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オジギソウは眠る?
オジギソウは眠るってご存知でしたか?
以前、中国、雲南省の熱帯植物園シーサンパンダへ行った時のことです。
オジギソウの前で男の人が笛を吹いています。
すると笛の音に合わせてオジギソウの葉が閉じるのです。
笛の音が止むと葉が開きます。
おじぎをしているようにも見えますので、オジギソウといいますが、
眠っているようにもみえるので、別名「ネムリ草」ともいいます。
また、ネムノキは夜、葉が閉じて眠ります。漢字で「合歓の木」と書きます。
愛を交わした後、快い眠りが来るからでしょうか?
実は、合歓の皮は漢方生薬で、眠れない人に使う、
れっきとした睡眠薬です。副作用はなく、よいものです。
憂鬱で、食欲がない人、胸苦しい人の不安や不眠に花や皮を長く飲むとよいです。
古代の人は葉が閉じるのを見て、眠りに効くのではないか、
と考えたのだと、思われます。
花の色は日本では優しいピンクですが、中国、台湾などでは黄色もあり、
美しい街路樹になっていました。