陰部 | 肛門 膣のかゆみがよくなり、眠れる喜びを味わっています

さいたま市　60歳　女性

☆今までの経緯とウエマツ薬局にいらしたきっかけ

若い時より、陰部の痒みがあり、自己判断で家にあったステロイド使用。

良くないであろうと思い始め、皮膚科受診。脱ステロイドの先生でした。

10数年、飲み薬塗り薬と試行錯誤を繰り返すも結果に繋がらず痒みで夜も眠れず、

眠りに付く事が怖くなってさえしまったのです。

掻き続ける事により、範囲も拡がり悪化の一途をたどり、このままではマズイ!!　となす術もなく、

漢方を試してみたいと相談したところ、ウエマツ薬局を紹介して頂きました。

☆漢方薬を飲んで変わったところ、良かったところ

飲み始めて6年半経ちましたが、痒みに対してはもちろんですが、

その時々の状態に合わせて漢方薬の調合を変えて下さり、体調維持ができているのかな、と感じます。

又、自己治癒力も高まってきているのかな、と思います。

☆今の状況は

脱ステロイドの先生は卒業し、別の皮膚科受診。

そこで飲み薬と合わせ結局はステロイドを短期間使用。

一か月過ぎた頃から劇的に痒みが良くなったのです。自分でも信じられません!!

眠る事への恐怖心も無くなり、痒みで目が覚める事もほぼ無くなりました。

まだ痒みはありますが、確実に良くなっています。

このまま再発が起こらないよう祈るばかりです。

☆悩んでいる方にひとこと

即効性が無い事は承知していましたが、正直途中心折れる状態になったこともあります。

西洋、東洋と並行しての療法ではありましたが、漢方薬なくしては結果に繋がらなかったと思います。

人生このままの状態で終わってしまうのかと悲観しておりましたが、

希望を捨てずに継続してきて本当に良かったと思っています。

☆先生からのコメント

発病当初ステロイド軟膏を使って逆に悪化しました。

その後、脱ステロイドを皮膚科医から指導を１０年間受けてきました。

当薬局にいらしたときはかゆみが止まらず眠れない日々が続いていました。

患部はかきむしることで固く盛り上がり、漢方薬もなかなか効果が出ませんでした。

夜昼痒みがひどく、ご家族も大変ですし、本人もつらい人生になってしまうだろうと心配しました。

ステロイド軟膏を少し使うようお話しをしましたが、

初めのころステロイド軟膏で悪化した経験があるので、なかなか踏み切れないようでした。

今の時代では、激しい痒みにはステロイド軟膏は一番効き目が強いのです。

漢方薬を期待してくださるのはありがたいですが、漢方の役割は体質改善です。

ステロイド軟膏は消防自動車、漢方は再発しない丈夫な肌をつくる大工さんと同じ。

火事になったらとりあえず消防自動車の力を借りましょう、とお話しし、やっと使いはじめました。

そして半年、かゆみも収まり掻きむしらなくなって、ステロイド軟膏も使わなくても済むようになりました。

こんなに早くステロイド軟膏を使わないですむようになったのは漢方薬を飲んでいたからです。

痒みには即効性がなくても、ちゃんと水面下で体質と肌を丈夫にしていたのです。

今はあんなにひどかったかゆみは楽になり、眠れる喜びを味わっておられます。

漢方薬は弱い胃腸を立て直す処方に変わって、これからが本当の体質改善になっていきます。

私も何とかこの方を痒み地獄から救ってあげたいと思って処方を色々と考えていましたので、

本当にうれしく思っています。

国際中医師　薬剤師　植松光子

（掲載許可を頂いています）