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婚活 妊活 ビンボーは怖くない

  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その19

    2014年1月31日

    男の自立、女の自立その3

     

    自立とは一人で生きていける力をつけることです。

    女性の場合は生活できるだけの給料が取れる仕事を続けることです。

     

    しかし、今の日本の社会では、女性がフルタイムで働き続けることはかなり厳しいのが現状です。

    でも、私が子供を育てた30年前とは、少しは進歩しています。

    特に意識は変わりました。「願えばかなう」と言います。

     

    こうしたい、という希望を持って進めば少しずつ希望は叶います。

    私の考えでは、まず保育園がもっと充実して誰でも入れるようにすべきです。

    女性が安心して子供を預けて働けることが一番大事です。

     

    私は、子供を保育園に預けて仕事をしていた時は

    全く子供のことを忘れて仕事に打ち込むことができました。

    今は、病児保育や夜間保育もあります。

    私のころはすべて5時終了でしたから、会社が遠い人は二重保育をせざるを得ませんでした。

     

    女性がもっと働けば消費も増え、国の経済状態は改善されるのですから、

    まずもっと保育園の充実をすべきだと思っています。

    最近夫は仕事、妻は専業主婦という考えが増えてきたそうです。

     

    しかし性でわけるのではなく、仕事をしたい人が仕事をし、

    家にいたい人は家にいる。

    しかし両方したい人は両方できる。これが理想社会だと思います。

     

    現実はそうはいきませんが、

    「願えばいつかは叶う」と思って希望を持ち続けましょう。

     

    男は一生働くのが当然だと世の中の人は思っています。

    しかし私は疲れた顔をして働いている男性をみると

    「大変だなあ」と思う時があります。

    人には働く自由もありますが、辞める自由もあっていいと思います。

    もちろん熟慮した結果です。

    もし、疲れてやめたくなったとき、病気になった時いつでも

    「やめていいわよ」と言える妻になってほしいと思います。

     

    「人」という字は二人が寄り添って立っていることを表している、と言います。

    どちらかが大きくなったり、小さくなったりします。

     

    実は我が家では夫が48歳になった時突然会社を辞めました。

    当時世界でも有数のスーパーコンピューターの会社の部長をやっていましたが、

    会社の方針と自分の考えが会わず1年間はとても苦しんでいました。

     

    夜中でも大きな声で寝言で怒鳴ったり眠れないことも多かったようです。

    周りの社員も病気になる人も多くいました。

     

    ある日会社から帰るなり「やめたぞ!」と一言。

    夫の母は「次の会社を決めてあるんでしょうね」

    「そんなことかっこ悪くて出来るか

    全く江戸っ子です。

     

    それからは毎日テレビ三昧です。

    就職活動をしましたがほとんどありませんでした。

     

    そのとき私はつくづく思いました。

    「私が仕事をしていてよかった。

    していなかったら夫も嫌な会社に無理して行っていただろうに、

    そして体を壊したかもしれない」と。

     

    そして夫の素晴らしい点は、180度人生を転回して

    私と一緒に中医学の大学に入ったことです。

     

    そして今一緒に中医学の道に進んでいます。私は本当に幸せです。

    何が人生を変えるかしれません。

     

    その後も波乱万丈の繰り返しです。

    あっと驚くことが何回もあり、

    そのたび我が家の貯金はすっからかんとなりながら、今日に至っています。

     

    健康に注意し、同じ道を歩むことになり、幸せで平穏な毎日を過ごしています。

    その後の話はまた機会があればお話しすることもあるでしょう。

     

    ぜひ若い方に自分を認め、自信を持って人生を歩んでほしいと思います。

    本を読んで深く考える人間、決断ができる人間になってほしい、

    くよくよ考えないようにすれば人生は面白くなるでしょう。

     

  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その18

    2014年1月30日 ,

    男の自立、女の自立  その2

     

    さて私が男は自立の必要性を感じたある事件とは・・・

     

    母の妹はとても美しい人でした。

    昔、静岡県が国体を開催した時は卓球の選手として活躍し、

    ミス清水にも選ばれました。

     

    その叔母が、銀行の頭取の息子と結婚した時は

    地元の新聞に大きく取り上げられたそうです。

     

    幸せな結婚をしたのですが、

    夫の父が銀行の仕事の関係で保証人の判を押した相手の

    責任を負わされ破産しました。

     

