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食材の性質に気を付けて
食材には、温める、冷す、その中間といった性質があります。
ショウガやネギは温める、キュウリや西瓜は体を冷やす作用があるなどは、
聞いたことがあるのではないでしょうか。
自分の体調に合わせて食材を選んで食事するといいのですが、
ついつい、好きなものばかり食べ過ぎてしまうことがありますよね(^^;)
お店のお客様で、蓄膿症で鼻茸のある方が、今年、柿が自宅にたくさん出来、
美味しくて、毎食一日三個食べていたそう。
そうしたら、せっかく漢方薬を飲んで取れた鼻茸もムズムズ出来そうになり、
鼻も詰まり始めて来たそうです。
昔から柿は冷す、といわれています。冷えて血流が悪くなったのでしょう。
薬膳の本はそうした昔からの経験からまとめた性質などが書かれています。
食べ物は、薬ほど作用はシャープではないので、よくこのようなことが昔の人は分かった、
とびっくりさせられます。
先述の方のような例が積み重なって確信となり、まとめられたものと思われます。
長い数千年の単位でしょう。
「食は医なり」食べ物は薬
食べ物で健康を保っていこうという先人の思いが伝わってきます。
ちなみに、柿に含まれる主な栄養素には、ビタミンC、β‐カロテン、
カリウム、食物繊維があります。
適量をいただき、栄養素をいかしましょうね♪
スタッフ堤
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空咳、喉の枯れに注意。
8月23日は処暑です。
暑さが処する、と書いて処暑。
処には、止まるという意味があり、暑さもひと段落し、
朝晩は涼しく過ごしやすくなるといいます。
この時期、声が枯れたり、空咳が出たりしていませんか?
こういう方は、肺の潤いが不足していることが考えられます。
アレルギー性の鼻炎や喘息も起きやすい時です。
潤すのに1番良いのは深呼吸です。
潤す食物を摂ると同時に深呼吸もしましょう。
梨は喉を潤すのにおすすめです♪
そのままでもいいですし、スムージーやおろし金でおろして
スプーンで召し上がってもいいです。
梨の皮はこもった熱を取る漢方薬ですので、 冷凍しておいて、
まとめて水から20分煮て、蜂蜜などを入れて飲んでもいいですよ(^-^)
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胃腸を温め、香りでリラックス♪ 紫蘇生姜茶
ウエマツ薬局には、化粧品や養生茶などのオリジナル商品もございます。
養生茶のなかでも、今オススメしているのが「紫蘇生姜茶(しそしょうがちゃ)」です。
試飲して頂いた方からは
*紫蘇の香りがリラックス出来ます。
*サッパリと飲みやすい。
*体が温まり、胃もスッキリします。
など好評です。
紫蘇生姜茶は、2019年の6月に開催した「中医営養薬膳学講座」の際に薬剤師の飯沼が、長夏の養生茶としてお出ししました。
梅雨時に冷えがちな胃腸を温め、働きを良くし、良い香りでリラックスできるように作成したお茶です。
まさに、これからの時期にピッタリです。
紫蘇の効能は気の巡りを良くし、胃腸の不快感を改善する。
生姜の効能は風邪や咳に良い。胃腸を温め、働きを整え、嘔吐や下痢に良い。
ほのかな紫蘇の香りはリラックス効果抜群♪
プレゼントにもいいかと思います。
金額は5個入り税込300円です。
ぜひ飲んでみて下さいね。
スタッフ堤
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おいしくて体に良い簡単薬膳スイーツはいかが?
前回、枸杞の実の魅力をお伝えしましたが、枸杞を使ったおいしい料理やデザートは
拙著「どうせ食べるなら美のもと 薬膳スイーツ」<本の泉社>に掲載されています。
他にも、なつめや緑豆を使ったスイーツが満載です。
おいしくて体に良い簡単薬膳スイーツをお楽しみください。
この本を作るにあたり、ウエマツ薬局が30年間お客さまにお出しした薬膳スイーツ300種類から
人気のあるスイーツを投票で選びました。
掲載された40種類のスイーツは、撮影のため、スタッフの薬膳担当の大山、堀川が1日で作り、プロのカメラマンに撮影して頂きました。
服部料理学校の服部幸應先生が絶賛して下さいました。
こちらで購入できます: どうせ食べるなら美のもと 薬膳スイーツ
残り少ないのでお早めに。
ウエマツ薬局店内では、消費税抜きサイン付きでお出ししています。
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薬膳ドライフルーツ、枸杞の実の魅力にはまって・2
*内容
①枸杞の実について
②枸杞の実の食べ方
③枸杞30年研究してきた方のキラキラ輝く目
④枸杞の力
⑤枸杞のダイエット効果
⑥宮廷献上品 枸杞の実のおいしさ
・・・・
①枸杞(くこ)の実について
漢方の上品の中でも枸杞の実は男性、女性の精を高め肝臓の働き、目の疲れにもよく、優しい甘みは毎日食べ続けられます。
私が毎日3年間摂って飽きずにおいしく、しかも目の疲れが全く出なく、視力も上がったのが枸杞です。(個人の感想です)
②朝夕食事の後、湯呑に入れてお茶と一緒に小さじ2杯入れて食べています。
枸杞は干しブドウに似て歯にくっつきやすいですが、飲み物に入れると食べやすいです。
3年ほど前、上海の網膜の研究所を訪れたことがあります。
そこの所長さんは30年間枸杞を研究してこられている、ということでした。
夜の食事会の時隣に座られた所長さんは70代くらいでも若々しく目がキラキラ輝いて肌もつややかでした。
そこで思わず「健康法は何ですか?」とお聞きしましたら
「毎朝のウォーキングと枸杞の実を毎食大匙一杯湯呑に入れてお茶と一緒に摂ることです」とおっしゃったのです。
それ以来私は、大匙一杯は摂れないので、小さじ2杯にして欠かさず毎日摂っています。
④枸杞は潤す力があり、老化による足腰の弱り、ホルモン力の弱りの腎虚に効果があります。
疲れ目、目の乾燥、赤ちゃんが欲しい人の卵を潤し、元気にする力もあります。
薬膳として効き目を求めるのには、まめに摂る必要があります。
デザートのトッピングもいいですが、毎日湯呑に入れてとるのは気軽で長続きしやすいです。
しかも副効果もあるのです。
⑤食後甘いものがほしくなりませんか?
枸杞の実は甘いので、脳が満足して不思議なことに甘いものが欲しくなくなるのです。
甘くてもカロリーが少なく、太りません。体に摂るものは品質が良いものの方がよいでしょう。
⑥そこの研究所で購入したものは500g1万円くらいでした。日本でも上質のものを探して下さい。
最近日本でも朝廷献上品の果物という意味の貢果枸杞(こうかくこ)という枸杞の実が出てきました。
柔らかくて甘く、いつまでもつまんでいたいおいしさです。といっても食べ過ぎないで下さいね。
枸杞は潤す力が大きいので下痢便の人は便が緩くなることがあります。
1日適正量は中薬学では3g~9gとあります。小さじ2,3杯です。