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精子の運動率がよくなる中医学漢方
~「血のめぐり」「気のめぐり」「水のめぐり」をよくしよう~
男性 不妊の原因の一つである精子の運動率を良くする事は、西洋医学では難しいとされています。
しかし漢方、特に中医学の分野では、その人の体質や症状にあった漢方薬をキチンと飲みますと
良くなる事があります。
例えば精索静脈瘤がある場合は、血の塊があるので瘀血(おけつ)とみて
「血のめぐり」を良くする丹参が入った処方を用います。
眠りが浅く熟睡感がない時は「気のめぐり」を良くする漢方薬、
尿が出にくい場合は「水の巡り」を良くする漢方薬などを用います。
下痢しやすく舌の苔が白い人は「湿」が溜まっているので精子が元気にならないと考え、
胃腸を丈夫にして「水のめぐり」をよくする漢方薬をもちいます。
最近よくなった例では運動率が2%から11%の間で、医師から体外受精も無理で
顕微授精を勧められた男性が、上記の症状が有り「血のめぐり」「気のめぐり」「水のめぐり」
をよくする3種類の中成薬(中医学の漢方薬)を飲んで、一ヶ月でなんと47%にアップし、
医師がびっくりしました。
正常は32%ですので全く正常になり、自然妊娠も可能となり、医師が
「この漢方薬はツムラの処方にはないので、そのまま同じ中成薬を出してもらって継続するように」
と言われたそうです。
このように、精子の質を良くするのは西洋医学では手立てはありませんが、漢方薬は可能です。
同時に食事や睡眠時間、運動もして体の「血のめぐり」「水のめぐり」「気のめぐり」を良くすると
更に良くなっていきます。
このような悩みを持っている方は、中医学の漢方も試してみてください。
希望が持てますよ。
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中国の高名な生殖医療センターで研修してきました
この10月中旬、中国四川省の成都(せいと)中医薬大学付属病院の生殖医療センターで研修をしてきました。
ここの院長の女性の陸先生は、中国でも有名な不妊症治療の大家ということで、
ふつうは研修など出来ない、ということでした。
しかし私たち日本中医薬研究会の不妊専門部会のメンバーは日本でも有数なよく勉強をしている会、
ということで特別研修をさせてくださいました。
ここでは西洋医学と中医学(漢方)両方を使って妊娠させるので、非常に妊娠率が高いということでした。
講演で印象的だったのは卵管が詰まる人は西洋医学では卵管を取ってしまいますが、
中医学では詰まりやすい体質を治す、ということでした。
流産しやすいひとも流産しやすい体質を治して予防します。
男性不妊については副院長の男性の常先生がとてもよい話をしてくださいました。
男性はEDなど深刻な問題を抱えている御夫婦も少なくありません。
しかし漢方薬はよい薬があるので、改善して赤ちゃんをさずかってお礼に見える方もいます。
「中医学は幸福学です」とおっしゃいました。患者さんも幸せにするし、患者さんが幸せになれば私たち医療者も幸せになります。
私も遠い四川省まで行ったかいがありました。
写真:四川生殖衛生医院で研修
帰りは世界遺産の九寨溝(きゅうさいこう)へ行ってきました。
海抜3700mなので高山病を心配しましたが、心肺機能を丈夫にする漢方薬を
しっかり飲んで行きましたので、高山病には全くならず、元気に行ってこれました。
湖底の落ち葉一枚一枚がはっきり分かるほど碧く透き通り、心が清められる思いでした。
写真:九寨溝
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第二子不妊 ~二人目、三人目がなかなかできない~
二人目が欲しい、三人目が欲しいなどの相談も結構あります。
「お子さん、1人じゃかわいそうよ〜」「次の予定は?」なんて、これも
「結婚したの。お子さんは?」のような挨拶代わりみたいにいわれてしまう…とさみしそうに言います。
言っている方は「いい天気ねー」と同じような軽い気持ちで、ちっとも悪気はないんでしょうけど、
気にしている方にとっては、つらく感じてしまうことでしょう。
一人目はできたけど、次がなかなかできない、もしくは妊娠はしたが流産してしまったなど、
兄弟を作ってあげたいができないと悩む夫婦も多いです。
原因の多くは、産後の養生が足りなかったことです。
産後は出血や授乳により多くの「気」と「血」を失います。
その上、子育てや、ストレス、仕事や家事に早々に復帰したなどの環境により身体を駆使した事で
さらに消耗し、産後の身体を十分に養う事ができなかったということが考えられます。
生理の乱れ(周期が早い、あるいは長い)、月経血が少ない、冷え、疲れやすい、
貧血気味などの症状がみられます。
漢方では「補腎」(腎を補う事により低下したホルモン状態を正常化します)
「補気」(胃腸を養い身体のエネルギーを高めます)
「養血」(血を養い生き生きした血液を増やし身体を温めます)
