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漢方の湿気取り、ハトムギ(ヨクイニン)
最近雨が多いと思ったら24節季の「小満」。気温、湿気が高まり、草木が茂る頃です。
テレビでもカビ取りのコマーシャルが増えています。カビはいやですね。
人の体もカビが増えないよう湿気取りをしていきましょう。
①身体の水の働き
人の体には水が貯えられ、体を潤しています。
一部は血液となります。この水が足りないと肌が乾燥する、
喉が渇く、などの症状が出て、多すぎると浮腫みや尿量が減ります。
水分の停滞は湿気となり病気の原因になります。
湿気には体の外からと中からの二つがあります。
外からは自然界や環境の湿気。体の中からは身体の内臓、特に胃腸の働きが衰えると湿気が停滞します。
胃がムカムカして張ったように重く、食欲がなく下痢をしやすくなります。
他の症状は体が重く、頭が重い、ぼーっとする。倦怠感が強い、湿疹の症状が悪化する、膀胱炎など、女性はおりものが多くなります。
②冷たいものを飲むとどうなる?
日本の特徴は湿気が多いことです。蒸し暑くて冷たいものを飲むと、胃腸がさらに働きが悪くなります。
胃腸は体温の37℃前後で消化酵素が働きます。
でもキンキンに冷えたビール、氷水、冷たい料理を摂ると、せっかく摂った栄養が消化されません。
例えていえば、一日1000円分お食事を摂ったとしても2割消化しないと200円一か月6000円、1年で72000円、10年でなんと72万円も栄養を損しているのです。
③体温以上の物
まずは体温以上のものをいつも摂るように心がけてください。でも冷たいとおいしいもの、サラダ、刺身などは量を減らして熱い味噌汁などと一緒に摂って胃の中で混ぜるとよいです。
④おすすめの食べ物
体内の余分な湿気をとる利水作用があるものには、キュウリ、ハトムギ、冬瓜などがあります。
⑤ハトムギって何?
ハトムギは殻が付いているときの状態をいいます。鳩が好むからというのが名前の由来です。
その殻をむいたものを「薏苡仁(ヨクイニン)」といい、医薬品になります。
医薬品を製造販売する人は成分を決められた量を入れなければならないので、安心して飲むことが出来ます。
(写真ヨクイニン)
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お父さんの健康を願って
今年の父の日は6月19日。
父の日のプレゼントは何がいいかな、とお悩みの方。
健康を願って、こちらはいかがですか?
栄養の宝庫である牡蛎が原料のワタナベオイスターです。
*食生活が不規則で偏食しがちな方
*スポーツをされる方、
*妊娠授乳期の方、
*美容の為、
*健康維持の為など、
幅広い世代にお勧めの健康食品です。
ご家族で飲んでも良いかと思います。
ちなみに、牡蛎には不足しがちな亜鉛が5個で7.9mg入っています。
亜鉛は成人男子で、1日11mg必要(※)ですが、なかなか摂れませんよね。
亜鉛が不足すると、
乳児および小児の成長の遅れ、
脱毛、下痢、目や皮膚のただれ、食欲不振
体重減少、創傷治癒の問題、味覚の消失や覚醒状態の低下
などが起こることがあります。
ワタナベオイスターはドリンク、粒、ゼリーとあるので、好みに合わせて選んではどうでしょうか。
ちなみに、「ワタナベオイスター ゼリー」は錠剤を飲みにくかった方や液剤でむせやすかった方が手軽に食べられ、持ち運びやすいようにつくられました。
※厚生労働省サイトよりhttps://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html
スタッフ堤
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耳鳴りは天使の警報
2018年、中国広州中医薬大学付属病院で耳鼻科の劉教授に耳鳴りの講義を聞いて感銘を受けました。
先生は、次の話をアメリカ中で講演をして回られたそうです。
耳鳴りは「天使の警報」。身体は音の形で警報を出しているのです。
