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「季節の養生~秋の養生編~」
薬剤師の飯沼です。
今週は大型台風が関東を直撃し、千葉では停電が長引いていますね。
一刻も早い復旧を願うばかりです。
さて、9/13は中秋の名月でおなじみの中秋節、ということで
今回の写真は、お店の2階のトイレにあったお月見の飾りです。
今回は秋の養生法について書こうと思います。
秋になると気温が下がり始め、空気は乾燥してきます。
また実りと収穫の季節でもあります。
中国の古典には
「季節の特徴に従い、早寝早起きし、
身体の陽気を収め、気持ちを穏やかに安定させて
肺の機能を良く維持させていく。
これが秋のよい養生方法である。」
と記載があります。
秋の養生法のポイントは「うるおして、やしなう」です。
中医学では乾燥を燥邪といい、肺を傷つけるため、
のどが渇く、咳が出る、痰がだしにくいなどの症状がでます。
また、潤いを消耗してしまうため、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなり、
風邪をひきやすく、便秘などにもなりやすくなります。
乾燥対策として
枇杷や梨、ブドウなどの果物、ゴマや松の実などの
木の実や種、白きくらげなどがおすすめです。
また秋は「悲しみの季節」であり
気分が落ち込みやすいと言われています。
運動やスポーツ観戦 映画鑑賞や観劇
気の合う友人との食事などで心をポジティブに切り替え、
楽しむようにしましょう。
旬の美味しいものを贅沢に食べるのも
この時期におすすめの立派な養生法ですね。
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サラダ、みそ汁、デザートなどに、気軽に取り入れられます。
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