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  • ストレス対策1 血虚(けっきょ):不眠・脱毛

    2023年4月4日 , , ,

    「血(けつ)」には、身体の臓器や組織に栄養を与え、

    精神を安定させる働きがあります。

    体内に血が十分あれば、身体の栄養状態も良く、

    精神も安定した状態に。また、「肝」の働きも良くなるため、

    ストレスをスムーズに発散できます。

     

    反対に、食事の不摂生や加齢、月経などが原因で血が不足すると、

    精神力が弱くなり、肝の機能も低下して

    ストレスを上手く対処できなくなってしまいます。

     

    日頃から不眠や不安感などに悩まされている人は、

    ストレスにも過敏に反応しやすいので注意が必要です。

    日頃から意識して、血をしっかり養うよう心がけましょう。

     

    *気になる症状

    精神力が弱い、不眠、不安、判断力が鈍い、顔色が白く艶がない、

    めまい、動悸、健忘、脱毛、白髪、薄毛、皮膚の乾燥、

    月経不順、便秘気味、舌の色が淡い

     

     *食養生

    なつめ、クコの実、人参、ほうれん草、小松菜、黒ごま、

    黒砂糖、レバー、鶏肉、鮭、卵、落花生、竜眼肉、ぶどう、ひじき など

    あなたに合ったお薬をお出しします。

    今すぐ、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。

  • 春はストレスに気をつけましょう。

    春は環境の変化などから心が不安定になりやすい季節。

    この時期は、ストレスで体調を崩すことも多いです。

     

    身体に不調があると気持ちまで滅入ってしまったり、

    反対に、悩みやストレスで体調を崩してしまったり。

    そんな経験は、だれもがあるのではないでしょうか。

    中医学は「心身一如(しんしんいちにょ)」(心と身体は一つ)という

    考え方を基本としていて、心と身体の状態は

    互いに影響し合っていると考えます。

    そのため、ストレスの対処も精神面だけでなく、

    身体を整えながら、心身全体をバランスよく保つことを大切にします。

     

    身体の中でストレスと深く関わっているのは、五臓の「肝(かん)」(肝臓)。

    肝は体内の「気」(エネルギー)の流れをスムーズに保ち、

    ストレスをコントロールする働きがあります。

    また、身体に栄養を与え、精神を安定させる「血」の貯蔵庫でもあります。

     

    こうした機能が十分に働いていれば、ストレスに上手く対処できるため、

    ダメージを強く受けることはありません。

    春から始まる一年間を健やかに過ごすためにも、

    自分の身体を振り返り、ストレスに強い身体づくりをめざしませんか。

  • 「漢方おもしろい」薬学部実習生感想文・79

    2023年3月31日 , ,

    ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。

     

    *漢方に今まで興味を持っていましたか?

     

    いいえ。化学製品と比べて、効果が弱いイメージがあったから。

     

    *実際に今回体験して感じたこと。

    また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?

     

    「弁証論治」、「未病先防」等、言葉は聞いたことがありましたが、あまりイメージがつかめず、漢方って本当に効くのかなぁと最初は思っていました。

    ですが、先生が一人一人丁寧にお話を聞かれていて、その人に合ったお薬をお渡しているところを見て、私の話も聞いてほしいとさえ思ってしまいました。

    薬歴を拝見させて頂くと、一人一人のオーダーメイドの処方だからか、皆さんご様子が良い方に改善されていて、すごいなと思うのと同時にこんなに効くんだと驚きました。

    アトピーとコレステロール値については、学校の授業ではまったく別物として扱われるのですが、漢方は「気・血・水」「五行学説」に基づいているので、両方の体質をもった患者さんに対して、一度に症状を治せるお薬を処方されていて、おもしろいなと思いました。

    家族にもおすすめしたいなと思います。

    もっと勉強して漢方の仕事をやってみたいと思います。

    貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

     

    2023年3月28日 明治薬科大学薬学部薬学科 N.K

  • おりもの4 黄色か赤っぽい、粘る:「湿熱」

    2023年3月30日 , ,

    おりものの色が黄または赤っぽい・粘りがある・

    臭いが強い方は「湿熱(しつねつ)」

     

    *気になる症状

    下腹部の痛み、陰部の痛み・かゆみ、熱っぽい、

    口が乾く、口臭がある、尿の色が濃い、便秘気味

    脾虚(ひきょ)、腎虚(じんきょ)の症状は

    初期のうちに改善することが大切ですが、

    長期化して湿邪が体内に長く停滞すると

    熱が発生し「湿熱」へと進行してしまったのが

    この湿熱です。

    また、湿熱は生理期間中や妊娠期間中に

    発生することもあります。

    養生として、体内の湿熱を取り除きながら、

    通便を良くするなど解毒を考えることも大切です。

     

    *食養生

    体内の湿熱を取り除く食材、利尿・通便作用のある食材を:

    苦瓜、緑豆、せり、黄柏(おうばく)、干し柿、バナナ、

    いちじく、スベリヒユ など

     

    ~不快なおりものの症状を解消するために~

    *十分に睡眠をとる

    *バランスの良い食事を心がける

    *身体を冷やさない、あたかかくする。

    *常に清潔な状態を心がける。

    ※菖蒲湯もおすすめです。

    漢方では、菖蒲は胃を健やかにし、

    邪気を発散する薬草として使われています。

    香り高く、アロマテラピー効果も期待できます。

  • おりもの3 量が多い・水っぽいなど:「腎虚」

    おりものの量が多い・色が薄く水っぽい方は

    「腎虚(じんきょ)」。

     

    *気になる症状

    冷え性、腰痛・腰がだるい、めまい、

    耳鳴り、物忘れ、夜間の頻尿

    腎は生命活動の源であり、加齢とともに、

    その機能が自然と衰えていきます。

    また、慢性疾患による消耗から、

    腎の働きが弱くなることもあります。

     

    腎のエネルギーが不足すると、湿邪(しつじゃ)が発生し、

    不快なおりものの原因に。

    また、腎の機能が弱くなると、身体に必要な水分を

    体内で留めておく力が不足し、おりものの量が増えてしまいます。

    このタイプは更年期に見られることが多いです。

    腎を養うことを心がけ、おりものの流出を防ぎましょう。

     

    *食養生

    五臓六腑の基本である腎を養い、水分の流出を防ぐ:

    山芋、クコの実、ニラ、くるみ、栗、ざくろ など

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