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二十四節気を用いた食提案 秋分
秋分(しゅうぶん)9月23日〜10月7日頃
日の出から日没までの昼と、日没から日の出までの夜の長さがほぼ同じになります。
中秋の名月や彼岸花や金木犀などもキレイな時期で、稲刈りが進み、風景もぐっと秋を感じるようになります。
(写真:金木犀)
《食養生の考え方》
秋は「肺」の乾燥にも注意:
秋になると空気が乾燥するので、皮膚、鼻、のど等も乾燥し、皮膚病や呼吸器の症状も悪化しやすくなります。
特にこの季節は肺をいたわるのが大事です。呼吸をゆっくり、深くし、意識して胸を張ったほうが、肺が広がり、健康になります。
粘膜や皮膚の粘膜が弱いと、気管支や鼻の不調につながります。
鼻洗浄もおすすめです。
お湯が体温と同じ温度、塩分濃度を1%にして、朝晩、鼻洗浄すると、すっきりします。
高齢の人はとくに体内の潤いが不足しがちになり、乾燥症状も出やすくなります。
日頃から健康を保つよう心がけましょう。
《おすすめ食材》
牛蒡
食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富。
便秘の解消、整腸、動脈硬化やガンの予防などに効果があります。
体内の余分な熱を取り除き、口の渇きや熱のある腫物、吹き出物を改善する効果もあります。
生姜
風邪の初期などに、しょうが湯を飲んで、寒さを追い出したり、
食欲増進、食中毒予防などが「生しょうが」の薬効としてあります。
「加熱したしょうが」は、体の中心からじんわり温めてくれるので、冷え性を根本から改善してくれます。
胃腸の血流も良くなるので慢性的な胃腸の弱りにもおすすめです。