ある方は、一人目のあと、妊娠はしたのですが二度も流産が続き、落ち込みながらも漢方を飲み続けました。
「なんだか最近健康そうな顔をしているなあ」と思っていた頃妊娠し、無事に出産する事ができました。
また、無月経だった女性がホルモン治療と漢方服用で一人目を授かり出産した後、
自然に生理が来たのでそのまま漢方薬を飲み続けたところすぐに妊娠しました。
二人のかわいい女の子の世話で忙しそうですが幸せそうで、今も健康のために漢方を続けています。
子育てをしながらの自分の体調管理は大変だと思いますが、妊娠しやすい身体作りを目標にしつつ、
健康で丈夫な身体をつくりましょう。
まずは「寝不足しないこと」。
女性ホルモンがちゃんと働くように、夜11時には寝るようにしてください。
コレが、忙しい現代人には結構難しく、あっという間に12時すぎてしまう方も多いと思いますが、
ちゃんとした日常生活を送ることが歪んだ体を立て直す第一歩なんです。がんばってくださいね。
ご主人の帰りなんか待たず、明日の準備もそこそこに、さっさと寝てしまいましょう♪
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漢方で「赤ちゃんこんにちは!」
《子宮内膜症と不妊症》 35才女性
子宮内膜症を持ち不妊症に悩むMさんは数年、病院でホルモン剤による不妊治療をおこなってきました。
しかし子宮が腫れたので生理をとめました。いざ再開しようとしたのですがおきません。
さらに長期間使用したホルモン剤の副作用により顔はほてり、毎日気分も悪く、不安になりご来店されました。
彼女の望みは漢方・ホルモン剤併用による自然妊娠です。
そこで西洋医学と中国医学の知恵から生まれた月経周期で漢方薬を飲み分ける方法で体質を整えていきました。
生理の血の塊がなくなり、体調も良くなり彼女からは笑顔が見え始めました。
ご本人も毎日頑張ってお薬も飲んでくれました。体内リズムを良くするための運動も毎日行っていました。
そして服用6ヶ月でめでたく妊娠、流産予防の漢方薬を飲んで、大きなトラブルもなく無事出産。
報告のお電話からはとても幸せそうな声が!
私もうれしくなり、お祝いに子育ての本をお送りしました。
今でも何かあると頼りにしてくれてお電話をいただきます。
首の座りやつかまり立ちも早かったそうです。すくすく元気に育ってくれるといいですね。
《高プロラクチン血症と生理不順、そしてご懐妊!》
この方は月経不順で病院へ診察に行ったところ、「高プロラクチン血症」ということがわかりました。
高プロラクチン血症とはプロラクチンと言う脳から出る「催乳ホルモン(お乳を出すためのホルモン)」のこと。
このホルモンが高いとエストロゲンやプロゲステロンの作用が抑えられ、
月経不順、お乳が出る、胸が張るなどの症状がでます。
彼女はまだ婚約中でしたが、早いうちに治したいとご来店されました。
服薬3ヶ月後にプロラクチン値は正常になり、月経を整える漢方薬を飲みつづけ、
月経も正常になり、その後結婚、その2ヶ月後にご懐妊!本人も驚いていました。
ストレスを受けやすい方でしたので、結婚前からの早めの服薬開始で不妊ストレスを受けずにいられたのも、
このいい結果をもたらしたのでしょう。
その後赤ちゃんの顔を見せにきてくれました。私もその子を抱っこして、幸せのお裾分けをしてもらいました。
ホントにかわいかった!
植松未来「喜びの声」より 以下原文
漢方薬を飲み始めてから9ヶ月で待望の赤ちゃんが授かりました。
私は結婚前から飲んでいたのであせらずに治療することができました。
あきらめずに続けて本当によかったと思っています。
先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
《月経不順と不妊症》
お店にくると薬の袋の口を止めていたパンダのシールを「お守り」と言って携帯の裏に貼っていた可愛い女性です。
学生の頃の過剰なダイエットをきっかけに月経が不順になり、今では病院でホルモン剤を打たないと
月経が来ないようになってしまいました。やはり身体を丈夫に整えなければと思い、ご来店されました。
ホルモン剤の影響で太りやすくなったのも悩みのひとつでした。
煎じ薬をなぜか「美味しい、美味しい」と飲んでくれました。
煎じるのも面倒なのに、頑張って飲んでくれました。
そして思いきって、人工授精(AIH)を受け見事2回目にご懐妊されました。
つわりがひどく、一時は脱水症状で入院もしましたが、
なんとかその間もすこーしだけ漢方薬も飲んでくれて、無事に安定期に入りました。
今は症状も落ち着きはじめ、二世の誕生を一緒に楽しみにしています。
どんな顔してるのかなー。ホント楽しみですねっ!
→その後無事出産、すぐに漢方薬を飲み始め、そして自然に生理が起こるようになり、
すぐに第2子ご懐妊、出産され、とてもしあわせそうです。
植松未来
※体験談はあくまで購入者様個人の感想です。保証する効果・効能ではありません。
また、個人差もありますので、ご注意ください。