アトピー 埼玉県川越市の漢方薬局 | 漢方でアトピー改善!「ウエマツ薬局」

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アトピー・不妊治療のウエマツ薬局

アトピー

  • 風邪をひいてアトピーが悪化したら・・

    2014年4月6日 ,

    昨日はこのブログでも紹介しました路先生の「温病」の勉強会でした。

    風邪をこじらせた患者さんの症例検討です。

    私は今、店ではアトピーで不妊の方を主に相談を受けていますが、

    実際は風邪の患者さんも多く見えています。

     

    風邪を治すと「名医」だといわれるくらい風邪の症状は複雑で変化が早く、

    難しいのですが、漢方で治すと「すっきりさわやか」に治り喜ばれます。

     

     

     

     

    写真:中院の枝垂桜3月28日 植松 光子撮影

    アトピーで風邪をひくと悪化することもあります。

    これは体の中に熱がこもるからです。

    このような時は、私は風邪にも効いてアトピーにも効く漢方薬を出します。

     

    またそのあと咳も出始め、肌も乾燥してかゆくなることもあります。

    その時も咳に効いて、肌の乾燥にもきく漢方薬をだします。

     

    このように漢方薬は風邪や、アトピー別々に薬を出すのではなく、

    「その人」を「早く元気にする薬」を出すので、

    すっきりさわやかになって漢方ファンになってもらえ、

    私も漢方を勉強してきてよかった!と元気をもらいます。

    アトピー不妊:漢方のウエマツ薬局 植松光子

  • アトピーによい住まい

    2014年4月3日 ,

    アトピー・不妊 漢方専門ウエマツ薬局 薬剤師の谷です。

    先日開催した第2回アトピー学校で、漢方体験談として

    数年前からアトピーのご相談にいらしているお客様の齋賀様にお話をしていただきました。

    漢方薬を飲んでアトピー症状が改善した」という齋賀様の生の声は、

    同じ悩みを持つ出席の皆さんにとってとても説得力があり、大変喜ばれました。

     

     

     

     

     

     

     

    斎賀様は住宅をつくるお仕事をなさっていらっしゃいます。

    せっかくの機会ですので、情報提供として住まい環境についてもお話しいただきました。

     

    齋賀様のお話・アトピーと住まい環境の関係<抜粋>

    皆さんはアトピー性皮膚炎と住まい環境が密接に関係していることをご存じですか?

    大きなキーワードは以下の3つ、「乾燥」「結露」「カビ」です。

     

    春になり、暖かくなってきましたが皆さんのお住まいで、冬場結露は生じましたか?

    おそらく、ほとんどのお住まいで冬場結露が発生していると思います。

    専門的な難しい話は敬遠されてしまいますが、窓ガラスが結露しているということは

    壁の見えない部分、つまり壁の中でも結露が生じている可能性があります。

     

    すると、そこにカビが発生するのです。カビはダニやハウスダストも引き起こします。

    私たちアトピー患者は肌のバリアが極度に弱いため、

    それらが肌に付着し刺激をもたらすことがかゆみの原因になります。

    また、室内が乾燥しているとお肌も乾燥し、

    刺激に弱くなりかゆみを引き起こします。

     

     

    つまり、アトピー患者にやさしい住宅とは

    「一年中湿度が一定で、室内の急激な温度差がなく、結露を抑えた住宅」となります。

    湿度を一定に保つ秘密は壁の中の断熱材です。

    濡れた靴の中に新聞紙を丸めて詰めておくと、湿気を吸ってくれますよね?

    そういうイメージです。

     

    私どもは、自然の力を活かし光熱費を抑える「低燃費住宅」という住宅に取り組んでいます。

    冬場、通常の室内の湿度が20%の時でも、低燃費住宅でしたら

    適正湿度の50%を保つことができます。

    低燃費住宅は体感していただくタイプの住宅です。

    ぜひ一度、モデルハウスに体感しに来てください。

    *       *       *       *       *      *

     

    齋賀様のお話の後、私も少し調べてみました。

    低燃費住宅は東洋医学の思想に基づき、ドイツの最新の建築物理学を取り入れ、

    日本の気候風土に合わせて設計する「体温を高める東洋医学式健康住宅」だそうです。

    自然の力を活用して自律神経を整え、体温と免疫機能を高める健康住宅。

     

    なるほど。漢方薬の考えと一緒じゃないですか!

