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アトピー・不妊治療のウエマツ薬局

アトピー

  • アトピーの赤みの原因は「熱」

    赤い発疹は、清熱涼血法で熱を冷ます

    このホームページをご覧になって大阪や福井など遠いところから突然こられるかたが増えています。

    ごなたも良くなっていくのでとてもうれしく思っています。やはりアトピーには漢方が一番です。

    それも「見立て」が大事です。一人でも良くなっていただくよう私も一生懸命勉強しています。

     

    アトピーで一番辛いのは赤い発疹と痒みです。

    赤い発疹は体に熱がこもっていることを表し、急性期の症状で、にきびやじんましんでも見られます。

    赤い発疹は例えて言うと火事です。まず火を静めなければなりません。

    漢方のやり方は熱い血の熱をさます「清熱涼血法」を用います。

    漢方では「血熱」という独特の考えがあり、次のような症状が見られます。

     

    (1)皮膚に赤い発疹がある

    (2) 鼻血、血尿、血便。月経が早く、量が多く、色も鮮やか。

    (3)目の充血、口が渇き冷たい物を欲しがる。便秘、赤いにきびや吹き出物が出来やすい。

     

    皮膚病だけでなく上記の症状には「清熱涼血」の作用を持つ牡丹皮、クチナシの実などの配合された

    漢方薬で体のバランスを取り健康にします。

    アトピーの人の舌の色は真っ赤な人がいます。

    このような人は皮膚表面の赤みが取れても体内に「熱」が篭もっていることを示し、

    赤みが収まっても再発することがありますから用心のためしっかり漢方薬を続けたほうが安心です。

    舌の色がきれいなピンクになってくると体内の熱も収まってきています。

     

    写真の赤ちゃんは真っ赤に顔がはれとてもだるそうです。

    体温計の熱が平熱でも「熱」がこもっていることがお分かりと思います。

    お母さんが漢方薬でアトピーが治っているので、

    医師にステロイド軟こうの継続使用を勧められましたが長く使っていいのか疑問に思い、

    漢方薬のエキスと漢方の軟膏とクリームでこんなにきれいな真っ白な肌になりました。

    半年近くなりますがいちども再発していません。

     

  • アトピー肌の乾燥とほてり

    2008年5月20日 , ,

    乾燥の原因のひとつは「熱」

    アトピーの方がよく訴えられる症状に「乾燥」と「ほてり」があります。

    「乾燥」も「ほてり」もどちらも不快な症状です。

    まずその原因を考えなければいけません。

    原因には大きく分けるとふたつあります。

     

    一つは胃腸の消化能力が悪くて栄養が肌に行き渡らなく乾燥する「虚」のタイプ。

    逆に体に悪いものがたまり、熱がこもって乾燥する「邪」のタイプの二つがあります。

    「邪」のタイプの一つの原因はまず「体内にこもった熱」です。

    洗濯物がストーブのそばで乾くように「熱」があると乾燥します。

     

    長い間皮膚に炎症があることによって、血液が熱をもち「瘀血」となってどろどろしてきます。

    肌はごわごわ、かさかさして「苔癬化(たいせんか)」という慢性の炎症の状態になります。

    「熱」があるのでほてってきます。ステロイドを長期使っていてもほてりがきます。

     

    中成薬(エキス剤、錠剤)の「涼血清営顆粒」を気長に飲むと「血熱」はおさまっていき、

    乾燥もいつの間にかおさまり、つやつやした肌になっていきます。

    また多少潤す成分もあったほうがいいので私はよく「瀉火補腎丸」や「荊芥連翹湯」

    「当帰飲子」「石膏」も併用します。

    「当帰飲子」だけでは「熱」をとる力はないので「熱」をとる漢方薬を併用します。

     

    必ず皮膚をよく見てもらって「熱」をとる漢方薬と「潤す」漢方薬の割合も見ながら出してもらうことが大事です。

    「舌」の色は真赤な人が多いようです。

    ただし「乾燥」は長い間の「熱」によるものなのですぐ治すのは無理です。

    日本では粉薬では潤す漢方薬は少ないのでとても困っています。

     

    今私の属する研究会で開発中です。完成したらお知らせします。

    生薬では「麦門冬」「沙参」「玄参」「知母」「石膏」などがありますので煎じ薬に自分で加えて煎じるといいでしょう。

    あせらず飲んでいけばよくなります

    入浴後はものすごい勢いで乾燥していきます。

    出たら一分以内に「瑞花露(すいかろ)クリーム」や「アリメントクリーム」などを塗りましょう。

    ひどいときはこれらを塗ってから入り、出てからもぬるといいです。

     

    手も水を使って水分が残っていると蒸発するときに手の水分が奪われます。

    よくよく水分を拭き取って「瑞花露クリーム」や「ビューティシャンハンドクリーム」をすぐ塗りましょう。

    顔にはしわや色素沈着によい沙棘(サージ)が入った「セ・サージクリーム」の上に「アリメントクリーム」を塗るといいでしょう。

  • アトピーで花粉症、アトピーで妊娠中の漢方薬

    2008年5月20日 , ,

    今は花粉症の真っ最中。花粉でアトピーも悪化します。

    どちらも免疫力のアンバランスで発症します。

    中国医学で皮膚、粘膜を丈夫にする「衛気(えき)」を高め、治す力をつければ年々軽くなります。

    「衛気」とは外敵から身を守る力で「気」の一種です。

    「衛気」を充実させ、巡らせることにより皮膚や粘膜が強化され風邪や花粉症、アトピーの予防になります。

    花粉症には「衛気」を高める漢方薬と鼻水、くしゃみ、目の痒みなど症状にあった漢方薬を併用すると楽になります。

    花粉の飛ぶ1ヶ月前から飲み始めるとほとんど症状が出ない方も居ます。

    今年遅く飲み始めた方は、来年は1月に入ったらすぐ飲み始めましょう。

     

