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梅雨時の不調対策1・外湿
湿気の多い季節は湿邪(しつじゃ)が身体に入りやすくなり、
さまざまな不調が現れます。まず湿邪は水なので、水は重い。
したがって、湿邪には重いという特徴があり、
頭や身体が重い、頭がすっきりせず身体の動きが鈍くなる、といった症状が現れます。
普段から血行が悪く、水分代謝が悪い人は注意しましょう。
水分代謝がさらに悪化し、身体のむくみが普段よりひどくなることがあります。
湿邪はもう一つ、汚い水分なので濁る、すなわち濁(だく)という特徴があります。
皮膚のトラブル、分泌物が多くジュクジュクするなど、皮膚が不安定な状態になります。
皮膚の慢性疾患のある人は、この時期、特に注意しましょう。
そして、
・尿の濁り、残尿感、排尿痛など、尿トラブルが多くなる。
・湿は下に集まるので、女性はおりものが多くなる。
・舌に苔がたまりやすく、口の中がネバネバする。
等とくに身体の不調を感じていなくても、このような状態に気づいたら要注意!
湿邪は、たまってしまう前に毎日すこしずつ取り除くことで、
症状を抑えることができます。
利尿作用のある飲み物や、香りの良い食材を選んで湿邪を発散し、
身体にためないよう心がけましょう。
*気になる症状
頭や体が重い、むくみやすい、皮膚のトラブル、尿のトラブル
*食養生
利尿作用のあるもの、香りの良いもので、余分な水分を取り除き湿邪を発散させましょう。
しそ、もやし、春雨、冬瓜、お茶、コーヒー、ココア
参考:漢方の知恵袋