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冷えのぼせ1
手足は冷たいのに、顔はほてって熱い。
そんな「冷えのぼせ」の症状は更年期の不調と
思われがちですが、実際は年齢を問わず現れる症状です。
中医学では、冷えのぼせは主に
身体の冷えから起こると考えます。
その要因は、血行不良、ストレス、胃腸の虚弱など。
こうした体内の不調が冷えと熱の混在を起こし、
冷えのぼせにつながるのです。
冷えのぼせ自体は病気ではありませんが、
放っておくと不眠、イライラ、肩こり、めまい、
頭痛といったさまざまな不調につながる心配もあります。
日頃のケアで体質を健やかに整え、
まずは“冷えない身体づくり”を目指しましょう。
人の体を陰陽で捉えると、上半身は「陽」、
下半身は「陰」にあたると中医学では考えます。
体内に発生した「熱」は陽にあたるので上半身に、
「冷え」は陰なので下半身に溜まりやすくなります。
これを「上熱下寒(じょうねつげかん)」といいます。
そのため、熱と冷えが体内に混在すると、
顔や頭部がほてり、手足の先や下半身が冷える
「冷えのぼせ」の症状が起こるのです。
体内の不調を整え、冷えのぼせを起こす要因を
根本から改善していきましょう。