    春、花粉症が騒がれる頃 アトピーの人の肌も花粉でがさがさ赤くはれてきます。

    中国医学では治すのに体質や症状が「寒症(冷え)」か「熱症(熱がある)」かで治療方針が異なります。

    一般にアトピーは肌が赤く熱く、舌の色も赤い人が多く、これは「熱症」を意味し

    冷やす漢方薬、石膏や竜胆(りんどうの根)などを多く使います。

    ところが花粉症は鼻水が水のようで透明なことが多くこれは「寒症」を示します。

    寒いと鼻水が水っぽいですね。

    このときは温める漢方薬、桂枝や麻黄、生姜などを用い、アトピーの治療とは相反しますので

    アトピーで花粉症の治療には分量の加減にこつが要ります。

     

    また不妊症などで治療中の人はいつ妊娠するかわかりません。

    病院や市販の新薬の花粉症の薬は胎児に奇形を起こす可能性が知られています。

    妊娠の可能性のある人は漢方薬で早く花粉症を治しましょう。

    大きなくしゃみを連発したら流産のおそれがあります。

    花粉症の漢方薬は妊娠中の危険は今まで報告されていません。

    私のところでは妊娠中ずっと漢方の風邪薬を飲んでいて丈夫な大きな赤ちゃんを生んだ方がいます。

    しかも非常に安産でした。「案ずるより産むが易し」ですね。

  • 湿気とおりものとアトピーの関係

    梅雨時アトピーが悪化する、と心配される方がいます。

    こういう方でおりものも一か月ずっと続いて、量も多い、という方がいます。

    梅雨時、湿気が多くなると、体の中の湿気すなわち「湿邪(しつじゃ)」も多くなり、

    皮膚に水泡が増えたり、じくじくかゆくなります。

    汁が出なくても肌にさわるとなんとなく、湿っぽいこともあります。

    中医学では人の体は宇宙が支配していて、季節の影響を多く受けるので、

    治す時も季節の関係を重視しながら治していきます。

    梅雨時悪化する人は湿邪が多いタイプが多いので体内のおりものも増える傾向があります。

     

    正常なおりものは無色透明で臭いも少なく、少量です。

    生理と生理の中間、排卵期ごろと生理前、妊娠時にやや多くなります。

    膣に雑菌が入るのを防ぎ、精子が入りやすいようにする働きがあります。

     

    しかし多すぎたり、黄色みを帯び、匂いが強くなると「湿熱」の状態となり、

    精子の力を弱め、妊娠力を落とします。

    アトピーの痒み、じくじく、水泡のある皮膚を改善するには、このように体内からくる信号も

    考慮しながら治していくと、肌も改善され、膣の不快な症状も改善し、すっきりします。

    これも中医学の面白い点で

    「異病同治(いびょうどうじ)」<異なる病気や症状を同じ治療方針で治す意味>の一つの例です。

     

    おりものに泡が混ざって耐えがたいかゆみとなった場合はトリコモナス菌に感染していたり、

    そのほか膣炎、卵管炎、などの場合もありますからその時は早めに受診し、治療を受けながら、

    そのような症状を起こす体質を改善していきましょう。

    おりものを中医学で改善して妊娠した方は何人もいます。


    写真説明:中国雲南省 少数民族の人形

  • 赤ちゃんがアトピーにならない予防食

    2008年5月16日

    我が家の長女に4月女の子が生まれました。

    3535gのとても元気な赤ちゃんで、肌が母親に似ず真っ白でつやつやでした。

    25時間陣痛があり、大変でしたが、お産の翌日、けろっとして起き上がってテレビを見ていたので、

    婦長さんがびっくりしたそうです。

    元気の秘密を聞かれましたが本人曰く、

    「体力を付ける物と、血を増やす漢方薬を飲んでいたせいかしら。」

    実家に来てからは、食事はアトピーにならないよう牛乳、卵、肉のない食事を、といわれ家中協力して、

    毎日メニューを考えるのに大変でした。

    胚芽米や玄米のごはん、野菜、海草、きのこ、豆腐、豆類、魚で、家中皆たくさん食べても胃が軽く、

    バナナ3本分出る山吹色の快便になり、すっかり健康になってしまいました。

    ちなみに肉を食べると便が黒く臭くなります。あなたはどうですか?

     

    婿さんから「肉や卵がなくてもこんなにおいしく食べられるんですね」と言われ、

    すっかり気をよくしてしまいました。

    母乳がでるよう、毎食汁物、味噌汁や野菜スープを取り、おやつは柏餅やあんこもの、

    緑豆のぜんざいを作り、毎日忙しくたっぷり食べても私はやせました。

     

    ちなみに私は「ばあば」とは呼ばせず「ぽぽ(伯々)」と言わせるつもりです。

    中国語で「おばあちゃん」という意味です。

     

     

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