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口内炎対策・3 気が足りない人
体内の「気」(エネルギー)は、身体の元気や免疫力の基本です。
気が不足していると、心身の疲労やだるさを感じやすくなります。
また、気が不足すると、免疫力が低下し、外邪(風、熱、乾燥などの邪気)の侵入を
受けやすくなってしまいます。
邪気が体内に停滞すると、熱や乾燥の影響で身体を冷やす潤いが不足してして結果、
体内に余分な熱がこもり、口内炎の炎症が起きやすくなるのです。
対策としては、気の源となる「肺」、「胃腸」の働きを良くすること。
十分に栄養を摂り、しっかり呼吸をして、体内の気を養いましょう。
*気になる症状
口内炎が治りにくい・繰り返しやすい、疲労感、倦怠感、息切れ、
かぜを引きやすい、顔色が白い、食欲不振、軟便、
舌の色が淡く腫れぼったい、舌の苔が白い、舌のふちに歯のあとがつく
*食養生
「気」を養い、元気をつける食材を:
大豆製品(豆腐、湯葉、納豆など)、いんげん豆、山芋、かぼちゃ、りんご、甘草 など
温かくて消化の良い食事を。生ものは控えめに!
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口内炎対策・2 胃腸の熱が過剰
胃腸の状態と口には深い関わりがあり、胃腸に不調があると、
特に唇の周りや舌の奥に口内炎の症状が現れやすくなります。
口内炎を引き起こすのは、胃腸に溜まった「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)と「熱」です。
暴飲暴食や、油っこい料理の食べ過ぎ、お酒の飲みすぎといった食の不摂生を続けると、
胃腸に湿や熱が溜まって働きが悪くなり、口内炎の症状が現れるのです。
まず食生活を見直して、胃腸に負担をかけないよう心がけて。
溜まってしまった湿や熱は早めに取り除き、胃腸を健やかに保ちましょう。
*気になる症状
腫れや痛み、ただれを伴う口内炎、白い潰瘍ができる口内炎、口臭が強い、
歯茎が腫れて痛い、口の渇き、便秘、舌が紅い、舌の苔が黄色い
*食養生
湿を取り除き、熱を冷ます食材を:
どくだみ、はと麦、さんざし、アロエ、しそ、こんにゃく、春雨、寒天、
きゅうり、バナナ、いちじく など
※野菜多めのあっさりした食事が基本。
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口内炎対策・1 心の熱が過剰
「心(しん)は舌の苗」と言われ、中医学では、舌は「心」の状態から影響を受けると考えます。
これは、心の持つ血液循環の働きによるもの。
舌には血管が多く集まっているため、心の状態が現れやすいのです。
このタイプの口内炎は、外邪(風、熱、乾燥などの邪気)の侵入、
過剰なストレス、辛いものの食べ過ぎなどが原因で、心に熱がこもることで起こります。
食事の気配りやストレスを溜めない工夫を心がけ、過剰な熱を冷ましましょう。
*気になる症状
赤み・痛みの強い口内炎、舌がヒリヒリする、全身が熱っぽい、
顔が赤い、口が渇く、尿の色が濃い、舌の先が紅い、舌の苔が黄色い
*食養生
クチナシの花茶、菊茶、竹の葉茶、柿の葉茶、緑茶、あけび、
苦瓜、ミント、梨、すいか、大根、柿 など
※油っこい料理や肉類は食べ過ぎに注意!
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口内炎の対策と改善方法
食事中に噛んでしまったり、いつの間にかできていたりする口内炎。
繰り返す症状などに悩まされることも多いです。
小さくても、食事がしみて痛むなど、とてもつらいですよね。
口内炎は、口の中の粘膜や唇、舌などに起こる炎症の総称です。
ウイルスや細菌の感染、食べ物や入れ歯などの物理的刺激、
免疫力の低下や栄養不足などが主な原因と考えられていますが、
原因がはっきりしないこともあります。
中医学では、口内炎を引き起こす基本的な原因を体内の「熱」と考えます。
他にも「不足する事」で口内炎の原因になることもあります。
*体内に余分な熱が溜まる「実証」。
主に口の状態と関わりの深い臓器「心(しん)」や
「胃腸」に過剰な熱が溜まることで現れます。
*身体に必要な物質が足りなくなる「虚証(きょしょう)」。
体内の潤い不足で熱を冷ますことができず、
身体に熱がこもって口内炎を引き起こします。
体内の「気」(エネルギー)が不足している場合は、
免疫力が低下して、口内炎の原因になります。
普段から口内炎になりやすい人は、症状を抑えるだけでなく、
まず自分の体質をきちんと見直すことが肝心です。
体内の不調を整えて根本から原因を改善し、繰り返しがちな症状を防ぎましょう。
症状が重い場合は病気などが隠れていることもあるので、
気になる人は早めに医師の診察を受けましょう。
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脳梗塞の予防・5 体質別のケア(虚弱体質)
《虚弱体質の人》
高齢者、慢性疾患のある人、胃腸が弱い人などは、
体内の「気(エネルギー)」「血」が不足しがちです。
すると、血管を流れる血量が少なくなり、
血の流れを助ける気も不足した状態になります。
また、血が足りないと、血管を十分に養う事が出来ず、
血管力も落ちてしまいます。
その結果、血の流れが悪くなり、瘀血(おけつ)を招いてしまうのです。
このタイプは、気血を生む源となる胃腸を整え、
しっかり栄養を摂ることを心がけましょう。
また、五臓六腑の根本となる「腎」を強くする事も大事です。
*気になる症状
息切れ・疲労倦怠感・汗が出やすい
食慾不振・軟便・動悸・不眠
不安感・顔色が白い・耳鳴り
物忘れ・夜間頻尿・腰痛 など
*食養生
~不足しがちな気・血を養う
大豆製品・ほうれん草・米
なつめ・枸杞のみ・小松菜
山芋・くるみ・鶏肉・ごま・うなぎ など
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