-
アトピーのお客様から2年ぶりの手紙
上半身のアトピーの相談でいらしていた45歳の男性から、
最後の来店から2年ぶりに突然お手紙が来ました。
文面は「今はほとんど落ち着いている。
引っ越して、今は一人暮らしだが、食事に気を付け、
ストレスをためない、十分な睡眠、適度な運動をしている。
ここまで改善して、感謝の気持ちでいっぱいです」とありました。
初めて来店されたときは、ステロイド軟膏を1日2~3回塗っていましたが、
上半身は赤く、鳥肌で、掻き傷がいっぱいでした。
漢方煎じ薬を飲み始め、赤みはすぐに落ち着きました。
2か月目にはステロイドは時々使うくらいに減りました。
下痢が多いので、皮膚が丈夫にならないこと、
胃腸を丈夫にすることが、アトピーの改善になり、
再発予防になりますよとお話しをしました。
まじめに6年間通ってくださったことが改善につながったのでしょう。
このようなうれしいお便りをいただくことは、
何よりの喜びであり、明日へのエネルギーの元です。
ありがとうございます。
植松光子
(一部マスキングし、掲載許可をいただいております)
-
「漢方も飲んでみたいと思った」薬学部実習生感想文・65
ウエマツ薬局に実習に来られた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。大学で学んでいた時は実際どんなものか分からなかったから
*実際に今回体験して感じたことを教えて下さい。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
実際に相談なさっている方を見て、1ヶ月前にアトピーで来られた方が、
今日は2回目でいらしていて、ビフォーの写真と、アフターを実際に見比べて
本当に腫れやブツブツが、ビフォーの時より減っていて、びっくりした。
今までは体の調子が悪い時、できものができてしまった時などは、
西洋の薬に頼ることしかなかったが、漢方も飲んでみたいと思った。
漢方の仕事に就くかはわからないが、調剤薬局での就職希望なので、
働く際に、自分の薬局で取り扱う漢方をしっかり理解したいなと感じた。
今日は本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
2021年9月24日 城西大学薬学部薬学科 M.K
-
秋は乾燥に注意!
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤和恵です。
暑さも和らぎ、過ごしやすい季節になりました。
お店には、ぶどう、梨、桃、みかん等いろいろな果物が並んでいますが、
その中に大好きな柿を見つけ、今年初めて柿を食べました。
甘くて、美味しい柿で、うれしくなりました。
古代中国の自然哲学思想の1つ五行学説では、
「秋」は「肺」と関係があり、特に乾燥に注意が必要です。
今回は、秋を感じる「肺」を潤す果物の「梨」と「柿」についてです。
梨は、中国では古くから「百果の長」と言われ、
のどや肺を潤し、乾燥による症状をやわらげる民間薬、
薬膳として用いられています。
主な栄養素として、炭水化物、カリウム、亜鉛、銅、ビタミンC等を含み、
薬膳では、潤肺の効能があると言われていますが、
涼性で体を冷やすので、食べ過ぎには注意が必要です。
また、柿は、
「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われています。
咳を抑え、口の渇きを止め、乾燥による呼吸器の問題を防ぎます。
主な栄養素としてβ-カロテン、ビタミンB6、ビタミンC、カルシウム、
葉酸等を含み、薬膳では、潤肺の効能があると言われていますが、
寒性の果物で体を冷やすので、食べ過ぎには注意してください。
秋になると空気が乾燥するので、皮膚、鼻、のど等も乾燥し、
皮膚病や呼吸器の症状も悪化しやすくなります。
先日、可愛い型を見つけ、石鹸作りを楽しみました。
今年の秋は、大好きな旬の果物で体を潤し、
小さな楽しみを重ね、心も潤し、さわやかに
秋の乾燥対策をしようと思っています!
参考:薬膳食典 食物性味表
(編著 日本中医食養学会 監修 日本中医学院)
-
冷え撃退!台湾のポカポカ薬膳スープ
こんにちは。ウエマツ薬局の長山です。
今回お伝えするのは、仕事とはあまり関係のない
私の趣味のお話です(笑)
私は海外旅行が大好きです。
その中でもお気に入りの国は台湾で、年1~2回行っていました。
ここ数年は行けておらず、旅行大好きな私には
コロナ禍でさらに苦痛な日々です……(;O;)
そんな中、気軽に台湾気分を味わえるのが、食べると体がポカポカになる
麻油鶏(マーヨージ)という薬膳スープ!
