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ある若い女性薬剤師の物語・7
これは彗星のように輝やきながら飛び去った彼女の人生の軌跡をたどる物語です。
その7 「漢方薬膳サロン ウエマツ薬局」を立ち上げる。
幸せな結婚をし、よき理解者のもと、仕事と勉強に打ち込み、
2008年11月念願の「漢方薬膳サロン ウエマツ薬局」を埼玉県川越市に立ち上げました。
それまでは本店と支店があったのですが、
アトピー相談の患者さんが全国から見えるようになり、
手狭でゆっくり相談ができないということで本店支店を一緒にして新装開店となりました。
(写真 新装開店 漢方薬膳サロン ウエマツ薬局)
患者さんがほっとくつろげるよう、癒しの場を作りたい、と
二階の待合室は喫茶店風に丸テーブルにし、
薬膳スイーツを無料で来店のつど差し上げられるようにしました。
(写真 2階 薬膳サロン)
三階には、ヨガや太極拳、気功、漢方薬膳教室などできるよう頑張ってくれましたので
今ではみなさん楽しんでいます。このような薬局は日本でも数少ないでしょう。
いつも患者さんのことを考え、その笑顔は一度見たら忘れられない、という方が大勢います。
不妊症とアトピーを得意とし、不妊に悩む方、アトピーで悩んでいるかたに
親身に相談にのり、中医学の漢方で多くの赤ちゃんが誕生しました。
さらにオリジナルの化粧品「花しずく潤(るん)」の
ミルキーローション、エッセンス、クリームも作り、
商標登録もセンスを生かしたものが出来ました。
また薬膳に興味を持ち「薬膳は素晴らしい学問だ」と
難関の中医国際薬膳師の試験の勉強をしているうちに病に侵されました。
(写真 漢方薬を飲んで生まれた赤ちゃんを抱いて)
* *次回は、「その8、突然の死」です。* *