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年齢を重ねると言う事
年齢を重ねると言う事は楽しいことです。
幼いころ、世の中は暗く一人では歩いていけない不安な感じでした。
小学生の頃は友達が出来、少しずつ世の中に出て行きました。
中学に入って校長先生から「皆さんは紳士淑女ですから」と言われて
急に世の中が明るく見え、しっかりしようと思い始めました。
20代30代は無我夢中。
50代になって世の中が見え始め、怖いものが減ってきました。
60代になり、若いときに怖いと思っていた中高年の男性も、
弟と同じような年齢だと思えば怖くなくなり、姉さんの気分になりました。
70代、世の中がよく見えて、逆に自分の未熟がよくわかり、
もっともっと勉強しなければ、という気分になりました。
70代になれば料理も上手、なんでもわかっているようになる、と思っていたのが
間違い、とわかりました。
あの世も少し理解して、懐かしい人たちがおしゃべりしながら集う姿も
目に浮かぶようになりました。
写真:近所の寿司屋さんで。
「笑顔でいると気持ちも鯖鯖する」
字は昔NHK今日の料理でも人気の料理家、近所に住む、もたい健治さん