    その後いろいろと苦労をしたのですが

    人柄が気さくで多くの人に慕われました。

    しかし交通事故で意識不明となり、40代の若さで亡くなりました。

     

    その葬儀には、若い女性なのに200人余の人が参列され、

    人柄の良さがしのばれました。

     

    その時に叔母の家を訪ねたときのことです。

    叔父も色が白く美男子で、私は憧れていたのですが、

    その素敵な叔父が箪笥の前でペタンと座ってこう言うのです。

     

    「みっちゃん、おじさんはおばさんがいないと

    ワイシャツがどこにあるかもわからないんだよ」

    その言葉を聞いてなんて情けないことを言うのだろう、と幻滅を感じました。

     

    そして、その叔父は妻の49日の忌日もあけないうちに、

    日常生活が不自由だからと言って、

    病院によく見舞いに来ていた叔母の親友と結婚してしまいました。

     

    私の父は激怒しました。

    「まだ霊が成仏しない49日も過ぎないのに」と。

    私は、妻は家政婦に過ぎないのか、と思いました。

    熱烈な恋愛結婚をして、人もうらやむ仲の良い夫婦でしたのに。

    それ以来、私は夫も仕事をして稼ぐだけでは人として半人前だ。

    家事もできて妻ができないときは夫も家事ができなければ、と思うようになりました。

     

    また、その後私の夫はアメリカへ1年間単身赴任となり、

    アパート暮らしで料理を毎日しなければならなくなりました。

     

    しかも慣れない英語で仕事は成功させなければならず、

    アパートに帰れば茶碗洗い、洗濯、

    壊れたズボンのチャックを縫い付けたりとだいぶ苦労したようです。

     

    ですから、家事にエネルギーを取られていたのでは

    よい仕事はできません。

    海外で長期の仕事も最近は増えてきました。

     

    健康を維持し、仕事を成功させるためにも男性は家事を楽にこなせる能力をつけなければなりません。

    そういう能力のある男性にするためには、母親は男の子にも家事をしっかり教えましょう。

    「男子厨房に入るべからず」と、一昔まえの親は男性をそのように育てましたが、今は反対です。

     

    「男子厨房に入って料理の腕を磨くべし」

    そうすれば結婚してくれる女性が増えます。

    妻も夫を甘やかしてはいけません。

     

    自分に何かあったとき夫が困らないように

    今から家事を教えておくのが本当の愛情だと私は思っています。

     

  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その17

    2014年1月28日 ,

    男の自立 女の自立

     

    結婚とは互いに寄りかかることではありません。

    互いに寄り添って行くことです。

     

    日本では男性は女性に家事を期待し、きれいに掃除され、くつろげる家庭、

    おいしい料理がいつでもできている家庭を理想としてきました。

    そして女性は、男性がしっかり給料をかせぎ、安定した経済力を期待し、

    養ってもらうことが当たり前という考えでした。

     

    一昔前までは「男子厨房に入るべからず」と言って

    男性が台所に入ることは男らしくないといって軽蔑され、女性もそれを嫌ってきました。

     

    しかし時代が変わり、今では必ずしもそうではなくなりました。

    しかし男女同権と言いますが本当に男女同権でしょうか?

    子供が病気になれば仕事を休むのはほとんど女性です。

    PTAの仕事も女性が仕事を休んで役員をやっています。

     

    なぜ男性が休まないのでしょうか?

    不思議に思います。

    女性だから母親だから仕事を休んでいいのでしょうか?

    職場にとって女性でも重要な一員です。

     

    どうして夫に頼まないのでしょうか?

    状況によっては休めるかもしれないではありませんか。

    たぶんPTAで休むと言ったら笑われる、と夫は思っているかもしれません。

     

    それでは妻は笑われることをしているのでしょうか?

    その結果、雇用者側からは女性だから休むだろうと思われ給与は安く抑えられ、

    ポストも上がりません。そしてパートに甘んじる結果になります。

     

    パートは、年間収入が103万円と制限があり、

    それを超えると夫の扶養控除から外され扶養手当がなくなり、

    税金が上がるので103万円を超えないようにして多くの主婦は働いています。

    私はこのシステムは女性の自立を妨げる悪法だと思っています。

     

    私は子供が小さいときはパートで働いていましたが

    小学校に上がった時正社員としてフルタイムで働き始めました。

     

    その時感じたのは「これで働けば働くほど給料が増えるんだ」と、

    頭の上の重しが取れたような解放感を感じました。

     

