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「皮膚は内臓の鏡など教わり楽しかった」薬学部実習生感想文・71
ウエマツ薬局に実習に来られた、
薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。自分がアトピーで漢方を飲んだ事でよくなったため。
*実際に今回体験して感じたことを教えて下さい。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
大学で勉強をしていて理解が出来ていなかった所を実際に目で見たり、お話をしたりする事で理解することが出来ました。
舌を見て、体の状態が分かる事や、皮膚は内臓の鏡である事、病気の原因である邪気は3つあり、外因、内因、不内外因である事など、大学でも教えてもらっていない事をたくさん学ぶ事が出来てとても楽しかったです。
また、実際に調剤をさせて頂いたり、生薬を食べてみたり、食生活について教えて頂いたり、お客様と実際にお話しさせてもらったりなどして、紙の上で勉強するのとは違った視点で勉強や物事を見る様になれました。
本当にありがとうございました。
2022年7月1日 城西大学薬学部薬学科 M.H
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薬膳教室のご案内
毎日の食生活(体質改善や疾病予防)に役立つ薬膳を、中医学理念を基に学びます。
皆さまが食知識を一層深め、自分を始めご家族・友人などが、より健康的な生活に繋がるように薬膳教室を以下日程・内容で開催いたします。
日頃「簡単・手軽・安い」で手に入れて“おなか”を満たすだけの食事が増えています。おいしく食べて“からだ”を満たす食事作りの知恵を学んでいきましょう。
日程 薬膳 養生法等 9月 中医学の基本理念「季節を感じるやさしい養生」 綺麗な肌になるコツ 10月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水①」 秋の対策、乾燥 11月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水②」体質診断シートでセルフチェック 女性のからだ、更年期 12月 具合が悪くなるということ「内から外から原因を知る」 感冒 2月 今日からできるセルフ診断①「弁証ってなあに」 冬の対策、冷え 3月 今日からできるセルフ診断②「体のここに目を向けよう」 春の対策、花粉症 4月 おなかを満たす食事は卒業!「体を満たす薬膳の基礎」 良い睡眠等 5月 好きになるには相手を知ること「食材の効能調べ」 頭痛、イライラ 6月 いつもの献立が薬膳に変わる「ウチのゴハンは何薬膳?」 梅雨の対策、胃腸 7月 総まとめ実習~診断から食材提案まで~ 夏の対策、熱中症 *日程の内容に変更が生じることがあります。
今後の感染状況を見ながら、薬膳料理店にご一緒に食べに行く食事会も企画予定(自由参加、自費)
講 師:薬膳:榎本敦子先生(中医薬膳指導員・IFPAアロマセラピスト)
養生法等:植松光子(薬剤師・国際中医師)
開催日時:2022年9月~2023年7月(1月休講、年10回)
毎月1回第3水曜日(9月、11月は第2水曜日)午前10時~12時
定 員:先着20名(開催最低人数10名に満たない場合は開催を中止することがあります)
受 講 料:前納3万円/年(お土産付き)
(受講料のお支払いは、申し込み締切り後、8月16日に振込先等をご連絡致します)
場 所:ウエマツ薬局 *感染状況により、延期になる場合があります。
※駐車場の用意はございませんので公共の交通機関をご利用ください。
申し込み締切日 2022年 8月15日
申し込み受付 ⇒ ウエマツ薬局(営業時間:10時~17時、定休日:木曜・日曜・祝祭日)
fax、Tel又は店舗にて受付
TEL:049-245-6637
FAX:049-245-6158
(写真は2015年の時の物です)
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夏バテしない漢方的養生法
猛暑です。
今年の夏を元気に乗り切る一番のこつは胃腸を大事に、ということです。
冷房のきいた部屋にいる時は、子供も大人も体温以下の温度の飲み物を飲む習慣をやめましょう。
胃腸の消化酵素は体温と同じ温度、37℃くらいで働きます。
味噌や酒と同じ酵素ですから、温度が低いと働きません。
せっかく食べた食事は消化しないで下痢便、軟便となって出て行ってしまいます。
この状態が一か月も続くと夏バテ状態となり、食欲もおちてしまいます。
例えていえば、1日1000円分食べた食事の1割100円が消化しないとすると、一か月で3000円、1年でなんと3万円トイレへ流してしまったと同じです。
暑いのは身体で胃腸ではありません。
試しにクーラーをつけている部屋であなたの胃を触ってみてください。
冷えていませんか?
暑い時期、冷たいものはおいしく感じます。でもそれは喉が感じるだけなのです。
ゆっくり口と喉で味わってから胃に流すとよいでしょう。
まず氷水、かき氷はやめましょう。
アイスやアイスキャンデーは炎天下から帰った時だけ。
食事の時は冷たい飲み物はやめましょう。熱いみそ汁などをつけましょう。
大人も冷たいビールの一気飲みで下痢した経験はおありでしょう。
もったいないですよ。おいしいごちそうが栄養にならないのですから。
習慣ですのですぐに直すのは難しいでしょうが、大人も子供も気を付けていけば冷たいものは欲しくなくなり、そのころあなたも家族ももっと健康に元気になっているでしょう。
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師