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夏の胃腸不調対策1:食の不摂生
「胃」は“冷え”を苦手とする臓器ですが、
夏は「湿邪(しつじゃ)」(自然界の邪気)が体に侵入しやすく、
冷たいものや水分も摂りすぎてしまいがちです。
すると、胃腸に負担がかかって機能が落ち、
水分をスムーズに処理できなくなってしまいます。
その結果、体内に「湿」(余分な水分や汚れ)が溜まってしまうのです。
湿が溜まると胃腸の働きはさらに弱くなり、下痢などの不調が現れるようになってしまいます。
夏の水分補給は大切ですが、飲み過ぎには注意しましょう。
また、暑くてもなるべく温かい食事、飲み物にすることも大切です。
また、暴飲暴食などの食生活を続けていると、
胃腸が疲れて食事をしっかり摂れず、
夏バテを起こしやすくなってしまいます。
また、秋冬になっても疲れを引きずり、
かぜを引きやすくなることもあります。
特に不調を感じていない人も、
胃腸トラブルを起こしやすい夏は油断禁物です。
胃腸に負担をかけない食生活を心がけましょう。
*気になる症状
吐き気、胃の膨満感、胃のムカつき、げっぷ、
下痢、軟便、舌の苔が多い
*食養生
胃腸の働きを整え、湿を取り除く食材を:
サンザシ、麦芽、カルダモン、梅干し、しそ、
陳皮茶(ちんぴちゃ)、はと麦、お焦げ など
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参考:漢方の知恵袋