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漢方の生薬の中にある、いろいろな動物薬
今朝、公園でミンミンとなく蝉時雨の中、太極拳をやっていました。
すると、パサっという音。
私の帽子の中に、何と蝉が止まっていました。
そのまま、太極拳を続けていましたが、
蝉はずっと私の帽子の中にいました。
居心地が良かったのかしら?
帰路、生活道路を歩いていましたら、
バサッと、蝉は道路に落ちてしまいました。
そのまま、ひっくり返っています。
車にひかれないよう、そっと近くの植え込みに入れてきました。
セミは7日間の命といいます。
この蝉もこの暑い夏を思う存分生きてきたのでしょう。
蝉の抜け殻を見たことがありますか?
蝉の抜け殻は漢方の生薬で、かゆみによく効き、蝉退(せんたい)といいます。
「消風散(しょうふうさん)」と言う処方があります。
この中に配合されています。
私の薬局は、煎じ薬もやっていますので、
この消風散を作るときに、お客様に
蝉が入っていますよ、と言いますと、びっくりされます。
でもよく効くので、次からは
「セミ入ってる?入れておいてね」
とよく頼まれます。
漢方の生薬には、動物薬がいろいろあります。
動物薬はよく効きます。
ミミズは子供の高熱に効きます。
粉末があり、甘くて飲みやすいので、
わが家では孫によく飲ませます。
ヒルは水蛭(すいてつ)といい、子宮内膜症の特効薬です。
今度、この水蛭の量が5倍に増えて、新発売されます。
乞うご期待。