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薬膳

  • かおりんの養生茶Laboウラ話②

    2019年8月10日 , ,

    薬剤師の飯沼です。

    相変わらず暑い日が続きますが、暦の上では立秋が過ぎました。

    今年の残暑は厳しそうですね。

     

    今月の中医営養薬膳学講座はお休みですが、今回はまた養生茶Laboのお話をしようと思います。

    このコーナーでは、季節に合わせた養生茶を作成し、

    皆さんに試飲していただいています。

     

    お茶の配合は昨年私が通った、日本中医食養学会の

    中医薬膳茶師講座のテキストなどを参考にして試行錯誤し、

    考えたものです。

    それぞれの季節に合った養生茶を目指しているのですが、

    普段楽しむお茶として飲みやすさ、香りの良さ、色などの見た目などを

    楽しめることも大事なポイントとしています。

     

    また、漢方薬局ならではの、生薬の特徴を生かしたお茶なので、

    それぞれのお茶の材料となる生薬を実際に触れて、

    時にはそのままかじったり、においをかいだりと

    じっくり観察していただけるのも養生茶Laboの特徴です。

     

    毎回受講生の皆様に養生茶の点数をつけていただいているので、

    最終的にどの養生茶が人気だったかもいずれご報告できたらと思います。

     

    さてウエマツ薬局も8/11から5日間夏季休業となります。

    お盆休みにお出かけする方はぜひ楽しい夏の思い出を作ってくださいね。

  • かおりんの養生茶Laboウラ話①

    2019年7月23日 ,

    薬剤師の飯沼です。

    さて当店では現在月に1回、全10回の

    中医営養薬膳学講座という講座を行っており、

    今年度は4月から「かおりんの養生茶Labo」という名前で

    薬膳茶についてのコーナーを私が担当しています。

    この名前はウエマツ薬局のコピーライター(!?)大友さんに

    お借りしたキャッチコピーの本を参考にあれこれとアイデアを

    いただきながら講座の3か月前くらいに思いついたものです。

    ということで今回はこの名前に込めた思いを書きたいと思います。

     

    まず「Labo」はLaboratoryつまり実験室、研究室の略。

    最近わりとなじみのある言葉ですよね。

    理科や科学の実験室のように、参加される皆様と一緒に

    あれこれ試行錯誤してお茶の活用を考えていけたらと

    この言葉を選びました。

    「薬膳茶」ではなく、あえて「養生茶」としたのは、

    より身近に日々の生活養生の1つとして生薬を使ったお茶を

    活用していただきたいと思ったからです。

     

    そして「かおりん」はスタッフから呼んでいただいている私の愛称です。

    個性を出すためには入れた方が断然良いと後押しされて

    少し恥ずかしいですがこのようなネーミングになりました。

     

    中医営養薬膳学講座は約1年にわたる講座なので、

    それぞれの季節を感じる養生茶の時間も

    楽しみにしていただけるようになればいいなと思います。

     

  • 梅雨時の薬膳

    2019年7月8日 ,

    梅雨時におすすめの薬膳は「湿気を追い出すもの」

    美肌によい ハトムギ 緑豆 緑豆もやし 緑豆春雨  冬瓜

    写真:ヨクイニン(ハト麦)

     

    体力のもととなる「気」を補う

    トウモロコシ  小麦  七分づき米  大豆製品

    インゲンマメ  卵 鮭 など

    ハト麦はたくさん茹でて、冷凍しておくと便利です。

    サラダに加えたり、炊き込みご飯もおすすめです。

    炊くときに 米1カップに緑豆と、茹でたハト麦を各大さじ1杯いれて、炊きます。

    ぜひ、作ってみて下さいね。

     

    ハト麦は外から「殻→薄皮→渋皮→子実」となっており、

    渋皮を取り除いたものが漢方薬でいう「ヨクイニン」です。

    オンラインショップ⇒ヨクイニン

    緑豆は、ぜんざいにしても美味しいです。

    オンラインショップ⇒緑豆

  • ほうれん草の海苔巻。

    2019年7月2日

    野菜の苦手な家人のために結婚以来50年作っています。

    これなら残さず食べてくれます。

     

    緑黄色野菜は植物性油や添加物など、体に悪い物を包み込んで外へ出してくれます。

    アトピー、にきびの赤みなどの熱をとってくれます。

     

    ほうれん草の海苔巻 作り方

    ・ほうれん草を沸騰したお湯に根元から半分10秒入れてから、

    全体をさらに10秒入れ、すぐにたっぷりの冷水につけて、

    水をかきまぜながらすっかり熱が取れるまで冷ます。

    (この時間で作ると緑色がきれいで美味しいです)

     

    ・水をしぼり、均等に巻きすにいれてしっかり絞る。

    海苔巻の要領で巻いて切る。皿に載せて白胡麻を散らす。

    いただくときに各自醤油などかける。

    出来れば醤油だけでは塩分が濃いので

    七方だしを作っておいて、かけるとおいしいし、減塩になります。

     

    七方だしの作り方 

    (注:七方だしは植松の造語です。)

    八方だしよりちょっと濃い目で醤油の代わりになり、

    しかも塩分は醤油の七分の一です。料理の味付けに、便利です。

     

    ・昆布と鰹節でだしを取る。昆布5cm位を1時間以上水につける。

    強火で沸騰させ、とろ火で10分おく。 昆布を取り出す。

    そこに鰹の削り節をたっぷり入れて強火で沸騰させ、1、2分おいてから濾す。

    昆布は5mm幅に千切りにして料理の中に入れて食べてしまいます。または佃煮風に。

    みりん:醤油:だし汁の割合が1:1:7に混ぜて出来上がり。

     

    だしが七倍なので七方だし。 冷蔵庫0度室保存

  • 梅雨時の薬膳

    2019年6月13日 , ,

    昨日はウエマツ薬局の漢方薬膳教室で、講師は鶴田先生と、

    薬膳茶は薬剤師 飯沼香里の紫蘇とショウガの、かおりのよい

    「かおりんの薬膳茶6月バージョン」で、どちらも大好評でした。

     

    鶴田先生は蒸し暑い梅雨時を乗り切る、薬膳ののり巻きや冬瓜と

    かにのスープなどの調理実習です。

    海苔巻は題して「金針菜のキンパ」

      

    中身は金針菜(キンシンサイ)・干ししいたけ ・紫蘇 ・卵焼き です。

    ラップで小型の恵方巻のように包んで、お子さんのおやつにも、

    持って食べられて最適です。

     

    金針菜は百合のつぼみです。

    湿気と熱を取るので梅雨時にぴったりです。

    ニキビやアトピーの方にも良く、鉄分も多いので女性にぴったりです。

     

    乾燥しているのでさっと水で戻しますが、戻し汁は黒く鉄分が多いので、戻し汁も使います。

    植松がよく作るのは、戻した金針菜と生しいたけ、豚肉・人参それぞれ千切りにして油で炒め、

    醤油とみりん、酒同量で味付けします。ご飯によく合い、

    癖になる味でとてもおいしいです。

     

    金針菜は山へ行くと売っています。

    ウエマツ薬局にも良質のものがいつもおいてあります。

    よろしければオンラインショップで今すぐご購入下さい。

    コンビニ振り込みもできるようになりました。「かおりんの薬膳茶」もお電話でどうぞ!!

    金針菜→オンラインショップ

     

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