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アトピーで死のうと思った娘を、思いとどまらせた母の言葉
アトピーが煎じ薬でとても良くなったお客様からのメールです。
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いつもお世話になっております。
アトピーはつらいですが、自分の身体と向き合いなさい、
という信号だと思うようにしています。
そう思えるようになったのは、亡くなった母のおかげです。
30歳のころ、ステロイドのリバウンドの症状が全身に出る状態が
何年も続き、辛くて、ある日、ついに死を決意して、
最期に田舎にいる母の声を聞こうと電話をかけました。
すると、いつも優しく慰めていてくれていた母が
「おまえがアトピーになってよかったと思っている」
と言いました。驚きました。
母は「おまえは苦労したことがないので、実はあとに残して死ぬのが心配だった。
アトピーは本当に大変そうだが、神様がおまえに与えた
初めての試練で、きっとおまえにとって必要なことだと思う。
おまえは赤ちゃんの時から内臓の強い子だったからきっと治る。
どうかその辛さに耐えて見せてほしい。
そうしたら安心して先に死ねるから」
と言われました。
人並の苦労はしたと思っていたので、本当に驚きました。
同時に、うちは父が早くに亡くなっていたので、
一人残った母を心配させてはいけない、
悲しませてはいけないと思い、死のうという気持ちは吹っ飛びました。
アトピーで人生の範囲が狭められたと思うと悔しいので、
アトピーになってよかったことも数えるようにしています。
睡眠や食事に気を付けるようになったこと、
嫌な付き合いはきっぱり断れるようになったこと、
病気の人の気持ちが少しは分かるようになったこと……。
あの30歳のころに比べれば、嘘のように改善していますので、
人間の身体は偉大だなあと実感します。
今後も自分の体質の弱さに向き合って少しずつ治していきたいと
思っていますので、ご指導よろしくお願いいたします。
(余談で失礼しました)。
植松光子より
後日この方が来店されたとき、
「私なんであんなことメール、しちゃったのかしら。
きっとウエマツ薬局のみなさんが、あんまり優しくて、
つい母のことを思い出してしまったみたい」
とおっしゃいました。
今アトピーで苦しんでいらっしゃるかた、
きっとこのようにいつか元気になりますよ。
国際中医師 薬剤師 植松光子
写真:蓮の花は泥水の中で美しい花を咲かせます。
苦しいことがあっても、人生の華を咲かせる力を
誰でも持っていますよ。
<撮影:埼玉、森林公園にて>