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胃腸に不調がでた風邪やコロナの治し方
胃のむかつき・吐き気・下痢・食欲不振・悪心・鼻水・など、
胃腸に症状が出た時は黄色い風邪といって、
藿香正気散(かっこうしょうきさん)を使います。
飲むと早く楽になります。
舌の苔が、厚くなることもあります。
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熱っぽい時の風邪やコロナ治し方
体が熱く感じ、熱が出てきて、喉が腫れたり、痛んだり、咳、
黄色く粘り気のある鼻水、痰などの症状がでる赤い風邪には、銀翹解毒散がよく効きます。
銀翹解毒散の中身は、面白い事に浜納豆、ササ、ハッカ、ゴボウの種などの解毒作用のある食べ物が入っています。
ですから飲んだ時に、胃を痛めず優しく治します。
熱も比較的早く下がりますので、一家に一個常備しておくと安心です。
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風邪を漢方で治そう
風邪は、風のように症状が早く動くので、風邪(ふうじゃ)と言います。
風邪には、寒気をかんじる青い風邪、熱っぽい赤い風邪、お腹に来る黄色い風邪、咳が長引く白い風邪
の4種類に分けられます。
青い風邪は寒気、透明な鼻水・くしゃみ・肩が凝る・節々の痛みなどの症状が出ます。
こんな時で汗が出ていない時は、ピュア葛根湯の煎じ濃縮液を熱湯に溶かして飲みます。
汗が出てすっきりしたら、もう飲まなくてよいです。
汗が出るのを手助けするのにカーディガンなど1枚羽織ると良いです。
汗が出なかったらもう一回飲みます。
疲れていたり体力のない人が風邪をひくとすでにじっとりと汗をかいていることがあります。
こんな時は、葛根湯ではなくて、桂枝湯を飲みます。
とにかく、寒気を感じたら、どちらかを30分以内に飲むのが、早く治すコツです。
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膀胱炎3:虚弱体質の「腎虚」タイプ
●症状:頻尿・疲れると膀胱炎の症状が起きやすい。膀胱炎を再発しやすい。
「腎」は生命力の源となる臓器です。膀胱との関係も深く、尿が漏れないようにする働きもあります。
そのため加齢や慢性疾患、冷えなどで腎の働きが悪くなると、免疫力がさがり、繰り返し膀胱炎が起きます。
●養生は、まずしっかり腎を元気にして守ること。
冷えや過労が腎を痛めるので体を温めしっかり栄養を摂ること。
早く寝て栄養をしっかり摂って「気」エネルギーを蓄えましょう。
●全身症状:腰痛・腰がだるい・冷え・疲労感・舌の色が淡く。舌苔は薄い。
●食養生;山芋・大豆製品・銀杏・もち米・胡麻・クルミ・松の実・ナツメ・枸杞の実・
蓮の実・スッポン・生姜・ネギ・シナモン
●漢方薬
金匱腎気丸・補中益気湯・心脾顆粒・清心連子飲・知柏壮健丸・亀版含有製品・魚の浮袋製剤など
●体験談
身体に熱がこもると鼻水、痰、尿、おりものなどの体液は、濃縮されて黄色くなります。
おりものが多くて濃い黄色が続くと不妊の原因になることがあります。
漢方薬を飲んでおりものがきれいになると膀胱炎も起きなくなり、同時に妊娠されて元気な赤ちゃんが生まれた方もいます。
体質を良くしたからです。こんな点が漢方薬の面白い点です。下記の体験談参照
①出産当日に報告のメールを下さるほど元気な安産(副題:二人目の妊娠)
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膀胱炎2:ストレスのたまった「気滞」タイプ
●症状:
残尿感・下腹部の張り・痛み・ストレスや緊張で膀胱炎が重くなる。
排尿痛は少ない。
過剰なストレスなどで「気」の巡りが悪くなると「熱」がこもり、体の下の方へ行っておりものが黄色く臭ったり、上記のような症状が出てきます。
●食養生
ストレスを発散させるもの
酢・レモン・梅・菊の花・笹・ハマナスの花(玫瑰花)・ジャスミン・紫蘇(大葉)・
ふき・菜の花・カルダモン・陳皮(みかんの皮)・ミントなど。
●よく使われる漢方薬
逍遙散・加味逍遙散・開気丸・当帰芍薬散など