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漢方・紅花(ベニバナ)の口紅
今朝の山形県のベニバナの栽培風景をテレビでやっていました。
半夏生の咲く、ちょうど今頃、山形県では紅色のベニバナが収穫されます。
花を摘んで3日目頃濃い紅色になったころ、蒸して団子にして、
それを練ったものを、テレビでは舞妓さんが唇に塗っていました。
おちょぼ口の下唇だけにさした紅の色は、玉虫色にひかり、何とも言えず妖艶でした。
私も、早速つけたくなりました。
なぜなら、漢方ではベニバナは「紅花(こうか)」といい、
肩こりや、頭痛、生理不順などに「血行をよくし、瘀血をとる」働きで用いられるからです。
写真:紅花(こうか)
ベニバナが入った処方に「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」があり、
この漢方薬は、私が20年前に調べたときに96%の方の、頭痛、肩こりに効果があり、
結果を「中医臨床」という中医学の雑誌に載せたことがあります。
20年来肩こりで悩んでいた、ミシンの仕事をしていた女性は
この冠元顆粒で、肩こりはみるみるよくなり、15年以上飲まれています。
自然の物でできた漢方薬やベニバナの口紅は素晴らしいですね。
2014年7月6日 植松光子
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