たっぷりの生姜と骨付きの鶏肉をごま油で炒めて、
米酒という台湾の酒を入れて作るもので “台湾の母の味” とも言われています。
とくに産後の回復食として、代表的なスープだそうです。
台湾や中国では、産後1カ月は 『月子(ユエズ)』 と呼ばれ、出産で心身ともに疲れた母体を休めるために、栄養のある薬膳料理を食べて
しっかりと静養をする習慣があります。
基本的に横になって一日を過ごし、冷たい物に触れてはならない・
風にあたらない・頭を洗ってはいけない・薬膳スープを毎食食べないといけない、、、
このような沢山の決まりごとがあるようです(・_・)
日本では入院中もゆっくりできないですし、退院後はもっとバタバタですから、
今回台湾の産後事情を調べてとても驚きました。
文化の違い……まさしくカルチャーショックですね(笑)
話は戻りますが、“麻油鶏” 個人的にはとてもおススメの薬膳スープです。
生姜と鶏肉、とシンプルな具材ですが、にゅう麺や大根・人参・きのこなどを入れても、
とても美味しいです。これから少しずつ肌寒くなってくる季節に、ぜひともいかがでしょうか?
写真は麻油鶏と、パイナップルケーキ、台湾茶。
パイナップルケーキも手作りしようとしましたが、
レシピを見て3秒で諦めてお金で解決しました(笑)
娘は本物のパイナップルの方が断然お好きなようで、ケーキそっちのけ!
~麻油鶏のレシピ~
・ごま油……大2
・骨付きの鶏肉(我が家は子供でも食べやすいよう手羽元使用)……8本ぐらい。好みの量でOK
・生姜……2~3個 生姜は多い方が香りも◎です
・日本酒……500ml お酒が苦手な方は水と半量ずつでもOK
※塩分の含まない酒を入れてください。しょっぱくなります!
1、ごま油に薄切りにした生姜を入れて弱火でしばらく炒める。
・、カリカリベーコンになるくらいまで炒めると良いそうです。
・、我が家は厚めに切ってますが、もっと薄くて大丈夫です(笑)
2、鶏肉を入れ、表面に軽い焼き色がつくまで炒める。
3、酒を加え、弱火にして20分ほど煮込みます。アクが出てきたら取り除いてください。
4、アルコールが飛んで、スープが少し濁ってきたら味を見ながら塩を加えます。
★物足りないと思った方は味の素や、少量のだしの素を入れて調整してください★
-
風邪予防、疲労回復にニラハンバーグ
9月に入り、気温差にやられ、くしゃみや鼻水がでる、夏バテを引きずってるなど
体調を崩していませんか?
ニラは、βカロテンやビタミンCをはじめ、カリウムや葉酸、食物繊維など、
様々な栄養素をバランスよく含んでいます。
また、ニラ特有の辛味成分である「アリシン」には強い殺菌効果、抗酸化作用があり、
免疫力を高めて風邪を予防する効果があると言われています。
疲労回復や体力強化にも効果が期待できます。
そこで、今回は、混ぜて焼くだけのニラハンバーグを作ってみました。
《ニラハンバーグ》
《材料》 材料4個分
豚ひき肉:200g
ニラ:1束
塩、こしょう:少々
片栗粉:大さじ1
A
酒、しょうゆ、オイスターソース:各大さじ1
砂糖:小さじ1
《作り方》
1、ニラを細かく刻む。
2、ボウルに豚ひき肉、ニラ、塩こしょう、片栗粉を入れ粘りが出るまでよく混ぜる。
3、4等分にして、ハンバーグ型に丸める。
4、フライパンにハンバーグを並べ、中火で焼き色がつくまで焼いたら上下を返し、
ふたをし弱火で肉に火を通す。
5、Aを全て入れて、からめながら焼いたら出来上がり。
*ニラ*
胃腸の機能を活発にする。風邪予防や、病後の回復にも効果がある。
冷え、吐血、鼻血、血尿によい。血栓予防、狭心症予防の作用がある。
中学生の息子に「ニラ、好き?」と聞くと
「ニラ、好きやで(^▽^)/」
とのこと。
息子が小さい時は、好き嫌いが激しく、私は料理をするのがとても苦痛に感じる時もありました。
いつの間にか、なすも、ねぎも食べられるようになり、子供の好き嫌いに困ることもなくなりました。
息子も、この夏休みはどこにも行けず、ゴロゴロしていたおかげか、身長が伸び、
これはこれで良かった♪ ラッキーと思うようにします(^-^)
スタッフ堤