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子午流注 中医の時間医学③寅の刻
<子午流注からわかること>
寅時(午前3時~5時)は肺の時間 寅時:寅(とら)の刻
人間はこの時間帯で浅い睡眠に入り、静から動に転換します。
肺は、丑時(午前1時から3時)に浄化された、きれいな血液をもらい、
その新鮮な血を肺気の力で全身に供給します。
この時間帯に、清浄で新鮮な空気中で呼吸することが、肺を養うのに適しています。
もし喫煙すると、他の時よりもいっそう肺の機能を落としてしまいます。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
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子午流注 中医の時間医学②丑の刻
<子午流注からわかること>
2.丑時(午前1時~3時)は肝の時間 (丑時:丑(うし)の刻)
* 寝ると、血は肝に帰る *
肝はこの時間帯で蔵血、造血、解毒に専念し、
生命エネルギーで血を温め、新鮮な血が生産されます。
もしもこの時間に、起きて活動していると、血は肝に帰ることができず、
ずっと諸経をめぐっていることになり、新鮮な血が生み出されません。
そうすると全身の筋が硬くなり、身体がだるく感じます。
また、身体が酸化し、シミなどが現れやすくなります。
この時間帯に熟睡できないと、思考力の低下や、
怒りやすくなる、憂鬱になるなどの症状がでます。
* 子午流注(しごるちゅう)とは? *
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子午流注 中医の時間医学①子の刻
近年、子午流注(しごるちゅう)は「中医の時間医学」として注目され、
現代人の睡眠養生法、 病気の発症時間、 薬を飲む時間、
身体の変化などについて研究、活用されています。
子午流注は中国伝統医学特有の理論で、
中国最古の医学書 『黄帝内経』 に記載されています。
「子午」は「時刻」の意味で一日24時間を12等分し、
十二支に対応させています。
「流注」は人体の十二臓腑の気血運行の流れを意味します。
「子午流注」は一日24時間の、臓腑気血の運行リズムを表したものです。
<子午流注からわかること>
1.子時(23時~1時)は胆の時間 (子時:子の刻 🐭)
胆は消化に直接関わる胆汁を生成、貯蔵、排泄しており、
子の刻は胆汁の新陳代謝が最もさかんになる時間帯です。
この時間に就寝しないと、胆汁の代謝がきちんと行われず、
口が苦く、のどが渇き、顔色が悪く、目袋(目の下のたるみ)が黒くなります。
肝(きも)とは、「肝っ玉」のこともあらわします。
この時間までに寝ると、肝っ玉がつよくなり、判断力が早くなります。
もし、世界中の人が 『子午流注』 に添って生きたら、
今よりもっと、健康的な毎日が過ごせるかもしれませんね。
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爽やかな秋の「気」を吸いましょう!
狭い家や職場にいると、息が詰まってくることがあります。
そんなときは、戸外へ出ましょう!!
秋の爽やかな空気が、氣血の流れをよくして、淀んだ脳の細胞を活発化してくれます。
昨日は、娘と車いすの母と、
富士山と清水港を望む日本平に行って元気になってきました(^-^)