    「自立」とは他からの従属から離れて独り立ちすることです。

    経済的でも精神的でもです。

    女性の自立には夫の保護から離れても一人で生きていける経済力が必要です。

     

    離婚してもいい、ということではありません。

    お互いに「頼る」のではなく「支えあい、連れだって人生を歩んでいく」のです。

     

    「伴侶」「つれあい」という言葉があるではありませんか。

    さて女性がフルタイムで働くためには夫の協力が不可欠です。

    そして夫も「家事に協力してやっている」という考えでは男女同等とはいえません。

     

    我が家でも私がパートで働いているときに比べて夫はがぜん協力的になりました。

    妻が働いている以上夫も家事を半分はしなければ同等とは言えません。

    我が家では娘二人が結婚して家を離れたとき、私が困ったのは茶碗洗いをする人がいなくなったことです。

     

    写真:家族でピクニック

    長女が小学校に上がった時に茶碗洗いを始め、

    5歳の次女が小さな椅子に乗って茶碗を拭いてくれました。

     

    それが結婚まで毎日続きおかげで私は大変楽をさせてもらいました。

    洗う人がいなくなりさてどうしようか、と考えました。

     

    そして夫と家事を半分ずつ分けようと思い、

    私がやっている家事をすべて書き出しましたらいくつあったとおもいますか?

    なんと30件もありました。

    その中には雨戸の開け閉めまで書いた結果ですが(^-^)/

     

    しかしその中で一番私が苦手なものは食事の片づけです。

    ところが夫が「茶碗洗いはいやではないよ」と言ってくれ、

    それ以来10年、毎日朝も夜もやってくれていますので、食後はのんびりできて大助かりです。

     

    女性がフルタイムで働くことは、絶対的に家事をする時間は減ります。

    しかも日本には「夫の世話をすることは美徳」といった風潮がありました。

    現在進行形かな?それとも過去形?

     

    以前、店のお客様で80代の女性が

    「夫がもし徘徊などで行方不明になった時、

    はいている靴下の色もわからなかったら、妻として落第よね」

    とおっしゃった方がいました。

     

    私はその言葉を聞いて「はあー」とびっくりしました。

    夫の洋服や下着を買ってあげる妻もいます。

    自分では選べないのよ、とおっしゃっています。

     

    夫の洋服を選ぶのも楽しみの一つかもしれません。

    しかし夫は大きな子供ではありません。

    すべて自分のことは自分でするのが自立した男性だと思います。

     

    しかし、自立できない男の影には自立を妨げる女・・

    自分ではそのつもりがなくても「尽くしている」

    と勘違いしている日本的な価値観がしみ込んだ女性がいるのです。

     

    実は私もその一人でした。

    結婚にあこがれ夫に尽くすことに喜びを感じていたころ、

    ある事件をきっかけにガラッとその価値観が崩れたのです。

    その事件とは?

    次回をお楽しみに!

     

  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その16

    2014年1月24日 ,

    *子供の病気やけがは親を成長させる

     

    子供の病気やけがほど親をハラハラさせ心配させるものはありません。

    以前、次女が赤ちゃんの時下痢が止まらなかったことがあります。

     

    内科にかかっているのにもかかわらず10日間も下痢が止まらず、

    丸々と太っていた次女がやせて眼も落ち込んできてしまいました。

     

    育児書を読みますと

    「下痢・・・続くと死に至る」と書いてあります。

    その文字が目にちらついて離れなくなりました。

     

    次女を負ぶって買い物に出たとき、近所の豆腐屋さんに寄りました。

    やはり赤ちゃんを負ぶいながら、

    がっちりとたくましい腕で豆腐を大きな水槽の水から出しているおかみさんに

    つい愚痴をこぼしたところ

     

    「親はそうして成長するんだよねえ」と一言。

    4人子供を育てているというおかみさんの言葉が心に沁みました。

    そして、下痢が2日ほど出なくなった夜、次女とお風呂に入っているとき

     

    「ううーん゛(`ヘ´#)」と力んだかと思うと

    ぽっかり黄金色の見事なうんちがぽっかりお風呂に浮いてきました。

    その時私は汚いなどと露ほども感じず、ほれぼれと眺めていました。

     

    「これで助かった!」という歓喜の面持ちでした。

    その後の騒動は想像におまかせします。

    写真:まん丸次女を抱っこ

    その頃、横綱大鵬の赤ちゃんが、

    お母さんがベランダへ洗濯物を干しに行った数分の間に突然死するという事件がありました。

     

