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皮膚病を悪化させるもの
この頃特に感じるのは、皮膚がよくなるのも、悪くなるのも食べ物が関係する、
ということです。
アトピーがせっかく良くなったのに、
我慢していたお菓子をいっぱい食べてしまった(-.-;)
と真っ赤に腫れた顔で、相談に見える方の多いこと。
また、梅雨期になると蒸し暑くて皮膚病が悪化しやすいです。
湿気と暑さ、「湿熱相撃つ(しつねつあいうつ)」といいます。
体の中もカロリーの高いもの、辛いものをとると湿と熱がたまり、さらに悪化しますよ。
ラーメン、キムチ、チョコ、アイスなど、気をつけてね。
お菓子の分量は一日1回1口位までにしておくと良いです。
カロリーは日本語では「熱量」です。
ですから、ケーキやチョコレートなどカロリーの高いものは
体の中に熱を籠らせて、顔を赤くします。
親元にいた時はニキビやアトピーで悩まされたが、一人暮らしになり、
お菓子を買うお金がなくなったら、急に肌がきれいになった人が何人もいますよ。
思い切ってお菓子を減らしてみたら?
きれいになると嬉しいですよ。
どうしてもやめられない人は、葉酸の多いナツメや
目によいクコの実を食後に摂ると甘いものが欲しくなくなりますよ。
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食物アレルギーのある方
食物アレルギーがある人でも、外食を楽しむことができるよう、
店頭に貼ってもらう「ウェルカムステッカー」を
中学2年生の方が、考案しました。
「持ち込み可能」
「対応できるかも」
「低アレルゲンメニューあります」
などです。
食物アレルギーのある人は、外食が楽しめません。
しかし、胃腸の消化を助け、アトピーの症状を軽くする
漢方薬を飲んでいると、いつの間にか、
食物アレルギーが軽くなってる方が多く見られます。
体の中から改善することが大事です。
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乳首のアトピーにも漢方
乳首のアトピーは敏感なところなので辛いものです。
体の中で1番肌が薄いところなので、
ステロイド軟膏を使うとさらに薄くなってしまいます。
でも安心してください。漢方薬がよく効きます。
初潮の頃から、乳首にアトピーが出来て、
汁がでて掻きむしるお子さんもいます。
できるだけ早く体質と症状にあった漢方薬を飲ませて下さい。
漢方薬の軟膏もあります。成分は当帰と紫根です。
当帰は血流をよくして、皮膚を丈夫にします。
紫根は赤みを取り炎症を鎮めます。
このように漢方は症状を取ると同時に、
体質を丈夫にするのが素晴らしいと、私は常々思っています。
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あなたのお腹、冷たくありませんか?
梅雨入りと同時に暑くなってきました。
冷たいものが美味しい季節です。
でもちょっと待って。
あなたのお腹を触ってみて下さい。
冷たくないですか?
胃腸の消化酵素は、37度から38度位で働きます。
それ以下では食べた物を消化できないないので、
内臓や肌は丈夫になりません。
梅雨時にアトピーで水疱ができる人は、胃腸の弱い人に多く見られます。
体の中に「湿」がたまり、水は重いので指先や足に水泡はできるのです。
冷たい飲み物はやめて、逆に熱いものを飲んでみましょう。
胃が、気持ちが良く感じるでしょう。
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春から夏の肌トラブル対策4 乾燥かゆみ
潤いは肌を守る大切な要素です。
夏の時期は湿度が高いですが、体内の潤い不足には注意が必要です。
慢性的な肌トラブルがある場合は、肌が弱く乾燥しやすい状態に
なっているので、特に気をつけましょう。
この時期の乾燥の症状は、体内の「血(けつ)」が不足し、
皮膚の潤いや栄養が足りなくなることが原因です。
毎日の食事で十分に栄養を摂り、身体の中の潤いを保つよう心がけましょう。
*気になる症状
皮膚の乾燥、乾燥によるかゆみ、口や鼻の乾燥、から咳、便秘気味
*食養生
潤いを与える食材、コラーゲンを豊富に含むものなどを選び、
しっかり食べて栄養を摂るようにしましょう。
ほうれん草、りんご、白きくらげ、なつめ、蜂蜜、豚の皮、大根
*漢方薬など
潤して痒みをとる漢方薬
漢方生薬の入った保湿剤
*暮らしの工夫
~外から~
・こまめな掃除、換気。入浴で皮膚を清潔に保つ。
・スキンケアも重要。肌を潤す成分で生薬としても使われる当帰(トウキ)や
高麗人参、紫根(しこん)などの植物エキスが配合された化粧水や
クリームを使って、丁寧にお手入れしましょう。
☆花しずく潤シリーズは乾燥、敏感肌に漢方専門薬局が開発、
潤す効果が永く持続するので喜ばれています。和漢植物エキスがたっぷり配合。
~中から~
・バランスの良い食生活を。便通を整えよう。
・甘いもの、脂っこいもの、コーヒー、アルコール、タバコは控えめに。
・睡眠を十分にとる、ストレスを溜めない