    なんだか嬉しくなりました(^-^)/

    モデルハウスは見学だけではなく、宿泊体験もできるようです。

    ㈲齋賀設計工務HP https://tnp-saitamanishi.com/n-company/

    谷 季里子

     

  • 松居一代さんの息子のアトピーを治した、中国の漢方医の思い出 その2

    2014年2月27日

    松居一代さんの息子さんのアトピーを治された秦先生は、

    北京中医薬大学日本校の副学長もなさっていました。

    そして、北京中医薬大学日本校の卒業式が北京の本校で行われ、

    私も卒業生の一人として、出席していました。

     

    終わって大学の食堂で中国の料理の鉄人と言われる料理長のもとで、

    50種類のおいしい薬膳料理を堪能しました。

     

     

     

     

     

    写真:雪の日に、我が家の蝋梅

    その時秦先生のお顔の色が冴えない、と気になりました。

    そして翌日、日本に帰った日に、突然倒れ、帰らぬ人となってしまいました。

     

    お葬式には松居一代さんとその坊やも出席され、

    松居さんは原稿も見ないで立派に弔辞を述べられました。

    その時見た息子さんはアトピーの赤みは見えませんでしたが、

    かさかさ乾燥して痩せて色白のお子さんでした。

     

    ひどい炎症の時期は超えましたが、これから潤いのある健康な肌にするのは時間がかかります。

    かゆみも続くでしょう。

    しかし、これからは胃腸を丈夫にする漢方薬を飲み、体格をよくして、

    食事と生活、早く寝る、と言ったことに気を付けていけば

    きっとさらによい肌になるだろう、と思い、遠くから彼の幸せを祈りました。

     

    そしてアトピー患者さんに命をささげた秦先生の冥福を祈りました。

    薬剤師 中国政府認定国際中医師 植松 光子
    2014年2月18日

    その1はこちら→松居一代さんの息子のアトピーを治した、中国の漢方医の思い出 その1

  • 松居一代さんの息子のアトピーを治した、中国の漢方医の思い出 その1

    2014年1月29日 , ,

    松居一代さんの息子さんが、中国の漢方の先生に治してもらった

    という話は有名ですが、私はその先生について

    2年間本場中国の漢方の皮膚科を直接学びました。

     

     

     

     

     

     

    その先生は北京中医薬大学付属病院の副院長で、

    皮膚科医として有名な秦漢琨先生です。

    ちょうどその頃、先生は北京中医薬大学日本校の設立準備のため、

    日本にいらしていました。

    中医学(漢方)を熱心に学んでいる薬剤師がいる、

    ということで紹介されて埼玉県川越市にある私の店に指導にいらしてくださいました。

     

    日本語が全くお出来にならないのに、おひとりで都内からいらして、

    東上線の新河岸駅で私の名刺を通行人に見せて

    道を尋ねていらっしゃるお姿が鮮明にまぶたに焼き付いています。

     

    日本語は「かゆいい~?」と「お通じは~?」の二つだけ。

    皮膚病と言うのは、皮膚を見ますから、

    それだけで中医診断ができる、というわけです。

     

    痒みはアトピーの特徴です。ニキビやほかの皮膚病と区別できます。

    便通は中医学(漢方)では大事な体質のチェック法です。

     

    便秘があれば体の中に「熱」がこもっています。

    「熱」がこもっているので皮膚が赤く、乾燥するのです。

    この「痒い」と便通が皮膚病の鑑別のポイントなのです。

     

    秦先生は全身細かく見てくださり、言葉が通じなくても慈愛のこもった診察は、

    その時診てもらった男性の患者さんが「あの先生元気?会いたいなあ」

    と後あとまで、おっしゃるくらいでした。

     