    天下の横綱の事件です。マスコミは大騒ぎでした。

    まだ若い夫婦、特に母親にとってどんなにか辛いことだったでしょう。

     

    結婚前、奥さんになる人がカメラの前で着物姿でしこを踏んでいる写真が新聞に大きく出て、

    横綱が怒った、とか新聞記事に載ったことがありました。

    そんな無邪気な女性にとってどんなに辛いことかニュースを聞いて私も心を痛めたものでした。

     

    そして一昨年北海道の大鵬の故郷弟子屈(てしかが)町の「川湯相撲会館」へ夫と寄りました。

    そこには、大鵬の雄姿の写真とともに、大鵬が世界中に救急車を数多く寄付している写真がありました。

    救急車を数多く寄付、などは優勝を重ねる横綱だからこそできることですが、

    私はそこに親としての深い悲しみとともに、それを夫婦で乗り越えた素晴らしい人間愛を感じました。

     

    私はこの事件の時に子育てが恐くなって夫に聞いたことがあります。

    「もしこんなことがあったらどうしよう?」と。

     

    「その時は一生懸命やっていたんだからそれはしょうがないことだ」

    と夫の答えを聞いてほっとして、

    「どちらの責任でもない。夫婦で一生懸命子育てをしていけばよい」

    と考えたものでした。

     

    世の中にはどうしようもないことがあります。

    しかしその時は最善を尽くしたのですから、仕方がない、と考えるほかはありません。

    ただ瞬時の判断、というものがあります。

     

    その瞬時の判断を養うためには聡明に生きることが大事だと思います。

    一生懸命生きるしかありません。

     

  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その15

    2014年1月24日 ,

    *給料が3か月続けて消えた!?

    さてまたその翌月の給料日。

    さあ、こんどこそお給料がはいる

    と楽しみにまた豚カツを作って待っていました。

     

    玄関をガラッとあける音。

    「おかえりなさい!!」

    と言っているうちにススッといなくなりました。

     

    狭い家の中、どこへ消えたかしらと探していると

    どこにいたと思いますか?

     

    風呂場の沸かしているお風呂のふたの上に

    ダルマさんのようにあぐらをかき、

    腕を組んで目をつぶっているではありませんか。

     

    「どうしたの?」

    と聞きますとしばらく返事がありません。

    やっと口を開くと

     

    「新宿で給料を背広のポケットに入れて仲間と飲んで歩いていたら、

    ボンとぶつかってくるやつがいたと思ったら、給料袋がなくなっていた」

    と言うではありませんか。

    これには開いた口がふさがりませんでした。

     

    今でも、風呂桶のふたの上に座っている姿を思い浮かべますと

    おかしくなります(^O^)

     

    3か月続けてほとんど全額給料がなくなり、

    どうして暮していたのか記憶にありません。

    人間という生き物は都合の悪い事、嫌なことは忘れるように出来ています。

    だから生きていけるのです。

     

    ある心理学者の本に

    「男の脳はザル脳、女の脳はバケツ脳」と書いてありました。

     

    男の脳みそはザルのようにこぼれて忘れてしまう。

    女は絶対に忘れない。バケツにため込むように覚えていると。

    たぶん夫は忘れているでしょう。

     

    確かに事件は覚えていますが、その後の困ったことは覚えて居ない。

    たぶんスルリと切り抜けたのでしょう。

    人間は困難にぶつかると、それを切り抜け成長していくのです。

    おかげで少しの物不足にはビックリしないようになりました。

     

    オイルショックや、最近の東日本大地震の時に物がなくなる、

    といってテイッシュペーパーやガソリンを買いだめに走った人がいますが、

    私は一切こういう時に買い物に行ったことはない。

     

    テイッシュペーパーがなければ新聞紙をもんで使ってもいいし、

    葉っぱで拭いてもいいくらいに思っている。

     

    むしろ一人がいつもより一個多く買っただけで

    日本全体の購買量がどうなるか考える頭が必要です。

    ビンボーは人を鍛え、知恵をつけます。

    『のほほん(*^▽^*)』と育った私も少しは生活の知恵がついたかな?

     

    結婚生活は山あり、谷あり。退屈しません。

    そこが結婚の面白い所です。

    江戸っ子は宵越しの金を持たない、といいます。

    波乱万丈、その後も貯まるとすぐなくなるのが我が家の特徴です。

     

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