは、皮膚がよくなるのも、悪くなるのも食べ物が関係する、
ということです。
アトピーがせっかく良くなったのに、
我慢していたお菓子をいっぱい食べてしまった(-.-;)
と真っ赤に腫れた顔で、相談に見える方の多いこと。
また、梅雨期になると蒸し暑くて皮膚病が悪化しやすいです。
湿気と暑さ、「湿熱相撃つ(しつねつあいうつ)」といいます。
体の中もカロリーの高いもの、辛いものをとると湿と熱がたまり、さらに悪化しますよ。
ラーメン、キムチ、チョコ、アイスなど、気をつけてね。
お菓子の分量は一日1回1口位までにしておくと良いです。
カロリーは日本語では「熱量」です。
ですから、ケーキやチョコレートなどカロリーの高いものは
体の中に熱を籠らせて、顔を赤くします。
親元にいた時はニキビやアトピーで悩まされたが、一人暮らしになり、
お菓子を買うお金がなくなったら、急に肌がきれいになった人が何人もいますよ。
思い切ってお菓子を減らしてみたら?
きれいになると嬉しいですよ。
どうしてもやめられない人は、葉酸の多いナツメや
目によいクコの実を食後に摂ると甘いものが欲しくなくなりますよ。
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子午流注で健康的な生活
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤和恵です。
入局して3カ月、あっという間に紫陽花が咲く季節になりました。
日々、調剤や光子先生の隣でご相談に同席し、色々なことを学んでいます。
この3カ月で、新河岸駅から薬局まで歩いていることもあり、
1日の歩数が五千歩以下から一万歩以上になりました。
また、漢方の体内時計「子午流注(しごるちゅう)」を知り、就寝時間が
24時過ぎから23時前にと健康的な生活に変わりました。
今回は、早く寝るきっかけとなった「子午流注」の中で睡眠に関係が深い、
子時(23時~1時)と丑時(午前1時~3時)をご紹介したいと思います。
「子午流注」とは、中国最古の医学書「黄帝内経」に記載されている
1日24時間の臓腑気血の運行リズムを表したものです。
「子午」は「時刻」の意味で、1日24時間を12等分し、十二支に対応させ、
「流注」は人体の十二臓腑の気血運行の流れを意味し、
2時間毎に活発に働く臓器が当てはめられています。
「子午流注」は、中医の時間医学として注目され、現代人の睡眠養生法、
病気の発症時間、薬を飲む時間、身体の変化などについて研究、活用されているようです。
最初に、子時(23時~1時)は、胆の時間です。
胆は消化に直接関わる胆汁を生成、貯蔵、排泄していて、
子の刻は胆汁の新陳代謝が最もさかんになる時間帯です。
この時間に就寝しないと、胆汁の代謝がきちんと行われず、
口が苦く、のどが渇き、顔色が悪く、目袋(目の下のたるみ)が黒くなると言われています。
次に、丑時(午前1時~3時)は、肝の時間です。
肝はこの時間帯で蔵血、造血、解毒に専念し、生命エネルギーで血を温め、
新鮮な血が生産されます。
この時間に起きて活動していると、血は肝に帰ることができず、
ずっと諸経をめぐることになり、新鮮な血が生み出されず、
全身の筋が硬くなり、身体がだるく感じます。
また、身体が酸化し、シミなどが現れやすくなります。
この時間帯に熟睡できないと、思考力の低下や、怒りやすくなる、
憂鬱になるなどの症状がでてくると言われています。
「子午流注」については、ウエマツ薬局ブログ(子午流注)でご紹介しています。
子時(23時~1時)と丑時(午前1時~3時)以外についても記載していますので、
気になる時間帯、臓器があれば、子午流注を意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?