    皮膚の難病の尋常性乾癬や慢性じんましんなどが

    みるみるうちによくなる姿を見て、私も中医学の皮膚科のすごさを感じました。

     

    アトピーはさすがにすぐ、というわけにはいきませんでしたが

    ステロイドの副作用と慢性で肌が赤く、てかてかしてかゆみの取れない人たちも

    だんだん良くなり、その後20年後にお会いした方も、悪くなってはいない、と喜んでいました。

     

    先生の処方の特徴は胃腸をいたわる処方で、

    消化の漢方生薬をどの人にも使っていたのが印象に残っています。

     

    皮膚病は食べ物が大事です、と同時にそれを消化して

    血にして、丈夫な皮膚を作ることが大事なのです。

     

    松居さんの息子さんは始め中国にいる漢方医に診てもらい、

    その後その漢方医の大学の教官である秦 漢琨に診てもらいすっかりよくなったようです。

    しかし秦先生は有名になってしまい、毎晩11時ころまで往診され体調を崩されました。

    薬剤師 中国政府認定国際中医師 植松 光子 2014年1月23日

    その2はこちら→松居一代さんの息子のアトピーを治した、中国の漢方医の思い出 その2

  • カビとアトピー

    2013年7月29日 , ,

    ~中医学では300年前にすでに注目~

    『人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを引き起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、

    カビの一種の「マラセチアグロボナーゼ」が作り出すたんぱく質が炎症にかかわっていたことが分かった。

    このカビは健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたタンパク質はごく微量でもアレルギー反応を引き起こす』

    と広島大学大学院の研究グループ(秀道広教授)による成果が発表されました。

    6月6日付 朝日新聞_____

     

    汗をかくとカビが繁殖します。

    確かに毎日多くのアトピーの人たちの相談を受けていますと、汗をかく梅雨時から夏悪化する人が多く見られます。

    また場所もひじの内側やひざの裏、顎、わきの下などに多く発症します。

    中には学生や事務職の会社員で座る時間が長い人でお尻が真っ赤にかゆくなったり、と汗をかく場所に多くアトピーが発症しています。

    面白いことに中医学ではアトピーのことを中国語で「四弯風(しわんふう)」と言います。

    これは「四つの弯曲したところのかゆみ」という意味です。

    すなわち両肘の内側と両膝の内側の4か所です。

    この「四弯風」は1665年に書かれた中医学の医学書「外科大成」にその名前が載っています。

    すでにアトピーの特徴が認識されていたというのは驚きです。

     

    そしてアトピーのかゆみ、赤みなどの症状を軽くする生薬にカビなどの殺虫効果のある生薬が用いられています。

    苦参(くじん)は名前の通りとても苦く、飲んだり、外用に用います。

    生薬を煎じてその汁をかゆいところにかけます。

    抗真菌作用と抗トリコモナス作用が認められていますので女性の陰部のかゆみにもとても効果があります。

    外用に使う場合は副作用がありません。内服の場合は苦いので胃腸に気を付けます。

    白鮮皮(はくせんぴ)も抗真菌作用があり白癬菌を抑制します。

     

    これらの生薬は「カビが原因」とニュースで発表されるずっと前から、中医学ではアトピーのかゆみによいと用いられてきました。

    そしてこれらの配合された漢方入浴剤もあります。汗によるかゆみや水虫にも、よく家じゅうで入れます。

     

    男子の大学生でアトピーがあり、特にお尻がかゆい、と来店されました。

    真っ赤になって汁もでていて、電車の中や、授業中椅子に座っていてもかゆくてじっとしていられないとのことでした。

    カビとあせのかゆみに効く漢方薬を飲んでいただきました。

    家でも試験勉強で座っていることが多いので、蒸れて治りにくいので、

    なるべく家では風通しのよいショートパンツですごしてもらうよう話しました。

    辛いものやお酒は体を熱くしますのでキムチやビールなど避けてもらいました。

    漢方薬の内服と漢方の入浴剤、漢方のかゆみ止めのスプレーを使い、

    時間がかかりましたがすっかりよくなり、喜ばれました。

    文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

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