耳鳴りそのものは人体にとって害はないのです。
耳鳴りの大きな原因は三つ。
暴飲暴食、睡眠不足、ストレスで胃腸の働きが弱められた結果なのです。
調べると、耳の周りの血流が悪くなっていたり、細胞が死んでいることがあります。
胃腸は身体を整える中心です。
栄養がしっかり巡っていれば体の上にある七つの穴:耳・目・鼻・口の機能はよく働きます。
そして、使われたカスは下の穴、肛門、尿道から出ていきます。
当たり前ですが、大事なことです。
ところが、生活習慣がよくない、暴飲暴食、睡眠不足、頑張りすぎると半健康な状態になったり、
おいしい物の食べ過ぎで胃腸に負担がかかり、胃がもたれたり、ゲフゲフしたり、
下痢っぽくなったり、体に汚い余分なものが溜まってきます。
そうしますと血液は汚れ、栄養は回らなくなり、七つの穴二つの穴の細胞の働きは落ちます。
ストレスが強いときの耳鳴りは大きな音でキーンということが多いようです。
老化によるものは血流が弱いせいか、ジージーとセミが鳴くような音が多いです。
どんな耳鳴りも直接耳鳴りを消すことはできません。毎日気にしないこと。
人体は大自然が作った傑作です。
どのように正しく使って体の機能をよくするかを勉強する必要があります。
●どうやって眠るか・・・寝る時間が大事です。
。眠れるようにすることが大事です。漢方薬も役に立ちます。
●どうやって食べるか・・消化しにくいものは避ける。
。冷たいもの、サラダ、刺身は少なめに。温かいものと一緒に食べる。
●どうやって運動するか・・・
●どうやって楽しくすごすか・・・
ご自分で研究しましょう。
体調が良くなればいつの間に消えています。
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春から夏へ、アトピーの方にアドバイス
アトピーの方は、春や梅雨時に悪化する、など苦手な季節がありますよね。
今年の花粉の時期は症状が悪化した人が増えましたが、今は少し落ち着いている印象です。
ただ、これから湿度が高くなると、ジュクジュクとした水疱の症状も出てきて、1番悪化しやすくなる季節です。
そこで、悪化しないためのアドバイスをお伝えします。
①食べすぎない!
食べすぎると熱がこもります。
外が暑く、体の中も熱くなると悪化します。
②11時までには寝ましょう!
寝ると肝臓が働き解毒の力がUPします。
③37度以下の飲み物は控える!
暑くて冷たいものばかり飲んでいると、胃が冷えて消化の力が弱り、丈夫な皮膚が作れません。
④ストレスをためない!
ストレスは体の気を悪くし、免疫力が低下します。
体を動かしたり、香りのいいお茶を飲んだりしてリラックスして、心を休めましょう。
漢方薬を飲んで体質改善するのもいいです。
症状や予算に合った漢方をお出しします。
ぜひ相談にいらして下さいね。
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植松光子のアレルギー遍歴:その4 【長生き基本メニュー】
私も母の手料理で皮膚炎を再発することなく過ごすことができるようになり、
料理に関心を持つようになりました。
母の料理のメニューは単純です。
長生き基本メニュー
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●朝はご飯とみそ汁、納豆に卵 ぬか漬け、小魚の佃煮。
●昼はパンと牛乳、肉野菜炒め、
●夜はご飯と魚、野菜の煮物などと食後のフルーツ。
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●三時には父がサイホンで入れる香り高いコーヒーとおせんべいなど。
基本は主食の穀物、蛋白質、野菜です。
蛋白質は、朝は豆腐、昼は肉類、夜は魚と決まっていました。
このような食生活を50年続けて父は長生きし、母は私が知る限り風邪一つひかず病気にもならず、
この1月私がそばで本を読んでいて気が付かないうちに息を引き取っていました。
享年100歳でした。
写真:母85歳